▼エルヘブン
ビアンカ「ここが　エルヘブン……。
　　リュカのお母さまが
　　生まれ育った村なのね。

ビアンカ「忘れられた民族なんて
　　さみしいこと　言うわねえ。

ビアンカ「そんなカギがあるなら
　　手に入れておいたほうが
　　いいかも知れないね。

ビアンカ「ポートセルミか。
　　ずっと昔　ふたりで行ったね。
　　なつかしいわ。

ビアンカ「そうか……。
　　リュカたちは　前にも
　　この村に　来たことがあるのね。

ビアンカ「こぢんまりしてるけど
　　ステキなお部屋ね。
　　いい夢が　見られそうだわ。

ビアンカ「お母さまに
　　そんな能力が　あったなんて
　　わたし　知らなかった。
ビアンカ「だから　大魔王は
　　お母さまの存在に　恐れをなして
　　お母さまを　連れ去ったのね。

ビアンカ「すご〜い！
　　ここって　本当に　山に
　　かこまれているのね。

ビアンカ「ここの人たちは
　　魔界の門を　守ってるんだっけ？
ビアンカ「そんな人たちが　いうなら
　　まちがいなさそうね。

ビアンカ「3つのリング……。
　　まずは　それを用意しないと
　　いけないわね。
ビアンカ「私たちの　持っているのが
　　それだと　いいんだけど……。

ビアンカ「うわ〜　広いお部屋。
　　マーサさまって　みんなから　とても
　　大切にされていたんでしょうね。

ビアンカ「リュカのお母さまって
　　さすが　いいことおっしゃるわね。
　　私たちも　希望をすてないでいましょ！

ビアンカ「そういう事情が　あったなんて…
　　リュカのご両親って　ステキね。

ビアンカ「わりと　大きなお店ね。
　　はんじょう　してるのかしら？

ビアンカ「魔界への　トビラを開くのは
　　簡単なことじゃないのね。
　　でも　私なら　きっとできるわよ！

ビアンカ「パパスさんは　サンタローズでも
　　みんなに　好かれていたわよね。
　　強くて　やさしくて……。

ビアンカ「ねえ　リュカは
　　いくつになった？
ビアンカ「リュカのお母さまは
　　リュカが生まれてから　今まで
　　ひとりで　たたかっているのよね……。

▼エルヘブン(夜)
ビアンカ「もし　大魔王を
　　たおせなかったら
　　どうなっちゃうのかしら……。
ビアンカ「ダメよね。弱気になっちゃ。
　　私たち　家族が　そろえば
　　できないことなんて　ないわよね！

ビアンカ「今夜は　寝ましょう。夜に
　　この村を歩きまわるのは　キケンだわ。
　　足を　ふみはずしたら　どうするの？

▼お金持ちの屋敷
ビアンカ「でも　今は
　　思い出にひたっているヒマはないわ。
　　さあ　行きましょう？

ビアンカ「うれしそう……。
　　それもこれも　光の教団を
　　たおした　リュカたちのおかげね。

ビアンカ「まだ　すべて
　　終わったわけじゃないけど
　　感謝されるのって　悪くないわね。

ティミー「ん？　おもちゃなら
　　ボク　いらないよ！
　　天空のつるぎだって　あるし！
ビアンカ「こらー！
　　天空のつるぎと　おもちゃを
　　いっしょにするんじゃありませんっ！
ティミー「……は〜い。

ビアンカ「やっぱり　家族の
　　だんらんって　大切なものよね。
　　私も　今　強くそう思うわ。

▼サンタローズ
ビアンカ「ここには　いつ来ても
　　悲しくなっちゃうわね。
ビアンカ「石にされて　リュカと
　　はなればなれに　されたときほどでは
　　ないけれど……。

ビアンカ「そうよねえ……。私たちにも
　　ティミーやポピーが　いるんだもの。
　　落ちこんでなんていられないわよね！

ビアンカ「お客さんが　めずらしいのね。
　　この宿屋さんには
　　がんばってもらいたいな。

▼アルカパ
ビアンカ「うわ〜　なつかしい！
　　住んでる人は　変わっても
　　町は　あまり変わってないみたいね。

ビアンカ「リュカ　ありがとうね。
　　最後の戦いの前に
　　この場所へ　つれてきてくれて。

ビアンカ「あの人　昔　ラインハットから
　　逃げてきた人じゃない。
　　今度も　逃げて身を守るつもりかしら？

ビアンカ「あの人　昔　プックルちゃんを
　　いじめていた人よね。あらあら
　　ずいぶん　おじさんになっちゃって！

ビアンカ「うっ…　私　最近
　　ゴハン　作ってないよね。
　　平和になったら　いっぱい作るからね。

ビアンカ「あの人って　昔
　　バニーガールだった人！？
　　うわ〜………。

ビアンカ「大酒のみで　いっつも
　　酔っぱらっていた　あの　おじさんが
　　勇者のことを　知ってるなんて……。
ビアンカ「でも　勇者のことなら
　　私たちのほうが　くわしいわね。

ビアンカ「会って　どうするつもりかしら。
　　まさか　チカラくらべを
　　するつもりとか！？

ビアンカ「なつかしいな。
　　少し　古くなったみたいだけど
　　きれいに　してくれているのね……。

ビアンカ「あの　おかみさんが
　　教団の信者になっていたなんて……。
　　経営も気になるわね。大丈夫かな。

ビアンカ「ここに来ると　リュカと
　　よく　かくれんぼしたの　思い出すわ。

ビアンカ「この庭も池も　なつかしいわ。
　　ここにいると　つい母さんのことばかり
　　思い出しちゃう……。

ビアンカ「リュカが　その血を
　　ひいていたなんてね。私が天空の血を
　　ひいていたのにも　ビックリだけど。

▼アルカパ(夜)
ビアンカ「あら　だったら
　　私が来て　さぞ　お酒が
　　おいしくなったことでしょうね。

▼レヌール城
ビアンカ「こんなときに
　　この場所へ来るなんて……
　　でも　安心して。
ビアンカ「私　リュカと　ここを
　　冒険したときの気持ち
　　少しも　なくしてないからね！

ティミー「お父さん　ここ知ってるの？
　　いいなあ。ボクも　夜中に
　　こっそり出かけて　冒険したいな。
ビアンカ「だーめっ！
　　お母さんたちが　冒険したのは
　　ちゃんと用があったからなの！
ティミー「ぶー……。

ビアンカ「しかし　あの時は　プックルを
　　助けるためとはいえ　よくできたわよ。
　　リュカが　来てくれたおかげね。

ビアンカ「前に来たときより　このお城
　　少しだけ　きれいになってない？
　　あの恋人たちが　そうじしたのかな？

▼レヌール城(夜)
ビアンカ「あの時こわかったのは
　　悪いお化けたちが　いたからなのかな？
　　今はこうして夜来ても　平気だもんね。

ビアンカ「光の国！？　じゃあ
　　あの時　神殿にいたかも知れないわね。
　　幸せに暮らしてると　いいんだけど。

ビアンカ「王妃さまも　王さまも
　　本当に救われたみたいね。
　　良かった。

ビアンカ「邪悪な気配は
　　感じられないわね。良かった。

▼レヌール城(磨いた銀のティーセットを持って夜)
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
ビアンカ「えっ　王冠って　　　　　　　　ビアンカ「いいえ　と答えたときの
　　こんなにカンタンに　もらっちゃって　　　稲光と　あのセリフ……
　　いいのかしら？　　　　　　　　　　　　　うわ〜　なつかし〜〜！

ビアンカ「う〜ん…
　　そこまでは　責任持てないわよね。

▼迷いの森
ビアンカ「ずいぶん　深い森ね。
　　空が　ほとんど見えないわ。

ビアンカ「いたたた……
　　ずっと　上　見てたら
　　首が　痛くなっちゃった。

ビアンカ「そういえば　リュカは
　　小さい頃　妖精と冒険したことが
　　あったんだっけ？
ビアンカ「リュカって　本当に
　　いろんな経験してるわよね。

▼フィールド(妖精の村)
ビアンカ「ここには　天空城を
　　浮上させるために　来たんでしょ？
　　ごめんね　手伝えなくて。

ビアンカ「ここは　あたたかいわね。
　　いいにおいもするし　気持ちいいわ。

▼妖精の村
ビアンカ「リュカが　小さい頃来たとき
　　ここは　寒い冬だったのよね。
　　今の景色からは　想像つかないけど。

ビアンカ「つれてきてくれて　ありがとう。
　　私　妖精の村　見てみたかったのよ。

ビアンカ「リュカったら　あの頃
　　こんな所まで　遊びに来てたのね。
　　私も　いっしょに来たかったな……。

ビアンカ「ドワーフって　なんでも
　　作っちゃうのね。感心しちゃうわ。

ビアンカ「あのカベ
　　どうなっているのかしら？
　　何度見ても　ふしぎだわ。

ビアンカ「カベも階段も　さわると
　　水の感触があるのに　ぬれないのよね。
　　ふしぎだわ。

ビアンカ「世界には　ふしぎな場所が
　　あるものよねえ。

ビアンカ「天空城って　本当に
　　天の上まで　のぼるのかしら？
ビアンカ「はんぱな高さで
　　プカプカ浮いてる　今の姿も
　　なかなか　にあってると思うけど。

▼ドワーフの洞くつ
ビアンカ「くらくて　ジメジメしているのは
　　どの世界の洞くつでも
　　同じみたいね。

ビアンカ「もしかして　リュカって
　　生まれてから　ずっと　同じ場所に
　　住んでたことないんじゃない？
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
ビアンカ「そうよね。　　　　　　　　　　ビアンカ「えっ？　神殿に住んでた？
　　リュカは　ず〜っと　　　　　　　　　　　それって住んでたって言わないでしょ！
　　旅し続けてるもんね……。　　　　　　　　ごめんね　イヤなこと思い出させて。

ビアンカ「用をすませたら　早く
　　ここから出て　魔界へ行かないと！
ビアンカ「私たちは　一応
　　保護者なんだから
　　勇者に　寄り道させすぎちゃダメよ。

ビアンカ「ちょっと　今　考えちゃった。
　　私のお母さんが　死んでしまったのは
　　誰が　心配かけたからだろう…　って。

ビアンカ「物好きだなんて
　　ひどい言いようね。
　　まあ　口が悪いのは認めるけど！

▼ドワーフの洞くつ(ザイルを仲間に加えて別れた後)
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
ビアンカ「とにかく　これで心強い仲間が　ビアンカ「リュカったら
　　ひとり　ふえたってわけね！　　　　　　　イジワル　言っちゃって！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つれてってあげてもいいじゃないの。

▼すごろくの穴
ビアンカ「たまには　息ぬきも必要よね。
　　少しだけ　遊んでいきましょうか。

ビアンカ「私　あんまり　すごろくって
　　得意じゃないのよね。
　　いい目を　なかなか出せないんだもん。

ビアンカ「出られなくなっちゃったから
　　すごろく場つくっちゃった　なんて
　　のんきな人ねえ。

▼天空への塔
ビアンカ「ここが　天空へ続く塔なの？
　　ちょっとボロボロだけど　歴史に
　　立ち会ってるみたいで　感動ね。

ビアンカ「昔話に出てくる
　　伝説の勇者も　きっと
　　この塔を　のぼったのね……。

▼地下遺跡の洞くつ
ビアンカ「ふーん。
　　こんな場所に　こんな洞くつが
　　あったなんて　知らなかったわ。
ビアンカ「え？　リュカは
　　ここにも　来たことがあるの？
　　ホントに　世界中　行ってるわね。

ビアンカ「それにしても　ここって
　　誰が　なんのために　つくったのかな？
　　遊び場…　じゃないわよね。

ビアンカ「リュカったら
　　遊んでる場合じゃないわよ。
　　早く　魔界へ行かなくちゃ！

▼天空城
ビアンカ「まさか
　　天空城に　来られるなんて
　　思ってもみなかったわ。

ビアンカ「なんだか　ふしぎな感情が
　　こみ上げてくる……。
　　私の　天空の血のせいかしら。

ビアンカ「マスタードラゴンって
　　ゆかいな　おじさんに　なってたの？
ビアンカ「ふ〜ん…
　　私も　一度　見てみたかったな。

▼妖精の城
ビアンカ「あの霧の中に
　　こんな景色が　かくされていたなんて。
　　もうっ　ステキじゃないの！

ビアンカ「本当に　おとぎ話の中に
　　入っちゃったみたい。
　　現実って感じがしないわね。

ビアンカ「神の祝福は　ティミーにだけ？
　　私たちは　どーでもいいってこと？
　　……な〜んちゃって！

ビアンカ「人の家の　ふくざつな事情を
　　サラッと　言ってくれちゃうわね！
　　……まあいいか　悪口じゃないしね。

ビアンカ「リュカと　いっしょに
　　ならなければ　私も　こんなに
　　苦労は　しなかったでしょうね……。
ビアンカ「……なーんて　ウソウソ！
　　じょーだんよ！　ほら　リュカ
　　そんな顔　しないでよっ！

▼ボブルの塔
ビアンカ「これは　また　高い塔ね。
　　で　どうするの？　今は　塔に
　　のぼってる場合じゃないと思うけど？

ビアンカ「リュカたちが　この塔を
　　冒険したのは　わかったから。
　　さあ　先を　急ぎましょうよ。

▼大神殿
ビアンカ「……この神殿は
　　私が　石像として
　　何年も　すごした場所ね。
ビアンカ「うふふ。バカげてるって
　　思うかもしれないけど　私には
　　ちょっと　なつかしい場所だわ。

▼サラボナ
ビアンカ「今の人　ルドマンさんよね？
　　まるで別人みたいに
　　真剣な顔してたけど……。
ビアンカ「なにが　起こったのかしら。
　　リュカ　行きましょうよ。

ビアンカ「こんな時間から　お店を開けても
　　来るのが　あんなお客じゃ
　　同情しちゃうわね……。

ビアンカ「うわ〜　最悪……。

ビアンカ「リュカと　また
　　この町を歩けるなんて
　　夢にも　思わなかったな……。
ビアンカ「……って　よろこぶには
　　まだ　ちょっと　早すぎたわね。

ビアンカ「私だって　たまには
　　リュカに　強引に　手を
　　ひっぱってほしいと思うもの。
ビアンカ「やっぱり　男の人は
　　ウジウジしてるより　そのほうが
　　だんぜんいいと　思うわよ。

ビアンカ「フローラさん　なんだか
　　いちだんと　きれいになってたわね。
ビアンカ「……あーん。もうっ！
　　今は　よけいなことに　気を
　　取られてる場合じゃなかったわ！

【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
ビアンカ「よくわからないけど　　　　　　ビアンカ「ちょっと　リュカっ！
　　とにかく　急いだほうが　よさそうね。　　いじわる言ってる場合じゃないでしょ？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今　恩返ししなくて　どうするのよ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ビアンカ「なにしろ　ルドマンさんには
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　タダで　結婚式をあげてもらったし
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大きな船まで　もらったんだから！

ビアンカ「運わるく　150年目に
　　当たった子孫よ……って　ずいぶん
　　無責任な話も　あったものね。
ビアンカ「つまり　今が
　　その150年目ってことなのね？

▼サラボナ(夜)
ピピン「うわ〜！　やっぱり　女性は
　　ボン！　キュッ！　ボーン！
　　サイコーですね！　リュカさま！
ビアンカ「ああ言ってるわよ？
　　ウンとかスンとか　答えたら
　　どうなの？　リュカ。

▼封印のほこら
ビアンカ「リュカ　とにかく
　　急いだほうが　よさそうよ。

▼見晴らしの塔
ビアンカ「塔で待ってるなんて
　　この塔に　なにかあるのかしら？

▼サラボナ
ビアンカ「ルドマンさん　うれしそう……。
　　これで　すこしは　恩返しが
　　できたかしらね？

ビアンカ「いい話だったね。
　　今の話　ちゃんと覚えておこうね。

ビアンカ「ルドマンさんは
　　町の人のことを思って　町の人は
　　ルドマンさんを思って……
ビアンカ「ここは　本当に
　　ステキな町ね…　リュカ。

ビアンカ「フローラさんの　お祈りなら
　　リュカに　ごりやくが　ありそうね。
ビアンカ「……え？
　　ちょっと　皮肉っぽかった？
　　やだ　そんな気なかったのに。

ビアンカ「商売のことより
　　お客さんのことを想うなんて
　　いい人ね。

▼サラボナ(夜)
ビアンカ「ふ…ふわぁ……。
　　……！　やだ　あくびしてるとこ
　　そんなに　見ないでよ！

ビアンカ「……あんな　おじさんに
　　たまんねえなあ！
　　…って　いわれても　ねえ？

ビアンカ「いい奥さんね。
　　私も　すこしは見習わなきゃ。

ビアンカ「そうよね。
　　もう　こんな時間だもの。

▼エルヘブン
ビアンカ「あの詩人さん　さがしてたって
　　言うわりには　ほしがらなかったわね。
　　まあ　いっか！

▼封印の洞くつ
ビアンカ「なんだか
　　ふしぎな雰囲気の洞くつよね。
　　なんなのかしら……。

ビアンカ「魔物の気配が
　　消えてるみたいね……。
　　まあ　いいことだけど。

ビアンカ「やるなと言われると
　　やりたくなっちゃうのは　リュカに
　　かぎったことじゃないわよ。

ビアンカ「なんだか　急に
　　空気が重くなったと　思わない？
　　リュカ　気をつけてね。

ビアンカ「さっきから　なんなの？
　　ここの魔物たちは
　　ずいぶん　しつこいわね！！

ビアンカ「あれ？
　　魔物たち　いなくなったの？

ビアンカ「これだけの魔物が
　　いるってことは　きっと奥には
　　なにかあるってことよね？

ビアンカ「ん？　なにかしら　あれは？

▼海の神殿
ビアンカ「きっと　ここが海の神殿ね。
　　ここから　お母さまのいる
　　魔界へのトビラが開くはずだわ。