DRAGON QUEST IV 導かれし者たち(PS版)
〜ピサロ全台詞集〜


●第6章
▼ロザリーヒル
ロザリー「これは……?

ロザリー「それは 世界樹の花……。
  では あなたたちが 私のみたまを
  呼び戻してくださったのですね。

ロザリー「人間の手で ふたたび
  この世に 生をあたえられるとは
  思ってもみませんでした。
ロザリー「心正しき 人間もいる……
  わたしが 信じていた通りです。
ロザリー「……いけない。
  ここで よろこんでいる場合では
  ありませんでした。
ロザリー「ピサロさまを……
  ピサロさまの野望を 止めなければ
  世界が 滅んでしまうのです!
ロザリー「けれど 世界樹の花を
  手にできた あなたたちなら……。
ロザリー「もしかしたら
  ピサロさまの野望を 止めることも
  できるかもしれません。
ロザリー「お願いです。わたしを
  ピサロさまの所へ お連れ下さい!
  今なら まだ間に合います!
ロザリー「そして もしも わたしが
  ピサロさま……いえ デスピサロを
  止めることが できなかったら……。
ロザリー「そのときは
  あなたたちに デスピサロを
  亡き者と してほしいのです。
ロザリー「時間が ありません!
  さあ お急ぎください!

ロザリー「みなさんには
  本当に 心から感謝しています。
ロザリー「けれど 今は
  話しこんでいる時間は
  ないのです。お急ぎください。

ロザリー「みんな
  誤解してるんです。人間とエルフは
  仲が悪いものだって。
ロザリー「本当は
  仲がいいとか 悪いとかに
  人間もエルフも関係ないのに……。

ロザリー「すみません!
  あの子も 悪気はないんです。
  お気を悪くしないでください。

ロザリー「生きているって
  すばらしいことだと思います。
ロザリー「会いたい人に会える……
  ただ それだけのことが
  どんなに 尊いことか……。

ロザリー「いけない。
  本当に 急がなければ……。

▼フィールド
ドラン「グゴゴーン!
  グゴゴゴゴーン!!
ロザリー「なんですって?
  まあ……。
ドラン「グゴ…
  グゴゴゴン グゴン!
ロザリー「ええ わかりました。
ドランは 大急ぎで
どこかへ 行ってしまった……。
ロザリー「ドランさんは
  世界樹の花のことを 天空の人々に
  伝えにいかれたようです。
ロザリー「それが 天空の
  しきたりなのでしょうか……。
  さあ わたしたちも急ぎましょう。

▼デスパレス
ロザリー「この お城からは
  ピサロさまの気配は
  感じられません。
ロザリー「きっと……
  ピサロさまは ここには
  いないのだと 思います。

▼エルフの里
ロザリー「まあ この村には
  私と同じエルフたちが!
  なんだか うれしいですね。

ロザリー「ひさしぶりです。
  エルフの仲間に 会うのは。
  なつかしいわ。

ロザリー「わたしたち エルフは
  動物や 魔物たちとも
  話ができるんです。
ロザリー「この村の動物たちは
  エルフから 人間の言葉を
  教わったようですね。

ロザリー「魔物のすべてが
  悪しき心を 持つわけでは……。
  いえ 何でもありません。

ロザリー「千年に一度の奇跡を
  わたしなんかのために……。
  ありがとうございます。

ロザリー「森に生き 森に死ぬ。
  わたしたち エルフにとって
  木は 親のようなものです。
ロザリー「そして この世界樹は
  すべての生き物の親なのかも
  しれないと 思うのです。

▼世界樹
ロザリー「わたしを 助けるため
  世界樹の花を……。
  ありがとうございます。

ロザリー「世界樹の近くにいると
  なぜでしょう ほっとします。
  まるで ふるさとに帰ったよう。

▼闇の洞窟
ロザリー「この先に ピサロさまが……。
  さあ とにかく急ぎましょう。

▼希望のほこら
ロザリー「感じます。
  ピサロさまが しだいに
  近づいているのを……。

▼北西のほこら
ロザリー「この場所は
  なんなのでしょうか?

▼デスキャッスル
ロザリー「まちがいありません!
  ピサロさまは この先にいます!

ロザリー「ピサロさま……。

ロザリー「ピサロさまの気配を
  とても 強く感じます!
  もうすぐ……。

▼デスマウンテン
ロザリー「ピサロさま……。

デスピサロ「ぐはあぁぁぁっ……!
デスピサロ「何者だ お前たちは……?
  わたしの名は デスピサロ。
  魔族の王として 目覚めたばかりだ。
デスピサロ「うぐおぉぉぉ……!
  わたしには 何も わからぬ……。
  何も 思い出せぬ……。
デスピサロ「しかし 何をやるべきか
  それだけは わかっている……。
デスピサロ「ぐはあぁぁぁっ!!
  お前たち 人間どもを
  根絶やしにしてくれるわっ!!
ロザリー「ピサロさま!
  お待ちください!

デスピサロ「ぐ…ぐはあぁぁぁっ……!
  だ…だれだ……。
  わが名を呼ぶ その声は……。
ロザリー「……わたしです。
  ロザリーです。
ロザリー「わかりませんか……。
  あなたが さずけてくれた
  この名前さえも……。
ロザリーの瞳から ルビーの涙が
こぼれおちた……。
ロザリー「……思い出してください
  ピサロさま。わたしたちが
  出会った あの日のことを……。
デスピサロ「ぐ…ぐわあぁぁっ……!

▼回想
*「はあ… はあ… はあ……。

ピサロ「あぶないところだったな。

*「今のは…… 今のは
  あなたが やったのですか?
ピサロ「そうだ。
  欲深い人間の エルフ狩りが
  目に余ったのでな。
*「ひどい……。なんてことを……。
ピサロ「……ひどい?
  わたしは お前を助けたのだぞ。
  それを ひどいというのか?
*「なにも殺さなくても……。
  人間だって わたしたちと同じ
  生きとし生ける者なのに……。
ピサロ「………………。
ピサロ「わっはっはっ!
  エルフとは 妙な生き物だな!
  おもしろい! 気に入ったぞ!
ピサロ「エルフの娘。
  名は なんというのだ。
*「……名前?
  わたしたち 森に暮らす者に……
  名前など ありません。
ピサロ「うーむ そういうものか。
  しかし エルフの娘では
  呼ぶにも 面倒だな。
ピサロ「よし。ならば お前は
  今日から ロザリーと名乗るといい。
*「ロザリー……?
ピサロ「わたしが 地上で
  世話になっている村から
  とった名だ。気に入らないか?
*「いえ。ただ 今まで人に名前で
  呼ばれたことが ないので……。
ピサロ「ロザリー。いつか お前を
  その村に 招待しよう。
ピサロ「それまで
  人間どもに つかまらぬよう
  気をつけるのだぞ。
ピサロ「また 会いに来よう。
  わたしの名前は ピサロだ。
  おぼえておいてくれ。

*「………………。
*「ピサロ…さま……。

▼デスマウンテン
デスピサロ「…ロ…ザ……
デスピサロ「……ロ…ロザリー……。
ルビーの涙が
デスピサロの 進化の秘法を
打ち消していく!

ピサロ「…………!
ロザリー「ピサロさま!!
ピサロ「ロザリー……。
  ロザリーなのか?
  ならば ここは死の国なのか……?
ロザリー「いえ。レイさんたちが
  世界樹の花で わたしに 再び
  生命を 与えてくださったのです。
ロザリー「そして 信じがたいのですが…
  わたしを さらったのは
  魔族にあやつられた人々かと……。

ピサロ「世界樹の花……。
  魔族にあやつられた……?

ピサロ「……人間たちよ。
  おもしろくはないが お前たちに
  礼を言わねば ならんようだな。
ピサロ「お前たちは ロザリーと
  このわたしの 命の恩人だ。
  素直に感謝しよう。
ピサロ「人間こそ 真の敵と
  長年 思い込んでいたが……
  わたしは まちがっていたのか?
ピサロ「……この心が定まるまで
  わたしは村に戻り ロザリーと
  暮らすことにしよう。
ピサロ「しかし…… ひとつだけ
  やることが 残っている。
ピサロ「あいにくかも知れんが
  わたしも 行く道は同じだ。
  しばし 同行だな。

ピサロ「言っておくが
  わたしは 人間のすべてを
  認めたわけではないぞ。
ピサロ「まあ よい。
  とにかく 行くぞ!

ピサロ「いつまで こんな所で
  グズグズしているつもりだ?
ピサロ「お前たち まさか
  向かうべき場所が
  わからないのでは あるまいな?

ロザリー「レイさん。
  ありがとうございます。
ロザリー「もしも あなたたちが
  いなかったら……
  うっ…ううっ……。

ロザリー「ピサロさまが
  まだ ロザリーヒルに
  戻れないのなら……
ロザリー「わたしも 今しばらく
  ご一緒させて いただきます。


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