▼サラボナ
ビアンカ「結婚式には　私も呼んでよ。
　　リングを探すの　手伝ったんだから
　　それくらい　いいわよね。

ビアンカ「いよいよね　リュカ。
　　水のリングを　持っていけば
　　フローラさんとの　結婚が決まるね。

ビアンカ「まだ　水のリングを見つけたとも
　　言ってないのに　ルドマンさんったら
　　気が　早いのね。
ビアンカ「でも　それだけ　リュカが
　　信頼されてるってことかしら。

ビアンカ「さぞ　ステキな
　　ヴェール　なんでしょうね。
　　フローラさんが　うらやましいな。

ビアンカ「ねえ　リュカ。
　　リュカは　本当に
　　フローラさんを　愛してる？
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
ビアンカ「あはは…　そうよね。　　　　　ビアンカ「……リュカったら。
　　ごめんね　変なこと聞いて。　　　　　　　そんなこと言うと
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　フローラさんが　悲しむわよ。

ビアンカ「そんなになるまで
　　看病するなんて
　　フローラさんって……。

ビアンカ「アンディさんを
　　苦しめてるのは　ヤケドの
　　痛みだけじゃなさそうね……。

ビアンカ「ああいう形も　アリだけど
　　私は　やっぱり　ダンナさんに
　　ごはんを　作ってあげるのがいいな。

ビアンカ「リングを　持ってこられれば
　　本当に　あんな　おじさんでも
　　結婚できたのかしら？
ビアンカ「う〜ん…　とりあえず
　　フローラさんが　かわいそうなことに
　　ならなくて　良かったわよね。

ビアンカ「なんだか　私まで
　　ドキドキして　きちゃった…。
　　リュカ　さあ　行きましょう。

ビアンカ「え？　私？
　　私はビアンカ。リュカとは
　　ただの　幼なじみで……。
ビアンカ「さあてと！
　　用も　すんだことだし
　　私は　このへんで……。

ビアンカ「あのね　フローラさん
　　そんなことは……

ビアンカ「あら　リュカ。
　　なんだか　大変なことに
　　なっちゃったね。
ビアンカ「でも　悩むことないわ。
　　フローラさんと　結婚した方が
　　いいに　決まってるじゃない。
ビアンカ「私のことなら
　　心配しないで。今までだって
　　１人で　やって来たんだもの。
ビアンカ「さあ　リュカは
　　疲れてるんだから　もう
　　眠った方がいいわよ。
ビアンカ「私は　もう少し　ここで
　　夜風に　あたってるわ。
　　なんだか　眠れなくて……。

ビアンカ「まあ　リュカ。こんな私で
　　いいの？　フローラさんみたいに
　　女らしくないのに。
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
ビアンカ「あら　なによ　私が　　　　　　ビアンカ「……そうよね。
　女らしくないっていうの？　　　　　　　　　やっぱり　フローラさんの方が
ビアンカ「でも　それでも　　　　　　　　　　ふさわしいよね。
　私を　選んでくれるのね。
　ありがとう　リュカ。
ビアンカ「また　一緒に
　旅が　できるね！

▼サラボナ(純白のドレスに身を包んで)
ビアンカ「リュカ……。

ビアンカ「リュカ……。
　　ありがとう。
ビアンカ「さあ　私を
　　教会まで　連れて行って。

ビアンカ「リュカに　選んでもらえたと
　　思ったら　もう　結婚式だなんて…
　　なんだか　展開が　早すぎよね。
ビアンカ「でも　私　うれしいよ。
　　だって　リュカのこと
　　ずっと　大好きだったから。

ビアンカ「私　じつは　とまどってるの。
　　だって　リュカは　フローラさんを
　　選ぶとばかり　思ってたから……。

ビアンカ「お化粧なんて　生まれて初めて
　　してもらっちゃった。
　　私の顔　ヘンじゃないかしら？
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
ビアンカ「ありがとう…　リュカ。　　　　ビアンカ「うふふ　そうよね。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　らしくないよね。でも
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　式が終わるまでは　ガマンしてね。

ビアンカ「はい。誓います。

ビアンカ「リュカ……。

▼サラボナ(結婚式翌日)
ビアンカ「おはよう　リュカ。
　　よく　眠れた？
　　もう　お昼ちかい時間よ。
ビアンカ「でも　なんだか
　　ウソみたい……。
　　私たち　結婚したのよね……。
ビアンカ「リュカ……。

ビアンカ「こんな　ふつつか者ですが
　　末永く　よろしく
　　お願いいたします……。
ビアンカ「なーんて
　　私らしくない　セリフだったね。
ビアンカ「リュカ……。
　　ずうっと　ずうっと
　　仲よく　やってゆこうね！

ビアンカ「さあ　行きましょう！
ビアンカ「でも　旅立つ前に
　　ルドマンさんに　あいさつして
　　行った方が　いいわね。

ビアンカ「えへへ…　なんだか
　　テレくさいね。でも　これからは
　　ずうっと　いっしょだよ。

ビアンカ「今日も　いい天気ね。
　　結婚式をあげた町　だからかな……
　　なんだか　心が　ウキウキするわ。

ビアンカ「私も…　あんな立派な
　　結婚式をあげてもらったこと
　　一生　忘れられないな。

ビアンカ「うふふ。子供ってかわいいね。
　　私も　欲しくなってきちゃったな。
　　ねっ…　あ　な　た！

ビアンカ「リュカの　ごはんは
　　ずっと　私が　作ってあげるから
　　心配しないでね。

ビアンカ「私も　いつか
　　あんなふうに　リュカに
　　言うようになるのかしら。
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
ビアンカ「じゃあ　リュカは　　　　　　　ビアンカ「そうよね。そうならなくて
　　もう　カクゴできてるってことで　　　　　すむように　リュカにも
　　いいかしら？　うふふ。　　　　　　　　　がんばってもらわないとね。うふふ。

ビアンカ「でも　これでまた
　　フローラさんの　おムコさん探しは
　　ふりだしに　戻ったのよね。
ビアンカ「フローラさん
　　ちゃんと　いい人と
　　結婚できると　いいんだけどな……。

ビアンカ「良かったわ。
　　これで　フローラさんも
　　安心するでしょうね。

ビアンカ「私たちも　あんなふうに
　　おじいさん　おばあさんになるまで
　　いっしょに　いられるといいわね。

ビアンカ「アンディさん　急に
　　たくましくなったわね。
ビアンカ「あの気持ちがあれば
　　フローラさんと　結婚できるように
　　なるのも　時間の問題ね。

ビアンカ「きゃっ　きたなーい！
　　お店の人も　大変よね。

ビアンカ「自分が　結婚したから
　　言うわけじゃないけど…
　　結婚って　いいよねっ。

ビアンカ「うふふ。
　　あんなふうに　言われると
　　くすぐったくなっちゃうな。

ビアンカ「この場所で　目を閉じると
　　いつでも　あの結婚式の場面が
　　うかんでくるわね。

ビアンカ「べつべつに　育ったからこそ
　　おぎなえる部分が　あると思うの。
　　私は　リュカを　支えてあげたいな。

ビアンカ「前から　思ってたんだけど
　　ここのメイドさんの服　かわいいよね。
　　ルドマンさんの　シュミかしら？

ビアンカ「ヘンリーさんたち　もう
　　帰っちゃったの？　残念ね。
　　ゆっくり　話したかったのに。

ビアンカ「ルドマンさんって
　　すごい　太っ腹ね。いいのかしら
　　こんなに　よくしてもらっちゃって。

ビアンカ「リュカ　どうする？
　　カジノ船も　なつかしい場所も
　　気になるよね。
ビアンカ「行き先は
　　リュカが　決めてね。
　　私は　あなたに　ついてゆくから。

ビアンカ「これが…　天空のたて？
　　なんでか　わからないけど
　　なつかしい感じがする……。

ビアンカ「そうよね。
　　フローラさんなら　すぐに
　　ステキな人が　見つかるわ。

ビアンカ「ねえ　リュカ
　　フローラさんを　選ばなかったこと
　　後悔してるでしょ？
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
ビアンカ「もうっ　イジワルね。　　　　　ビアンカ「ありがとう……。
　　ホントに　後悔させちゃうわよ。　　　　　私　リュカに　一生
　　うふふ。　　　　　　　　　　　　　　　　後悔させないように　がんばるね。

▼サラボナ(夜)
ビアンカ「嫁さんが　欲しいって…
　　女の人なら　誰でもいいみたいな
　　言い方ねっ。

ビアンカ「ムカ　ムカ　ムカ　ムカッ……！
ビアンカ「酔っぱらいに
　　あんな言い方されても
　　うれしくないわよ〜〜〜〜！！

ビアンカ「最近　よく　そういうウワサを
　　聞くようになったわ。
　　勇者探し…　急がなくっちゃね。

ビアンカ「リュカ…　私たちは
　　ずっと　いっしょにいようね。

ビアンカ「私たちに　子供ができたら
　　親子で旅するのも　いいかもね。
　　…って　ちょっと　気が早かったかな。

ビアンカ「アンディさんったら
　　はりきっちゃって！
　　努力が　むくわれると　いいわよね。

ビアンカ「おじさんが　かわいそうよね。
　　私は　ああならないように
　　気をつけようっと。

ビアンカ「フローラさんには　幸せに
　　なってもらいたいもんね。
ビアンカ「リュカが　ここに
　　よりたくなる気持ちも　分かるわ。

▼フィールド
ビアンカ「ルドマンさんは　新婚旅行を
　　なんて　言ってたけど　リュカは
　　早く　お母さんに　会いたいでしょ？
ビアンカ「私のことは
　　気にしなくていいから　リュカが
　　行きたい場所に　行こうね。

ビアンカ「ねえ　どこへ行く？
　　もう一度　サンタローズやアルカパを
　　見てみたい気もするし……
ビアンカ「ヘンリーさんたちに
　　ごあいさつに行くのも　いいし……
　　カジノ船も　気になるわよね。

ビアンカ「こうして　いっしょに
　　外を歩くのは　初めてじゃないけど
　　なんだか　しんせんだわ。
ビアンカ「愛するダンナさまと
　　っていうだけで
　　ずいぶん　変わってくるのね。

ビアンカ「ねえ　今度は　どこへ行く？
　　行き先は　リュカが決めてね。

ビアンカ「この感じって　ひさしぶり。
　　山奥の村にいた頃は　毎日が
　　同じことの　くり返しだったから。

ビアンカ「……。
ビアンカ「…って　何も言わない
　　ときもあるけど　キゲンが悪いわけじゃ
　　ないから　かんちがいしないでね。