▼ネッドの宿屋
ビアンカ「わ〜！
　　大きな木を　いかして　建てられた
　　すてきな宿屋ね。

ビアンカ「ネッドの息子さんって
　　不器用なのね。なのに　なんで
　　刺しゅうをしようと　思ったのかしら。

ビアンカ「バニーガールが
　　呼びこみを　してるなんて
　　なかなか　変わってるわね。

ビアンカ「グランバニアへは　山ごえ
　　しないといけないのね。
　　ひと休みして　がんばりましょう。

ビアンカ「私はもう　じゅうぶん
　　いい旅を　してると思うの。
　　だって　リュカと　いっしょだもの。

ビアンカ「床から　のびている木の枝が
　　いい味だしてるわね。
　　父さんが見たら　よろこんだかも……。

ビアンカ「４人で泊まると…　か。
　　ねえ　リュカ　さっそく
　　みんなで　泊まりましょうよ。

ビアンカ「こ…　これが　ステキな
　　オリジナル商品なのね……。

ビアンカ「いやな気配って　何かしら。
　　気になるわね……。

▼チゾットの山道
ビアンカ「この山を　こえるのね……。
　　道のりは　けわしそうだけど
　　私　がんばるわ。

ビアンカ「リュカ！
　　ついに　あなたの　ふるさとが
　　見られるのね！
ビアンカ「道が　けわしくたって
　　私は　平気よ。
　　さあ　行きましょう。

ビアンカ「グランバニアを　リュカの
　　ふるさとって　決めつけるなんて
　　気が早いと　思ってる？
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
ビアンカ「そうよね。でも　なぜか　私　　ビアンカ「リュカも　同じように
　　グランバニアが　リュカの国だって　　　　感じてるのね。グランバニアは
　　気がして　しかたがないの。　　　　　　　絶対　リュカのふるさとよ。

ビアンカ「ここって　なんだか
　　こわいわよね。あっちに落ちている
　　ガイコツは　どうしたのかしら……。

ビアンカ「なんか　笑い方が不気味な
　　おばあさんよね……。

ビアンカ「リュカ　起きて……。
　　あの音は　なにかしら……。

ビアンカ「まるで
　　刃物を　とぐような音ね……。
ビアンカ「上の階から
　　聞こえるみたい……。
　　ねえ　行ってみる？
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
ビアンカ「気をつけてね……。　　　　　　ビアンカ「そうね。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　気にせず　眠っちゃいましょう。

ビアンカ「悪いおばあさんじゃ
　　なかったのね。
　　うたがったりして　悪かったな……。

ビアンカ「あの笑い方は
　　あらぬ誤解を　まねきそうよね。

ビアンカ「山道の次は　洞くつなのね。
　　のぼって　おりるだけって　わけには
　　いかなかったね。

ビアンカ「高いところに　いるからかな。
　　私　ちょっと　つかれやすく
　　なってるみたい……。

ビアンカ「外の明かりが　見えるわ。
　　出口は　もう　すぐそこね。

ビアンカ「私には　リュカや
　　あなたの　ゆかいな仲間たちがいるから
　　さびしいと感じたことなんて　ないわ。

▼チゾット
ビアンカ「ううん　なんでもないわ。
　　ちょっとだけ　気分が……。
ビアンカ「心配しないで……。
ビアンカ「だ　い　じょ　う　ぶ……

ビアンカ「ごめんね　リュカ。
　　心配かけちゃったね……。
ビアンカ「もう　大丈夫よ。
　　でも　なんだか
　　眠くなってきちゃった……。
ビアンカ「私　少し　眠るわ。
　　おやすみ　リュカ……。

ビアンカ「おはよう　リュカ。
　　私　もう　元気がでたわよ。
ビアンカ「だってもうすぐ
　　リュカの　ふるさとが
　　見られるんだもんね。
ビアンカ「さあ　行きましょう！

ビアンカ「私の　見事な芝居で
　　タダで一泊できて　うれしいでしょ？
ビアンカ「なーんてね。
　　もう　大丈夫だから　宿屋の人に
　　お礼を　言いにいきましょう。

ビアンカ「私　タンカで運ばれたのよね？
　　どうせなら　リュカに
　　抱かれていきたかったな。なんてね。

ビアンカ「来るときは　たおれちゃったけど
　　私は　ふだんから　きたえてるもの。
　　もう　たおれたりしないわ！

ビアンカ「あらためて見ると　この村って
　　ずいぶん　こわいところに　あるのね。
　　ガケっぷちの村　って感じかしら。

ビアンカ「村の人たちは　ガケのふちに
　　行ったりしないのね。あぶないから
　　私たちも　内側を　歩きましょう。

ビアンカ「私が　生まれたころには
　　もう　怪物たちが　いたけど
　　いない時代も　あったのね。

ビアンカ「ネコのしぐさって
　　見ていて　あきないわよね。

ビアンカ「リュカも
　　ニンジン　きらいだよね？
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
ビアンカ「うふふ。　　　　　　　　　　　ビアンカ「食べられるようになったの？
　　小さい頃から　変わってないのね。　　　　昔　うちに泊まりにきては
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニンジン　のこしてたのにね。

ビアンカ「ああいうふうに　グランバニアの
　　王妃さまのことを　言われると
　　なんだか　ドキッとしちゃうね。

ビアンカ「あんなこと　言われると
　　てれちゃうな……。うふふ。

ビアンカ「その国王が　パパスさんだったら
　　帰れるわけがないわね……。

ビアンカ「１年待ち！？
　　チゾットのコンパスって
　　そんなに　いいものなのかな？

ビアンカ「私が　いつも　おだやかな
　　気持ちでいられるのは　リュカに
　　見つめられているからかも……。

ビアンカ「リュカの　お母さんの名前も
　　マーサ　だったよね。ここまで
　　同じだと　ぐうぜんとは　思えないわ。

ビアンカ「あれが　グランバニアなのね。
　　ここから見ると　近いのか　遠いのか
　　よく　分からないわ。

ビアンカ「うふふ。
　　あんなに　オロオロしちゃって
　　よほど　こわいおばあちゃんなのね。

ビアンカ「しかられちゃって　ごめんね。
　　でも　あのおばあさん　けっこう
　　やさしい人だよね。

ビアンカ「１年待ちなのって
　　手作りのせいだけじゃなく　作り手が
　　うたたねしてるからじゃ　ないのかな？

▼グランバニア山の洞くつ
ビアンカ「いよいよ
　　グランバニアへ　向かうのね。
　　リュカ　忘れ物は　してないよね？

ビアンカ「階段のところに
　　紋章が　あったわね。
　　あれって　グランバニアのものかしら？

ビアンカ「そこまで言うなら
　　どういうめに　あったのか
　　教えてくれても　いいのにね。

ビアンカ「商人さんも　落ちたのね。
　　たしかに　あの場所まで
　　もどるのは　大変かも……。

ビアンカ「落ちるのにも　ちょっと
　　なれてきたかな。
　　外が明るい出口は　要注意ね！

ビアンカ「それにしても　こんなに
　　飛びおりて　大丈夫なのかな？
　　もう　チゾットには戻れないかも？

ビアンカ「ねえ…　リュカ。
　　私　もしかしたら……。
ビアンカ「ううん。
　　なんでもないっ。ごめんね。

【チゾットのコンパス所持時】　　　　　　　　【チゾットのコンパス未所持時】
ビアンカ「とちゅう　飛びおりたりしたから　　ビアンカ「とちゅう　飛びおりたりしたから
　　今　何階にいるのか　　　　　　　　　　　　　今　何階にいるのか
　　よくわからないわね。　　　　　　　　　　　　よくわからないわね。
ビアンカ「そっか！
　　こういうときに　チゾットのコンパスを
　　使えばいいんだわ。

ビアンカ「この場所は　階段が多くて
　　迷っちゃいそうだわ。

【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
ビアンカ「リュカ　落とし物しないように　　　ビアンカ「わ〜　こんなに
　　気をつけないと　ダメだよ。　　　　　　　　　たくさん　もらっちゃったね。
　　でも　そんなの　落としたっけ？？　　　　　　正直に答えて　よかった！

ビアンカ「おかしいわね。
　　下におりる階段は
　　ここだけだったのに……。
ビアンカ「はっ…　もしかして
　　もう一度　上にあがらないと
　　いけないとか？　ふう……。

ビアンカ「大きな穴が　いっぱいね。
　　どれかが　出口に
　　つながってたりするのかしら……。

ビアンカ「まさか　一度おりて
　　もう一度　のぼることになるなんて
　　思わなかったわよ……。

ビアンカ「ずいぶん　のぼったけど
　　本当に　この道で
　　あってるのかしら……。

ビアンカ「すっご〜い！
　　よく　こんな場所が　あるって
　　わかったわね。

ビアンカ「あれ？
　　あそこに見える　商人さんは？？
ビアンカ「私たち　落ちる場所を
　　まちがえちゃったのかしら……。

ビアンカ「やった〜。
　　やっと　外に出られたよ……。

ビアンカ「サンチョさんて　サンチョさん？
　　リュカ　こうしちゃいられないわ
　　すぐ　グランバニアへ向かいましょう。

▼試練の洞くつ
ビアンカ「ここは　ゆかりの地かも
　　知れないけれど　お城じゃないわね。
　　リュカ　お城へ　いきましょうよ。

ビアンカ「きれい……
　　神秘的な　建物ね……。