▼フィッシュベル(月日が流れて)
マリベル「アルス　平和って
　　とっても　たいくつなのねー。
マリベル「アルスたちと
　　いっしょに旅してた　あのころが
　　なつかしいわあ。
マリベル「パパの具合も
　　だいぶ　良くなったみたいだし
　　また　旅に出ようかなー。

マリベル「……すうすう……。
マリベル「……たいくつ……なのよう。
　　すう……すう……。

マリベル「どうしたのよ　アルス
　　なんか　さわがしいじゃない。
　　なにか　あったの？
マリベル「あっ！　なによ　あの船。
　　ふふん　ちょっと　おもしろそうね。
　　見に　いってみよっと！

マリベル「ふーん　これが
　　神の使いの　のってきた船ねー。
マリベル「ぜいたくだけど　ちょーっと
　　シュミが　わるいんじゃない？
　　あたしは　気に　いらないなあ。
マリベル「神の使いって人も
　　あんまり　カッコよさそうじゃ
　　ないみたいだしねー。
マリベル「アルスに　ついていこうと
　　思ったけど　今回は　いいや。

▼フィッシュベル(封印されて)
マリベル「この暗い空は　まさか……。
マリベル「アルス！　これって
　　この島も　今までのところみたいに
　　封印されちゃったってこと？
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
マリベル「やっぱり　そうなのね！　　　　　マリベル「そんなハズないわ！
　　どうしてよ　魔王を　やっつけて　　　　　　だって　このイヤな空は
　　神さまも　復活したんでしょ？　　　　　　　見おぼえ　あるものっ。
マリベル「だれが　封印なんてマネが　　　　マリベル「アルスだって　そうでしょ。
　　できるっていうのよ　ねえ？　　　　　　　　いくつも　同じような空を
　　あたし　ぜんぜん　わかんないよ。　　　　　見てきたじゃない！
マリベル「それとも　魔王以外に　　　　　　マリベル「これは　ぜったい
　　そんなことができる　悪いヤツが　　　　　　封印されちゃったに　ちがいないわ。
　　いるって　いうのかしら。　　　　　　　　　そうでしょ　アルス？
マリベル「とにかく　こうしちゃ　　　　　　【はい】
　　いられないわよ　アルス！　　　　　　　マリベル「やっぱり　そうなのね！
　　あたしも　いっしょに行くわよっ。　　　　　どうしてよ　魔王を　やっつけて
マリベル「パパたちのことは　　　　　　　　　　神さまも　復活したんでしょ？
　　心配だけど……　このまま　　　　　　　マリベル「だれが　封印なんてマネが
　　だまってなんか　いられないからね！　　　　できるっていうのよ　ねえ？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あたし　ぜんぜん　わかんないよ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　マリベル「それとも　魔王以外に
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そんなことができる　悪いヤツが
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いるって　いうのかしら。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　マリベル「とにかく　こうしちゃ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いられないわよ　アルス！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あたしも　いっしょに行くわよっ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　マリベル「パパたちのことは
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　心配だけど……　このまま
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だまってなんか　いられないからね！

マリベル「さあ　それじゃあ
　　すぐに　出発しましょ　アルス。

ガボ「マリベルが　いっしょに
　　来てくれて　オイラ　うれしいぞ！
マリベル「あら　かわいいこと
　　いうように　なったじゃない　ガボ。

マリベル「ほら　ぼーっとしてないで
　　さっさと　行くわよ　アルス！

＊「まあ　マリベル！
　　あなた　こんな大変なときに
　　どこへ　行こうっていのっ。
マリベル「こんなときだからこそ
　　あたしのチカラが　必要なのよ。
　　ママなら　わかってくれるでしょ？
＊「チカラって　あなた……。
　　女の子ひとりで　なにが
　　できると　いうの！？
マリベル「ひとりじゃないわ。
　　アルスたちも　いるもの。
＊「……しょうがないわね。
　　あなたは　いちど　いいだしたら
　　聞かない子だから。
＊「気をつけて　いってらっしゃい。
　　そして　かならず　元気に　ここへ
　　帰ってくること……　いいわね？
マリベル「はい！　ママ　ありがとう。

マリベル「なによ　アルス
　　あたしが　嫁に行こうが
　　どうしようが　関係ないでしょ！

ガボ「マリベルは　いまでも
　　じゅうぶん　たくましいぞ！
マリベル「なんですって！
　　聞き捨てならないわよ　ガボ！！

マリベル「なによ　アルス
　　そんな　悲しそうな目をして……。
マリベル「ボルカノおじさまが
　　死んじゃうわけ　ないじゃない！

＊「マリベルおじょうさま！
　　まさか　また　アルスと
　　いっしょに行く　おつもりだか？
マリベル「ええ　そうよ。
　　ママたちのこと　よろしくね。
＊「お気をつけ　なすってくだせえ。
　　アルス！　おじょうさまを
　　たのんだだよっ。

マリベル「あたしの家のことなら
　　心配しなくて　いいわよ　アルス。

マリベル「ねえ　アルス
　　この島の中は　とりあえず
　　ぜんぶ　しらべてみたの？
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
マリベル「そうね　あたしは　ここは　　　　マリベル「そうね　あたしは　ここは
　　ひとつ　初心にかえってみるのが　　　　　　ひとつ　初心にかえってみるのが
　　いいんじゃないかと　思うのよね。　　　　　いいんじゃないかと　思うのよね。
マリベル「ホラ　いちばん　はじめに　　　　マリベル「ホラ　いちばん　はじめに
　　あたしたちが　探険した神殿が　　　　　　　あたしたちが　探険した神殿が
　　村の北のほうに　あったじゃない？　　　　　村の北のほうに　あったじゃない？
マリベル「思えば　あそこが　　　　　　　　マリベル「思えば　あそこが
　　はじまりだったわけだから　きっと　　　　　はじまりだったわけだから　きっと
　　おわりも　あそこに　あるのよ。　　　　　　おわりも　あそこに　あるのよ。
マリベル「どう　アルス　　　　　　　　　　マリベル「どう　アルス
　　ちょっと　行ってみない？　　　　　　　　　ちょっと　行ってみない？

マリベル「なによ　アルスは
　　あたしの　いうことを聞いてれば
　　それで　いいの！

マリベル「ボルカノおじさま……。

マリベル「ヨハンて　この間
　　アルスが　いってた
　　トゥーラの使い手の　人よね。

マリベル「ねえねえ　アルス
　　神さまって　どんなだったの？
　　あたしたちを　たすけてくれるの？

マリベル「まさか　この島まで？
　　だって魔王は　やっつけたし
　　神さまも　復活したんでしょ！

▼グランエスタード城下町
マリベル「まったく　オルカったら
　　こんなときくらい　ビシッと
　　してくれても　いいのに！

マリベル「ホンダラさんのことだから
　　なにか　金もうけのニオイを
　　かぎつけたのね……。

マリベル「え？　ホンダラさん
　　神の城に　いたの！？
　　どうりで　どこにも　いないと……。

マリベル「神さまが　いたって
　　いなくたって　関係ないわ。
　　自分で　なんとかするから。

マリベル「夢なら　たしかに
　　楽でしょうけどね……。

マリベル「この島の人たちは
　　魔物なんて　ろくに見たことも
　　なかったのよね……。

▼グランエスタード城
マリベル「なに？　王さま
　　どうか　したの　アルス？
マリベル「……えっ　飛空石から
　　落ちたですって？
　　なんで　アルスは　無事なのよ！

マリベル「いざとなったら　お城の中に
　　みんなを　かくまってもらうのも
　　アリかもね　アルス。

▼謎の神殿
ア……
マリベル「あれ　今なにか
　　聞こえたかも……。

マリベル「あたし　耳には
　　自信あるんだけど……。

アル……
マリベル「やっぱり　なにか
　　聞こえたわ！

マリベル「うう……　やだなあ
　　こういうの……。

アルス……
マリベル「なに　今の声
　　あの像のほうから　聞こえたわ！

マリベル「アルス　はやく
　　あの像を　調べてみましょうよ！

マリベル「うーん　あの声
　　とっても　気になるわね……。

マリベル「なによ　アルス
　　こわいから　にげる気ね！

アルス……
マリベル「やっぱり　この像が
　　しゃべってるんだわっ。
アルス！　そこに　いるのは
アルスどので　ござるか！？
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
おおっ　アルスどのか！　　　　　　　　だれでもいい！
この像に　声を送っておいて　　　　　　アルスどのを　ここに　呼んできて
正解で　ござった。　　　　　　　　　　ほしいでござるよっ！
わしでござる！　メルビンでござるっ。
アルスどのに　つたえたいことが　　　　マリベル「あら　アルスにしては
あるでござるよっ。　　　　　　　　　　　　ずいぶんと　用心ぶかいわね。
マリベル「メルビンさん！？
　　よかったー　無事だったのね。
ガボ「メルビン　オラも　もちろん
　　元気だぞー。
アイラ「メルビン　そっちのほうは
　　今　どうなってるの？
アルスどのたちが
神の城を去ったあと　大変なことが
おこったでござる。
なんと神は　いくつかの地を
邪悪なものとして　この世界より
消し去ったのでござるよ！
グランエスタードも
その中に　ふくまれてござった。
わしは神に　おうかがいをたてたが
その席で　反逆者の汚名を
きせられてしまい……
今は遠い　コスタールの地に
身をかくしているのでござる。
そこから　聖戦士のチカラで
心話を使って　そちらに
声を　送っているでござるよ。
マリベル「そんな……　じゃあ
　　あたしたちは　いったい
　　どうすれば　いいっていうのよ！
わしも　今回のことは
なっとくが　いかないでござるから
いろいろと　しらべてみた。
この世には　精霊と呼ばれる
神に近い存在が　いるという話を
聞いたでござる。
その精霊ならば　神の真意が
わかるのではないかと　思うでござるよ。
マリベル「なるほど　じゃあ
　　その精霊を　さがしにいけば
　　いいってわけね。
精霊は　地水火風の四元素を
守護するらしいので　それに
ゆかりのある地を　さがすでござる。
わしのカンが　ただしければ
精霊は　神によって落とされた
そちらの地に　いるでござるよ。
わしは　わしで　精霊について
しらべてみるでござるよ。
なにかあったら　また
こちらから　声をかけるでござる。
むっ　人が来たでござるな。
では　これにて　ごめん！

マリベル「この島が　邪悪だなんて
　　そんなこと　あるわけがないわ。
　　そうでしょ　アルス！

マリベル「どうしたのよ！
　　これじゃ　他のところへ
　　行けないじゃない！

マリベル「やっぱり　ダメか……。
　　あっ　そういえば　ここには
　　旅のとびらも　あったっけ。
マリベル「あそこなら　もしかして
　　平気かなあ。

マリベル「ここの旅のとびらまで
　　つかえなくなってるなんて……。
アイラ「どうやら　わたしたち
　　この島に　とじこめられて
　　しまったみたいね。
ガボ「オラたちが　島から出るには
　　あの　まっくらな海を　わたるしか
　　ないのか？
どこからともなく
声が　ひびいてきた……
アルスどの　メルビンでござる。
聞こえるでござるか？
もしやと思うが　そちらの島から
ほかの地へ　とぶことが
できぬのでは　あるまいか？
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
島の神殿にあった　四つの旅の扉は　　　　いや　そんなはずは　ないでござる。
おそらくは　精霊のもとへと　　　　　　　島の神殿にあった　四つの旅の扉は
つながるもので　ござるのだろう。　　　　おそらくは　精霊のもとへと
マリベル「そういや　神殿の入り口の　　　つながるもので　ござるのだろう。
　　炎が　消えちゃってるけど
　　それのせいなのかな？
聞けば　その炎は　かつて
エンゴウから　もたらされた
聖なる炎だと　いうことでござる。
おそらくは　その炎が　消えたせいで
旅のとびらのチカラも　なくなって
しまったのでござろう。
そこで　わしの出番でござる。
なんと　このコスタールには
聖なる炎が　あるらしいのでござるよ！
それを　手にいれられれば
わしのチカラで　そちらへ
送ることが　できると思うでござる！
どうでござるか　アルスどの！
わしに　まかせてくれぬでござるか？
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
わかりもうした！　　　　　　　　　　　　しかし　ほかに　手だては
では　わしのカラダを　アルスどのに　　　ないでござるよ　アルスどの！
あずけるとするで　ござる。　　　　　　　どうでござるか　アルスどの！
たのんだでござるよ　アルスどの！　　　　わしに　まかせてくれぬでござるか？
ガボ「がんばれー　メルビン！
マリベル「メルビン
　　たのんだわよーっ。
アイラ「気をつけてね　メルビン。

どこからともなく
声が　ひびいてきた……
ガボ「メルビン　元気かー？
アイラ「メルビン？　どうやら
　　無事だったみたいね。
マリベル「どうだったの？
　　メルビン！
わしは　だいじょうぶでござる。
それより　ついに　聖なる種火を
手に入れたでござるよ。
さっそく　そちらへ送ってみるでござる。
しばらく　まつでござるよ！

どうでござるか　アルスどの！
炎は　ついたでござるか？
マリベル「ほら　アルス！
　　さっさと　確認しに行きましょ。

▼炎の山(現代)
マリベル「ほんとうだわ　火山が……。
　　どうりで　暑くないと　思ったわよ。

マリベル「アルス　とりあえず
　　エンゴウの村へ　行ってみましょ！
　　村の人たちが　心配だわ。

マリベル「なんですって　魔物が？
　　こりゃ　マズイわよ　アルス。
　　やっぱり　ここは　また……。

マリベル「メルビンの　いってた
　　精霊って　いったい　どこに
　　いるのかしらね。

▼エンゴウ(現代)
マリベル「武器を売っちゃ
　　いけないって　おふれも
　　こうなっちゃ　意味がないわね。

マリベル「たしかに　火山には
　　魔物は　いたけどさ。
マリベル「そこから　出てきたとは
　　かぎらないわよね　アルス。

マリベル「村の中まで　魔物が
　　入りこんで　くるなんて
　　ふつうじゃ　ないわよ！

(リザードマン戦)
マリベル「村の中まで　入ってくるなんて
　　こいつら　ふつうじゃないわよ！

マリベル「と　とにかく　今の状況を
　　村長さんに　知らせておいたほうが
　　いいんじゃない　アルス！

マリベル「アルス　まさかとは
　　思うけど　これって……。

【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
マリベル「にげるって　いってもねー。　　マリベル「アルス　こんなときまで
　　この村で　安全なところって　　　　　　　ウソつかなくったって　いいでしょ！
　　どこか　あるかしら。

マリベル「おばさんの　いうとおり
　　村長さんに　会ったほうが
　　よさそうよ　アルス。

マリベル「すけべ根性も　あそこまで
　　来れば　りっぱなものね……。

【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
マリベル「アルス　あんた　　　　　　　　マリベル「まあ　アルスに
　　ムリして　ウソついてなーい？　　　　　　わからなくて　当然ね。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あたしに　わからないんだもの！

マリベル「ほら　アルス
　　ボーっとしないで　村長さんは
　　この上よ！

マリベル「ねえ　アルス
　　占い師のおばあさん　つれてって
　　ほんとに　だいじょうぶ？

マリベル「神さまが　なんといおうと
　　あたしは　ぜったいに　タダじゃ
　　やられないわよ。

マリベル「アレって　なによ
　　気になるわねー。

マリベル「メルビンの話が　たしかなら
　　ここの他にも　落とされた地が
　　あるってことよね　アルス。

マリベル「あきれたわ……。

▼炎の山(現代)
マリベル「アルス　あたしたち
　　なんか　たのまれちゃったわよ。

マリベル「あーあ　また　この火山に
　　入ることに　なるなんて。

マリベル「あら　あの人
　　けっこう　じょうぶみたいね。

マリベル「うわー　なによ。
　　ここ　とても暑いじゃない！

マリベル「なによ　こんな　いいモノ
　　持ってるなら　あたしたちに
　　先にくれれば　いいのに。

マリベル「なに！？　今の声は。
　　もしかして　炎の精霊ってわけ？

マリベル「そ　そうね。
　　ちょっと　相手が悪いかも……。

(炎の精霊戦)
マリベル「こ　これが　精霊なの……。
　　あたしたち　こんなのに　ほんとに
　　勝てるの　アルス！？

マリベル「ふうーっ　なんとか
　　勝てたみたいね　やれやれだわ。

マリベル「ほんとに　精霊が
　　4人そろえば　この落ちた大地も
　　もとに　もどるんでしょうね？

▼エンゴウ(現代)
マリベル「パミラさんが　いてくれて
　　ほんとに　たすかったわね。
　　アルスより　役に立つかも。

マリベル「アルス　イルマさんにも
　　お礼　いっときなさいよ。

マリベル「そういえば　神さまは
　　いったい　なにを　してるのよ！
　　手をかしてくれても　いいのに！

マリベル「あたしは　えんりょ
　　しておくわ。

マリベル「あの戦士さん
　　ずーっと　飲んでなかった？

マリベル「フィッシュベルの
　　みんなは　だいじょうぶかな……。

マリベル「精霊を全員　復活
　　させなきゃ　ならないのかあ……。

▼フィッシュベル
マリベル「また　神の使いの船が
　　来たってんじゃ　ないでしょうね。

マリベル「うちの船より　デカイなんて
　　ちょっと　なまいきよね！

マリベル「暗いから　きっと
　　みんな　おびえるのよね。

マリベル「ふふふ　いよいよ
　　このマリベルさまが　船出する時が
　　来たのねー！

▼海賊船
＊「アルス……起きて。
　　アルス……。

マリベル「ちょっと　アルス
　　起きてったら！

マリベル「なんだか　ずいぶん
　　うなされてた　みたいだけど
　　大丈夫？
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
マリベル「まったく　むかつく連中よね！　　マリベル「まったく　むかつく連中よね！
　　あたしたちを　海に　　　　　　　　　　　　あたしたちを　海に
　　つき落とすなんて……。　　　　　　　　　　つき落とすなんて……。
マリベル「でも　助けられて　ここに　　　　マリベル「でも　助けられて　ここに
　　寝かされてたってことは　　　　　　　　　　寝かされてたってことは
　　悪気は　なかったのかしら？　　　　　　　　悪気は　なかったのかしら？

マリベル「海賊って言うから　もっと
　　ガラの悪い連中かと　思ったけど
　　けっこう　いい人たちみたいね。

マリベル「ホントに　いったい
　　どういうことなのよ？
　　アルス　説明しなさいよ。

マリベル「ええっ　あのシャークアイが
　　アルスに　似てたんですってぇ？
マリベル「それって　なんかショックだわ！

マリベル「へえ。
　　海賊の総領が　ネコ好きだなんて
　　ちょっと　意外ね。
マリベル「でも　それなら
　　あたしとも　気が合いそうだわ。

マリベル「ふ〜ん。
　　あれ？　でも　あの紋章
　　どこかで　見たことがあるわね。
マリベル「あっ　そうか！
　　アルスのウデのアザに
　　似てるんだわ。
マリベル「ふ〜ん。偶然てあるのねえ。

マリベル「わざわざ　大げさな道まで
　　作って　みちびいたんだもの
　　そりゃあ　何かあるんでしょうね。

マリベル「何かの　まちがい……
　　それで　闇に　落されたんじゃ
　　たまんないわよ！

マリベル「たしかに　このマリベルさまの
　　生まれた島を　闇に落とすなんて
　　うさんくさいにも　程があるわ。

マリベル「伝説の楽園ねえ。
　　たしかに　こんな事になるまでは
　　平和なとこだったけど……。
マリベル「でも　なんにもなくて
　　たいくつな島だったわよね。

マリベル「ラッキー！
　　やっぱり　ネコって　かわいいわね。

マリベル「へえ。
　　シャークアイって　気前もいいのね。

マリベル「まあ　たしかに
　　シャークアイって　シブくて
　　ちょっと　いい男よね。

▼ダーマ神殿(現代)
マリベル「うーん　いないわねえ。
　　ほんとに　炎の精霊は
　　ダーマに来てんのかしら？
マリベル「ためしに　あんたが
　　大声で呼んでみなさいよ。
　　そしたら　姿をみせるかもよ。

マリベル「これって　どういうことよ。
　　なんで　あたしたちの世界が
　　闇に閉ざされなきゃなんないの。

マリベル「みんな　不安だから
　　こぞって　安全そうなダーマに
　　ひなんして来たって　感じがするわ。

マリベル「イヤなものを見たわ。
　　恐いのは　みんな同じなのに
　　やつあたりなんて　サイテーね。

マリベル「あたしたちの時代の
　　ダーマの親衛隊って　カッコばっかで
　　てんで　頼りにならないみたいね。

マリベル「おじいさんが　ギャルに
　　なったとして　おばあさんと
　　いったい　何をするのかしら？
マリベル「ううっ　ヤダヤダ。
　　へんな想像しちゃったわ。

マリベル「もう！
　　山賊なんか　ほっときなさいよ。

▼廃虚(ダーマ南)
マリベル「アルスってさ　ほんとは
　　山賊に　あこがれてるんじゃない？
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
マリベル「うわっ　よしてよね。　　　　　　マリベル「だったら　あんまり
　　あんたが山賊になったら　　　　　　　　　　山賊に話しかけないでよ。
　　あんたと絶交するから。

▼山賊のアジト
マリベル「ここまで来たんだから
　　もう　何も言わないわ。
　　だけど……。
マリベル「山賊に　話しかけるたびに
　　あたしの　あんたに対する好意が
　　下がることを　覚えときなさいよ！

マリベル「あたしに話しかけないで。

▼旅の宿(現代)
マリベル「聞いてる　こっちが
　　気の毒になるほど　みんな
　　魔物を恐がってるのね。

▼海賊船
マリベル「神のしわざじゃないなら
　　いったい　誰だってのよ！

マリベル「こんな大きな船が
　　あたしたちの　思い通りに
　　動いてくれるなんて　気分いいわね。

▼グランエスタード城下町
マリベル「魔物は　町には
　　入ってこないみたいだけど
　　ほっといて　平気かしらね。

マリベル「あの神さまってさ
　　ちょっと　あやしくない？
マリベル「だって　どう考えたって
　　この島が　落されるなんて
　　納得できないわよ！

マリベル「そりゃ　そうよね。
　　炎の精霊の作った　明かり
　　ですもんね。

マリベル「やれやれ　こんなときでも
　　女の子のこと　考えてるなんて
　　見下げはてた　男ねー　オルカって。

マリベル「そうそう　だって
　　この暗闇を　とりはらったのは
　　あたしたち　だもんねー。

マリベル「あら　けっこう
　　ホンダラさんの　心配してる人
　　いるのね。

▼グランエスタード西の岸壁
マリベル「ふふん　このマリベルさまの
　　手にかかれば　このくらい朝飯前よ。

▼グランエスタード城
マリベル「あの王さまが　カンタンに
　　死んじゃったり　するわけ
　　ないじゃない　アルス。

マリベル「ほんと　このマリベルさまが
　　いなかったら　この世界は
　　どうなって　いたのかしらねー。

マリベル「まったく　キーファったら
　　こんな　かわいい妹を　置いて
　　行っちゃうんだから……。

▼フィールド(砂漠の城)
マリベル「忘れるもんですか。
　　この　いまいましい　暗い空。
　　砂漠は　ふたたび封印されたのよ。

▼砂漠の村(現代)
マリベル「みんな　家にとじこもって
　　魔物が　いなくなるのを
　　待とうっての？　いくじなし。

マリベル「村は　まだ無事なのに
　　お城が　おそわれただなんて。
　　どういうことなの？

マリベル「ネコは　のん気でいいわね。
　　なんにも　わかってないんだから
　　そりゃあ幸せでしょうよ。

マリベル「アルス　あんた
　　ああいう　なさけない男にだけは
　　なるんじゃないわよ。

マリベル「のん気なジジイよね。
　　このピンチな時に　だらだら
　　つりなんかしちゃって。
マリベル「こわがってるばっかも
　　気にくわないけど　落ちつかれると
　　また　ムカつくわね。

マリベル「ツボの中までは　魔物も
　　入ってこれないみたいね。

マリベル「とりあえず　お城へ
　　急ぐわよ　アルス！
マリベル「なんで　ですって？
　　魔物におそわれた時のようすを
　　聞くに　決まってるじゃない！

マリベル「召使いにまで　バカって
　　呼ばれて　よく　生きてられるわ。
　　はずかしくないのかしら。

マリベル「もう　最悪ね。
　　こいつら　けっとばして
　　やんなさいよ　アルス。

マリベル「あいつ　魔物なんて
　　こわくないって顔してるわね。
　　カッコつけちゃって。

▼砂漠の城(現代)
マリベル「今のところ　魔物の姿は
　　見えないわね。
　　でも　ゆだんしちゃダメよ。

マリベル「空気がピリピリしてるわ。
　　……なんだか　いやな感じね。

マリベル「神殿が　襲われた！？
　　アルス　急いで見にゆくわよ！

マリベル「みんなが　住んでる所は
　　とりあえず　無事みたいね。
　　ひと安心だわ。

マリベル「ねえ　アルス。
　　神さまってさ　もしかしたら……。
マリベル「ううん。何でもないわ。

マリベル「今のうわさ　本当かしら？
　　あんまり　信じたくはないけど。

マリベル「あの時の　魔物の親玉は
　　たしか　セトってやつだった。
　　でも　あいつは　やっつけたわよね。
マリベル「魔王だって　あんたたちが
　　ちゃんと　倒したはずなのに。
　　どうなってるの？

マリベル「神殿が　気になるわね。
　　あたしのカンって　めったに
　　外れないんだから。

マリベル「王家のカギ　ねえ。
　　かくさなくっても　どこかに
　　しまっておけば　いいのに。

マリベル「この先　ひとつだって
　　お墓を　増やすわけにはいかないわ。
　　アルス　わかってるでしょうね？
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
マリベル「……うん。がんばろうね。　　　マリベル「もうっ！　シャキっとしてよ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あたしたちが　がんばるしか
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ないんだからね。

マリベル「神さまより　祖先に？
　　女王さま　何かつかんでそうね。
　　話を聞いてみなくちゃ。

マリベル「神殿に　入れないですって？
　　どういうことなの？
　　女王さまに　聞きにいかなくちゃ。

マリベル「ずいぶん　大事な話みたいね。
　　アルス　もっと女王さまのそばに
　　行きましょうよ。

マリベル「女王さまと　直接話すのは
　　あたしたちが　初めてってわけね。
　　ちょっと　気分いいわね。

マリベル「……はい　そうですかって
　　信じられる話じゃ　ないけど
　　でも　本当だとしたら。
マリベル「とにかく　大地の精霊を
　　探し出すのが　先だわ。
　　砂漠の村へ　行くわよ！

マリベル「大地の精霊の　手がかりも
　　案内役も　どっちも砂漠の村ね。
　　さあ　急ぐわよ　アルス！

マリベル「砂漠の村の　シャーマンって
　　たしか　何人もいたわよね。
　　まっ　行ってみればわかるか。

▼砂漠の村(現代)
マリベル「大地の精霊の　手がかりは
　　シャーマンが　知ってるはず。
　　さあ　探すわよ！

マリベル「なんで　こんな時に
　　ぐーぐー　寝てるのよ。
　　もう　信じらんないわ！
マリベル「アルス　ほっといて
　　先に　族長さんちへ　行きましょ！

マリベル「そうそう　族長さんちで
　　案内人を　ひろってかなきゃね。
　　……なんか　ヤな予感がするけど。

マリベル「ねえ　アルス。
　　もしかして　あの3人のだれかを
　　連れてかなきゃ　なんないわけ？
マリベル「カンベンしてよ　もう……。

マリベル「……助かった！
　　あの3人に決まったら　精霊なんて
　　見つかるはずないもの。
マリベル「あたしの　日ごろの行いが
　　いいせいよね　きっと。
　　さ　サイードを　むかえに行きましょ。

マリベル「あたしのネコも　元気かなあ。
　　他の人には　なつかない子だから
　　ちょっと心配だわ。

マリベル「女王さまの　話だと
　　シャーマンが　精霊の手がかりを
　　知ってるはずだったわね。

マリベル「あの3人よりは　マシだけど
　　なーんか　かっこつけちゃってさ。
　　イヤミなやつだわ。
マリベル「ま　いーや。
　　大地の精霊を　見つけるまでの間よ。
　　広い心で　ガマン　ガマン！

マリベル「なによ　あいつ！
　　さっきまで　泣きベソかいてたのに
　　ムカつくわねー。

マリベル「ふーん　サイードのやつ
　　村の人には　ずいぶん
　　あいそ　いいのね。

マリベル「やっぱ　ここがいちばん
　　あやしいわよね。
　　アルスも　わかってきたじゃない。

マリベル「ちょっと　アルス！
　　なに　のんびりしてんのよ。
　　さっさと　追いかけなさいよ。

▼小さなオアシス
マリベル「さんざん　期待させといて
　　忘れたですって！？
　　なに考えてんのよ　あのジジイ！
マリベル「しょうがないわね。
　　だれかに　相談してみましょ。

▼砂漠の村(現代)
マリベル「大地の精霊の顔について
　　教えてくれた人には　マリベル様が
　　手をにぎってあげちゃう！
マリベル「……って　よびかけたら
　　すぐにでも　わかるんじゃない？
　　何よ　じょうだんだってば。

マリベル「精霊の像って　たしか
　　ナイラの向こうにある　アレよね。
マリベル「せっかく　像があっても
　　顔だけ　わからないだなんて
　　もうっ！　ツイてないわね。

マリベル「神殿ね　でもたしか　あそこ
　　女王さまが　立ち入り禁止に
　　してたんじゃないの？

マリベル「3バカが　武器や防具を？
　　なーんか　におうわね。

マリベル「アルス　あんたも
　　あの子をみならって　バシッと
　　男らしいとこ　見せなさいよね。

マリベル「女王さまだって　きっと
　　こういう事情なら　神殿に
　　入れてくれるはずよ。
マリベル「ダメだって　言われたら
　　こっそり入れば　いいだけよ。
　　アルス　お城へ　行くわよ！

マリベル「ネコが　キライですって！？
　　世界中で　あたしの次に　かわいい
　　ネコちゃんが　キライ！？
マリベル「世の中　広いものだわ。
　　そんな人が　いるだなんて
　　信じられない……。

▼砂漠の城(現代)
マリベル「とりあえず　女王さまに
　　相談してみましょ。
マリベル「あのシャーマンの話を
　　さいしょに　教えてくれたのも
　　女王さまなんだし。

マリベル「あいつ　どんな本を
　　たのんでたのかしら？
　　ちょっと　気になるわね。

マリベル「大地の精霊像にも
　　一度は　行ってみる必要が
　　ありそうね。

マリベル「船でも　ラクダでも
　　行けない場所……　もしかしたら
　　この本の　おじいさんって……。

マリベル「神殿は　立ち入り禁止か。
　　しょうがないわね。
　　アルス　ほかを　あたりましょ。

マリベル「ようやく　神殿に入れるわ。
　　アルス　魔物が出たときは
　　ちゃーんと　あたしを守るのよ！

マリベル「……あやしいわねー。

マリベル「なーんか　どっかで
　　聞いたことのある声がしたわね。
　　それも　あんまり聞きたくないのが。

マリベル「ちょっと　アルス！
　　何　ボケッとしてんのよ。
マリベル「あいつらなんかに　大事なもの
　　横どりされて　たまるもんですか。
　　ほらっ　とりかえしてきなさい！

マリベル「早くしないと　みんな
　　魔物に　まるのみにされちゃうわ。
　　話は　3人を　助けた後よ！

(お化けヒトデ戦)
マリベル「なんで　このマリベルさまが
　　3バカのために　戦わなきゃ
　　ならないわけ？　冗談じゃないわよ！

(ネイルビースト戦)
マリベル「めんどくさーい。
　　別に　あいつらなんか
　　放っとけば　いいじゃないの。

(ボーンフィッシュ戦)
マリベル「あいつ　なんかクサいわよ！
　　あ〜　ヤダヤダ！
　　さっさと　やっつけてよね！

マリベル「なによ　えらそうに。
　　ひーひー　言ってたクセに。

マリベル「女王さまに　いいつけたら
　　おこられるでしょうねえ。
マリベル「あたしは　やさしいから
　　見のがしてあげるけどさ。

マリベル「大いなる宝　だった場合は
　　あたしが　まず半分もらう。
　　あとは　みんなで分けなさい。

マリベル「ハディートのやつ　また
　　かっこつけた事　してくれるわね。
マリベル「アルス　大地の精霊像へ
　　行くわよ。　あたしたちだって
　　負けてらんないんだから！

▼大地の精霊像(現代)
マリベル「この大きな像の　どこかに
　　王家のカギで　開く扉がある。
　　さて　それは　どこでしょう？

マリベル「……どっかで　聞いたような
　　話だわね。ふふん　アルスは
　　忘れちゃったでしょうけど。

マリベル「いよいよ　扉が開くのね。
　　アルス　もったいぶってないで
　　早くしてよ！

マリベル「開いた……！

マリベル「扉は　開いたのよ？
　　こんなとこで　ウロウロするより
　　さっさと中に　入りましょうよ。

マリベル「ははーん　わかったわ。
　　アルス　あんたは？
　　よーく　考えてみなさい。

マリベル「なんか　ブキミねえ……。
　　どこまで　続いてるのかしら？

マリベル「砂漠の下に　水ですって？
　　信じられないわ！

▼地底ピラミッド
マリベル「見て！　アルス！
　　この下　湖になってるわ。
　　もし　落ちたら……　ごくっ。

マリベル「さて　中に入ったはいいけど
　　精霊サマの顔が　わかるものは
　　どこに　あるのかしら？

マリベル「なんだか　わかんないものが
　　手に入ったけど　ホントに　それ
　　役に立つのかしら？

▼砂漠の村(現代)
マリベル「ちょっと　アルス！？
　　まさか　おじけづいたんじゃ
　　ないでしょうね？
マリベル「精霊の　顔の　手がかりは
　　大地の精霊の像の中よ。
　　早く　戻りましょうよ。

▼小さなオアシス
マリベル「まあ　あのおじいさんに
　　相談してみるのも　悪くないけど。
マリベル「男だったら　ごちゃごちゃ
　　考えるより　行動するほうが
　　かっこいいと思うわ。

マリベル「あたしのカンでは
　　残りの宝石も　あの地下にあるわね。
　　さあ　行くわよ　アルス！

▼地底ピラミッド
マリベル「今回も　あたしのおかげで
　　バッチリだったわね。
　　さあ　急いで戻るわよ　アルス！

▼小さなオアシス
マリベル「やったわ　アルス！
　　これで　大地の精霊も
　　目覚めたわ！
マリベル「砂漠は　もう平気だって
　　女王さまに　教えてあげましょ。

マリベル「何てことない　ただの砂漠に
　　見えるのに　ここに大地の精霊が
　　よみがえったのよね。

▼フィールド
マリベル「これで　またひとつ
　　世紀の美少女　マリベルさまの
　　伝説が　ふえたわね。
マリベル「あたしと　いっしょに
　　旅ができるなんて　光栄に
　　思いなさいよね。

▼砂漠の城(現代)
マリベル「お城の　フンイキも
　　ぐっと　明るくなったんじゃない？
　　ふふふっ　やったわね！

マリベル「大地の精霊の声って
　　みんなにも　聞こえたの！？
　　……なんとなく　シャクだわね。

マリベル「アルス　行きましょう。
　　精霊　ぜんぶ　たたき起こすのよ！
マリベル「そして　フィッシュベルも
　　砂漠も　早く元の世界に　戻すの。
　　モタモタしてる　ヒマはないわよ！

マリベル「あたしの　美しさも
　　後の世に　ちゃんと伝えてほしいわ。

マリベル「この神殿も　早く
　　元通りになるといいわね。

▼砂漠の村(現代)
マリベル「あたしの　かつやくで
　　こうして　いくつの村が
　　救われたことかしら……。
マリベル「われながら　うっとり
　　しちゃうわね。

マリベル「……ったく　しょーがない
　　オッサンだわね。

マリベル「なんにも　つれないのに
　　砂に向かって　つりだなんて
　　どこが　おもしろいのかしら？

マリベル「……調子　いいんだから。

マリベル「どんな相手だろうと
　　あたしたちに　かかれば
　　ひとたまりもないわ。
マリベル「ねっ　アルス！

マリベル「サイードも　思ってたよりは
　　ずっと　役にたったわね。
　　ほーんの　ちょっとだけ　ね。

▼大地の精霊像(現代)
マリベル「この大地の精霊像とは
　　あんまり　似てなかったわね。
　　たしかに　大きかったけどさ。

マリベル「魔物が　出ても
　　砂漠が　封印されても
　　ちっとも　変わらなかったわね。
マリベル「ほんっと　元気な
　　おじいさんだこと！

マリベル「ハディートのやつに
　　今回は　助けられたわね。