▼フィッシュベル
アイラ「それじゃ　わたしの荷物は
　　そうびしてるもの以外は
　　ふくろに　入れておくわね。

アイラ「みんな　わたしの分まで
　　がんばって　戦ってね。
アイラ「わたしたち一族の　長年の夢を
　　あんなふうに　利用するなんて
　　許せないもの！

アイラ「どうも　ここにいるのは
　　落ち着かないわね。
　　ねえ　わたしも　つれてってよ。
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
アイラ「あっ　でも　このままじゃ　　　　　　アイラ「そう……残念だわ。
　　人数多すぎるわね。　　　　　　　　　　　　　一族のためにも　わたしの手で
　　だれか　のこってもらわなきゃ。　　　　　　　魔王を　倒したかったんだけど…。
アイラ「ねえ　だれを　のこしていくの？

アイラ「わかったわ。　マリベルを
　　のこして　わたしが　かわりに
　　いっしょに　行けばいいのね？
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
アイラ「マリベル　悪いわね。　　　　　　　　アイラ「そう……残念だわ。
　　でも　後のことは　わたしに　　　　　　　　　一族のためにも　わたしの手で
　　まかせておいて。　　　　　　　　　　　　　　魔王を　倒したかったんだけど…。

アイラ「なんだか　いいわね。
　　お互いのことを　わかりあってる
　　夫婦って　感じでさ。

▼グランエスタード城下町
アイラ「どうしたの　アルス？
　　寄り道してないで　はやく
　　魔王の城に　のりこみましょうよ。

アイラ「わたしは　ホンダラさんなら
　　無事だと思うわよ。
アイラ「だって　あの人
　　ころんでも　タダでは起きないって
　　タイプじゃない。

アイラ「たしかに　他人の目から
　　見たら　無謀な戦いに
　　見えるのかもね。
アイラ「でも　わたしは
　　アルスたちといっしょなら
　　きっと勝てるって　信じてるわ。

▼グランエスタード城
アイラ「魔王の城に　行く前に
　　王さまに　あいさつでも
　　していくの？
アイラ「そうね　それもいいわね。
　　これが　最後の戦いですもの。

アイラ「あの昔話も　魔王が
　　自分を　神といつわるために
　　流したのかもしれないわね。

アイラ「人々の　そぼくな信仰心を
　　利用するなんて　やっぱり
　　魔王は　許せないわ。

アイラ「この占い　いったい
　　どういう意味なのかしらね？
アイラ「……まあ　悩んでいても
　　しょうがないし　とりあえず
　　魔王の城へ　行ってみましょうよ。

アイラ「リーサ姫……
　　もったいない　お言葉ですが
　　それは　できません。
アイラ「魔王は　わが一族の
　　悲願である　神の復活の儀式を
　　けがしました。
アイラ「ユバールの民として　それを
　　許すわけにはいかないのです。

アイラ「それに　わたしには
　　わたしを　信頼し
　　共に戦ってくれる　仲間がいます。
アイラ「彼らだけを　戦わせ　自分は
　　安全な城に　こもっているなど
　　わたしには　できません。
アイラ「リーサ姫。
　　どうか　このわたしのワガママを
　　許してください。

アイラ「それは　お約束しますわ。
　　ご安心ください。　ユバールの民は
　　決して　約束をたがえませんから。

アイラ「わたしみたいな
　　よそ者を　本当の姉のように
　　したってくれるなんて……。
アイラ「姫との約束……
　　これで　守らなかったら
　　バチがあたるってもんね。

アイラ「ご安心ください。
　　ユバールの民は　決して
　　約束を　たがえませんから。

アイラ「王さまが　言ってたとおり
　　わたしも　アルスには
　　不思議なチカラが　あると思うな。
アイラ「それも　その手に宿った
　　水の紋章のチカラなのかしらね？

▼ウッドパルナ(現代)
アイラ「わたしたちは
　　旅が長いから　いいけど……
アイラ「普通の村の人たちは
　　どんなに　弱い魔物でも
　　やっぱり　恐ろしいわよね。

アイラ「アルス　わたしたち
　　もう　あとには　ひけないわね。
アイラ「世界中の人たちが
　　わたしたちのこと
　　信じてくれるんだもの。

▼カラーストーン採掘所(現代)
アイラ「鉱山の男といえども
　　相手が魔王じゃあ　手も足も
　　出ないってところかしら？
アイラ「アルス　わたしたち
　　もっと　急いだ方がいいのかも
　　しれないわね。

▼エンゴウ(現代)
アイラ「わたしたちが　魔王を
　　たおすしか　道はないってわけね。
　　いいわ　やってあげようじやない！

アイラ「最後の戦いの前に
　　身体を　清めるのも
　　いいかもしれないわね。

アイラ「……。

アイラ「神さまのたすけも
　　精霊さまのたすけも　もう
　　ないのかも　しれないわ……。

アイラ「神さまは　わたしたちの
　　心の中に　いつだって　いるのよ。
　　それを忘れちゃダメよ　アルス。

▼炎の山(現代)
アイラ「そうか　あの人は
　　魔王のこと　知らないのね。

▼オルフィー(現代)
アイラ「ふう。
　　どこの町にも　おもくるしい空気が
　　ただよっているわ……。

アイラ「そうよね……。
　　普通の人なら　みんなこうやって
　　あきらめちゃうかも　しれないわね。

アイラ「この町での　白いオオカミって
　　まるで神のような　存在なのね。

アイラ「大丈夫よ。
　　みんなで守れば　町の中には
　　魔物は　来ないわよ！

アイラ「みんなを　ここまで
　　不安に　落とし入れる　魔王……。
　　許せないわね！

アイラ「大丈夫！
　　世界は　終わらない。
　　あきらめちゃだめよ！

アイラ「わかったわ　ぼうや。
　　わたしが　白いオオカミさんに
　　伝えて　あげるからね！

▼神の山(現代)
アイラ「気をつけて　アルス！
　　この洞くつの　魔物の気配は
　　かなりのものよ！

アイラ「ひょっとして　その人が
　　話に聞いてた　まもの君？
　　ホントだわ　信じられないわね！

▼ブルジオの屋敷
アイラ「お屋敷も　見た感じでは
　　魔王が　あらわれるまえと
　　たいした変化が　ないようね。

アイラ「ああ……おそれていたことが
　　ついに　おこってしまったわ。
アイラ「人々が　絶望するまえに
　　はやく　魔王を倒さなくては。

アイラ「自分だけが　助かれば
　　それでいいだなんて　ひどいわ。
　　だけど　それ以上に……。
アイラ「ひとの心を　みにくく
　　ゆがめる　魔王を　これ以上
　　ほうっておけないわね。

▼フォーリッシュ(現代)
アイラ「すでに　魔王の手が
　　世界を　おびやかし始めたと
　　いうの！？

アイラ「ここままじゃ　いつか
　　ほかの町も…。
　　アルス　急ぎましょう！！

▼フォロッド城(現代)
アイラ「フォロッド王は　魔王に対して
　　戦いのじゅんびを　すすめて
　　いたようね。

▼メモリアリーフ(現代)
アイラ「見た目は　かわらないけど
　　人々の　すさんだ気持ちが
　　わたしに　伝わってくるわ……。

アイラ「ニセの英雄が　みんなの希望に
　　なってるなんて　意外ね。

アイラ「神への信仰を　捨てるなんて
　　それこそ　魔王の　おもうつぼよ。
アイラ「でも　みんながみんな
　　わたしたちみたいに強くない……。
アイラ「アルス　みんなのためにも
　　はやく　魔王を倒しましょう。

アイラ「たとえ　ユバールを
　　悪者だと　しんじこむ人が
　　いたとしても……。
アイラ「いちぞくの　ほこりにかけて
　　かならずや　ユバールのめいよを
　　回復させてみせるわ。

▼廃虚(グリンフレーク跡)
アイラ「はやく　魔王を倒さないと
　　世界中の町が　ここみたいな
　　廃虚になってしまうわ。

▼ダーマ神殿(現代)
アイラ「こういう　非常時にこそ
　　日ごろの　修業の成果が
　　ためされるってわけね。

▼旅の宿(現代)
アイラ「魔王は　もちろんだけれど
　　ふつうの人々には　身近な
　　魔物のほうが　恐ろしいかもね。

▼山賊のアジト
アイラ「ねえ　アルス。
　　こんなとこに　いったい
　　なんの用が　あるっていうの？

アイラ「わたしも　エテポンゲさんに
　　とっても　よく似た魔物と
　　戦ったことがある気がするわ。

▼メザレ
アイラ「魔王が　あらわれたのに
　　こんなふうに　おちついた村も
　　ちょっと　めずらしいわね。
アイラ「ちょうど　ニセの英雄が
　　村人の　心のよりどころに
　　なってるからかしら。

アイラ「見てくれは　良くても
　　ユバールじゃ　なさけない男は
　　女に相手にされないのよ。

アイラ「いつまで　ニセの英雄が
　　村人の　希望でいられるか
　　わかったもんじゃないわ。
アイラ「みんなが　希望を失う前に
　　いそいで　魔王を倒さなくては。

▼砂漠の城(現代)
アイラ「女王さまに　大地の精霊。
　　心のささえがあれば　苦しくても
　　やっていけるんじゃないかしら。

アイラ「女王さま　元気そうね。
　　逆に　こっちが
　　はげまされちゃった　みたい。

アイラ「死んでいった　人たちだって
　　平和な世界を　望んでいたわ。
　　きっと　ね。

▼小さなオアシス
アイラ「ここは　精霊が目ざめた
　　聖なる場所ですもの。
　　人が　集まるのも　わかるわ。

▼砂漠の村(現代)
アイラ「村を守るだけで　みんなは
　　せいいっぱいだわ。
アイラ「わざわいの元　魔王を
　　倒すことができるのは
　　わたしたちだけよ　アルス。

アイラ「アルス　あなたしだいで
　　世界が　どうなるか決まるのね。
　　あなたの　勇気しだいで……。

アイラ「信じてくれる　人がいると
　　それだけで　チカラがわいてくる。
　　がんばりましょう　アルス。

アイラ「……やれやれ。

アイラ「気持ちだけ　ありがたく
　　いただいときましょ　アルス。

▼大地の精霊像(現代)
アイラ「精霊たちが　いなければ
　　世界中の人々は　魔王にだまされた
　　ままだった。感謝しなきゃね。

▼クレージュ(現代)
アイラ「ここは　まだ無事みたいね。
　　でも　はやく　魔王を倒さなくちゃ
　　どうなるか　わかんないわよ。

アイラ「世界がこんなことになって
　　ますます　はんじょうしてるのね。
　　……でも　いいのかしら？

▼世界樹(現代)
アイラ「どうやら　世界樹のところまで
　　ひなんしてきた人たちが
　　いるみたいね。

▼リートルード(現代)
アイラ「さすがの　芸術の都も
　　暗いふんいきに　しずんでるわね。
　　今は　世界中　こんな感じだわ。

アイラ「ねえ　アルス。こんな連中
　　相手にしてないで　わたしたちは
　　やるべきことを　やりましょうよ。

▼バロックの橋(現代)
アイラ「やっぱり　こんな時だもの
　　旅をしてるのなんて　わたしたち
　　くらいのものみたいね。

アイラ「アルス。
　　こんなところで　お茶なんか
　　飲んでる　場合じゃないでしょ！
アイラ「はやく　魔王を
　　なんとかしなきゃ！

▼ハーメリア(現代)
アイラ「この町は　まだ
　　無事のようね。
このまま　魔王を　ほおっておいたら
　　どうなるか　わかんないけど……。

アイラ「そんなこと言われたくらいで
　　あきらめるもんですか。
アイラ「神さまの復活のために
　　戦ってきた　一族のためにも
　　この戦い　負けられないわ！

アイラ「なんだか　きものすわった
　　おばあさんね。
アイラ「世界中の人が　あんな風に
　　魔王をおそれなければ　きっと
　　大きなチカラになるのに……。

▼山奥の塔(現代)
アイラ「アルス。
　　こんな塔に　いまさら
　　なんの用があるっていうの？

▼ほこらの教会(現代)
アイラ「教会だけに　聖なるチカラで
　　魔物から　守られてるのかしらね？

▼メダル王の城
アイラ「ここだって　いつ狙われるか
　　わかったものじゃ　ないわね。
　　大丈夫かしら。

アイラ「スライムたちも
　　魔王のことが　恐いんだわ……。
アイラ「ひょっとしたら　魔王の恐さを
　　いちばん良く　知っているのは
　　この子たちなのかも　しれないわね。

▼プロビナ(現代)
アイラ「みんなの　夢や暮らしを
　　つぶそうとする　魔王……。
　　この　わたしが　ゆるさないわ！

アイラ「やることは　やりながらも
　　みんなの心の中は　不安だらけ。
アイラ「アルス！
　　いっときも　早く
　　魔王を　たおさなっくちゃ！

アイラ「わたしたちのことかな。
　　だったら　うれしいけど
　　責任重大だね！

アイラ「なんか　悲しいね。
　　やるせないね　アルス。
　　どうしたら　いいんだろ。

アイラ「早く　なんとかしないと
　　人々の不安が　大きくなるばかり。
　　もたもたしては　いられないわね！

アイラ「いかに　魔王でも
　　子供たちの　元気までは
　　うばえないようね。

アイラ「魔王が　向こうから
　　やって来てくれるなら
　　そんな楽な　ことはないわ。
アイラ「飛んで火に入る　夏の虫
　　って　いうやつね！

アイラ「さすがの　わたしも
　　オムレツに　カラシは
　　入れなかったわね……。

アイラ「やっぱり　人々のダメージは
　　思ったより　大きいわ。
　　完全に　あきらめちゃってるものね。

アイラ「みんなを　これ以上
　　不安にしちゃ　いけないわ。
　　そうでしょ　アルス！

アイラ「わたしも　ドレスを着て
　　ダンスパーティーとかに
　　出てみたいな。
アイラ「でも　それには　まず
　　魔王を　倒さなくちゃ。
　　女らしくするのは　そのあとね！

アイラ「あらあら　こんなときでも
　　元気な　おじいちゃんだこと。
　　ふふふ。たのもしいわね。

アイラ「魔物なら　いくらいても
　　オッケーだよね。
アイラ「ふふふ。
　　うでが　なるわね！

▼プロビナ山の教会(現代)
アイラ「神がいないことが　わかって
　　みんなの　心の支えが
　　なくなってしまっている……。
アイラ「早く　不安のもとを
　　絶たなくちゃね　アルス！

アイラ「むかし　あの神ですら
　　敗れたのだとすれば……
アイラ「私たちの　戦う相手は
　　恐ろしい　チカラを
　　持っているってことね！

アイラ「毎日　祈っているなんて
　　えらいわね。
　　きっと　坊やの祈りは　通じるわよ！

▼ルーメン(現代)
アイラ「なんだか　町じゅうが
　　しずまりかえっちゃって……。
　　これじゃ　まるで死んだ町だわ。

アイラ「わたしたちユバールの
　　悲願である　復活の儀式が
　　魔王に　利用されるなんて……。
アイラ「……くやしいわ。

アイラ「あの人って　別居中の
　　ご主人のことかしら？

アイラ「でかいことか……そうね。
　　これは　絶対に　やりとげなきゃ
　　いけないことなんだわ。

▼マーディラス城下町(現代)
アイラ「ここには　まだ魔物たちは
　　現れていないようね。よかった。

アイラ「たしかに　踊ってると
　　よけいな事を　忘れられるの。
アイラ「いらだち　おそれ
　　悲しみ　怒り……みんなみんな
　　踊れば　どこかへ消えてしまうわ。

アイラ「いっしょなのは　いいけど
　　歌うのは……ちょっと。
　　アルス　止めてあげたら？

アイラ「伝説の　弾き手ならば
　　魔物くらい　トゥーラで
　　けちらせるはずよ。
アイラ「だいじょうぶ　きっと
　　どこかで　道草くってるだけよ。

▼マーディラス城(現代)
アイラ「いくら　お姫さまでも
　　こういう時は　不安なはずよ。
　　会いに行って　あげましょうよ。

アイラ「……よかった　お姫さまが
　　ついてくるって　言いださなくて。
　　ひやあせ　かいちゃったわ。

アイラ「魔王がこわいってのは
　　口実で　じつはお金が
　　なかったりしてね。

▼大神殿(現代)
アイラ「神さまは　きっとどこかで
　　わたしたちを　見守っていて
　　くれるわよね　アルス。

▼聖風の谷(現代)
アイラ「セファーナさんが　谷に
　　もどっているなら　この地は
　　何の心配も　いらないわね。
アイラ「アルス。
　　わたしたちの　すべきことは
　　あと　たったの　ひとつね。

▼始祖たちの村
アイラ「アルス。
　　今は　ここに来ている場合じゃ
　　ないはずよ。
アイラ「族長さんの　言うとおり
　　覚悟を決めて。アルス。

▼レブレサック(現代)
アイラ「外には　誰もいないのに
　　じーっと　見られてる気がする。
　　なんだか　気味が悪いわ。

アイラ「旅人が　魔物の化身　か。
　　そう　思いこむことで
　　身を守っているのね。

アイラ「村の人の　気持ちも
　　わからないわけじゃないけど
　　ちょっと　やりすぎよね。

アイラ「……まあ　しょうがないよね。
　　誰だって　魔物はこわいもの。

アイラ「子供たちだけでも　希望を
　　失わなければ　だいじょうぶ。
　　わたしは　そう思うわ。

アイラ「きっと　平和になれば
　　元の　明るい村に戻るわよね
　　アルス。

▼コスタール(現代)
アイラ「アルス……。
　　今は　カジノで遊ぶより　先に
　　やるべきことが　あるんじゃない？

アイラ「いくら　眠っていたところで
　　今のこの現実は　変わらないわ。
アイラ「ねえ　アルス。
　　わたしたちは　この現実を
　　変えるべく　努力しましょうよ。

アイラ「遠くへ　にげるって　いったい
　　どこへ　にげるつもりかしら？
アイラ「世界中の全てが　魔王という
　　危機に　さらされているのに……。

アイラ「パ〜ッと　忘れてる場合じゃ
　　ないと　思うんだけど……。

▼大灯台(現代)
アイラ「ここの　聖なる種火が
　　なかったら　わたしたち　いまだに
　　あの闇の世界に　いたのかしら？

▼ホビット族の洞窟(現代)
アイラ「ねえ　アルス。
　　いいかげん　魔王城に
　　向かいましょうよ。

アイラ「へえ。
　　コスタール王って　本当に
　　大した人だったのね。

アイラ「それじゃ　おちゃらけた王さまに
　　もどっていただくために
　　わたしたちも　戦いましょうか！

▼謎のほこら
アイラ「神さまのチカラ……。
　　こんなときだけど　わたしは
　　信じてるわ……。
アイラ「神さまは　きっと　いる。
　　どこかで　わたしたちを
　　守ってくれてるって。

▼大滝の崖
アイラ「ああ　滝の水が　気持ちいいわ。
　　でも　のんびり　泳いでいる場合じゃ
　　ないしね……。

アイラ「身を　のりだすと　あぶないわ
　　アルス！　注意してね。

▼化石の発掘現場
アイラ「アルス。
　　ひょっとして　この先に
　　魔王がいるとか　思ってない？
アイラ「魔王なら　神の城よ。
　　精霊たちのチカラを
　　見てなかったの？

▼天上の神殿
アイラ「もし　わたしたちが
　　魔王を　倒すことが　できたら。
アイラ「この神殿の　人たちも
　　地上で　暮らすことが
　　できるのかしら。

アイラ「神の　復活の儀式は
　　すべて　定められたとおり
　　行われたわ。
アイラ「だから　もしかしたら……。
　　ううん　なんでもないわ。

アイラ「あの人の　祈りを
　　ムダにしちゃ　いけないわ。
アイラ「アルス　できるかぎり
　　がんばってみましょう。

▼海賊船
アイラ「アルス。彼らは
　　彼ら自身の　戦いを始めているわ。
アイラ「わたしたちも　自分自身にしか
　　できない戦いを　始めましょう。

アイラ「シャークアイが
　　チカラになってくれるなら
　　これほど　心強いことはないわ。

アイラ「天罰……そうね。
　　神に変わって　わたしが　魔王に
　　天罰を　くだしてやるわ。

アイラ「それが　本当だとしたら
　　わたしたちは　魔王に
　　からかわれていたってことね……。
アイラ「……わたし　こんなに
　　ハラが立ったの　初めてだわ！

▼フィッシュベル
アイラ「アルス……
　　ボルカノさんが　助かって
　　よかったわね。

アイラ「本当は　マーレさんも
　　心配で　仕方なかったんでしょうね。

▼海底王の家
アイラ「ここは　どこなのかしら？
　　なんだか　ふしぎな場所ね。

アイラ「海底王なんて存在でも
　　眠ったりするものなのね。

アイラ「アニエスさん……。
　　どうか　彼女に　水の精霊さまの
　　おみちびきが　ありますように……。

アイラ「それじゃ　1年に1度
　　ふたりは　人間の姿で出会えるのね。
アイラ「海底王も　イキな　はからいを
　　するじゃない。

アイラ「海の底の畑で　魔物が
　　はたらいてるなんて　なんだか
　　みょうな光景ね。

▼海底都市(現代)
アイラ「魔王が復活したこと……
　　ここの魔物たちは
　　どう思ってるのかしらね？

アイラ「魔物が　必ずしも
　　魔王の復活を　のぞんでるわけじゃ
　　ないのね。
アイラ「ま　宝物も　もらえたし
　　あたしたちにとっては
　　ラッキーだったわね。

▼聖なる湖(現代)
アイラ「ここから　わたしたち
　　ユバールの歴史が
　　始まったのかもしれないわね。

▼サンゴの洞窟
アイラ「アルス　急ぎましょう。
　　いっこくも早く
　　魔王を　倒さなくっちゃ！