▼暗黒世界のほこら
フローラ「とうとう　来ましたのね。
　　ええ　わかりますわ。
　　イヤな空気が　立ちこめていますもの。

フローラ「あなた　聞いた？
　　お母さまは　もう　間近よ。
　　さあ　行きましょう……。

フローラ「それにしても
　　声や品物を　送るなんて…
　　お母さまのチカラ　本当にすごいのね。

▼フィールド(暗黒世界)
フローラ「ここが　魔界なのね。
　　こんなに　あれはてた
　　場所だなんて……。

フローラ「がんばりましょう。
　　きっと　お母さまの所まで
　　あと　すこしですわ……。

フローラ「こんな　さみしい世界で
　　お母さま　もう　20年以上も……。

フローラ「生きているものの気配が
　　まったくしませんわね。
　　……魔物の　ほかには。

▼ジャハンナ
フローラ「まさか　魔界に
　　町が　あるなんて……。
　　思ってもみませんでしたわ。

フローラ「お花まで　咲いていて……。
　　ちょっとした　空中庭園の
　　ようですわね。

フローラ「とらわれたまま　この町を
　　どんな想いで　救われたのかしら……。
　　ああ　お母さま……。

フローラ「人となった　今でも
　　大魔王を　そんけいしてるなんて……
　　それほどミルドラースは　偉大なの？

フローラ「ただ　魔物に
　　なつかれるだけでなく　姿まで
　　人間に　変えてしまえるなんて……。
フローラ「今さらですけど　お母さまの
　　チカラって　はかり知れないですわね。

フローラ「うふふ。
　　楽しい方ですわね。
　　魔物さんだったとは　思えませんわ。

フローラ「お母さまが　そんなに……！？
　　あなた　急ぎましょう。

フローラ「後悔…　ね。
　　私たちは　後悔することのないように
　　考えて行動したいですわね。

フローラ「禁断の巻物？　まあ
　　人間が　魔物に変わっていくなんて
　　そんなこと　信じたくないわ。
フローラ「……半分魔物で
　　半分人間の姿って
　　かなり…　こわいですし……。

フローラ「人を魔物に　変えてしまうほどの
　　邪悪な心だなんて……。
　　それほどの闇が　あるんでしょうか。

▼暗黒のすごろく場
フローラ「いかにも　魔界という感じの
　　ぶきみさが　ありますわね。
　　やだ…　寒気が　してきました……。

フローラ「魔界の建物なんですから
　　安心は　できませんわ。
　　あなたも　いちおう　気をつけて……。

フローラ「魔界に来てまで
　　名産品の話を　聞くとは
　　思いませんでしたわね。

フローラ「ミルドラースが　万能の神…
　　本当に　そうなのかしら……。

フローラ「あちこちに
　　ガイコツが　ちらばっていて
　　気味が悪いですわ……。

フローラ「すごろくの好きな私も
　　さすがに　ここでは
　　楽しく遊べそうにありません……。

フローラ「めいそう　ですか……。
　　ということは　動き出すための
　　準備をしているということですわね。

▼フィールド
フローラ「さあ　あなた…
　　行きましょう　魔界へ……。

フローラ「こうして見ていると
　　石にされる前と　同じ景色なのに…
　　状況は　きんぱく　していますのよね。

フローラ「魔界のトビラを開く
　　リングのうち　2つが　私たちの
　　結婚指輪だったなんて……。
フローラ「あのときから　すでに
　　運命は　決まっていたんでしょうか。

▼海の神殿
フローラ「私たち　とうとう　魔界への
　　トビラを　開いてしまったのね。
　　まがまがしい空気が　感じられますわ。

▼エビルマウンテン
フローラ「この奥に　ミルドラースが……。
　　いよいよ　この時が　来ましたのね。
　　さあ　行きましょう。

フローラ「この場所…　寒気がしますわ。
　　まがまがしい空気で
　　あふれているんですもの……。

フローラ「きっと　もうすぐですわ。
　　もうすぐ　お母さまのところに
　　たどり着けるような　気がします……。

フローラ「あなた　ここですわ！
　　ほら　どこからか　祈りをあげるような
　　声が聞こえてきますもの……。

フローラ「そんな…　お母さま
　　行ってしまわないで……！
フローラ「せめて…　せめて
　　1度だけでも　リュカさんを
　　抱きしめてあげてほしかった……。

フローラ「お父さま　お母さま…
　　どうか　私たちのことを
　　見守っていてください……。

フローラ「こういう場所では
　　しかたありませんわ。あせらず
　　じっくり考えて　進みましょう。

フローラ「今のは…　お母さまの声！？
　　あなた…　お母さまは　まだ近くにいて
　　私たちを見守ってくださっているのね。

フローラ「ずいぶん　広い場所ですわね。
　　山の中とは　思えませんわ。
フローラ「……これも
　　ミルドラースの　チカラなのかしら。

フローラ「ねえ　あなた……。
フローラ「いいえ…　なんでもないの。
　　ごめんなさいね。

フローラ「ここは　きっと
　　こうやって　ああやって
　　あそこをこうして……　あら？

フローラ「目もくらむような高さですわね。
　　でも　もう　こんなことくらいでは
　　ひるまないわ。

▼フィールド(暗黒世界)
フローラ「ここでは　悪いチカラの
　　大きさばかりが感じられますわね。
　　でも　弱音は　はかないわ……。

フローラ「お母さまが　ひとりでも
　　ずっと　たたかってこられたのは
　　きっと　あなたの存在があったからね。
フローラ「私も　今　同じ気持ちなの。
　　子供たちを　守るためなら　きっと
　　どんなことだってしてみせますわ。

▼エビルマウンテン(ボス前)
フローラ「あなた　ごめんなさいね。
　　私　迷わくを　かけてばっかりで
　　いい妻でも母でも　なかったわ……。
フローラ「結婚して　サラボナを出たときも
　　私　本当に　あなたに　ついていくのが
　　精いっぱいだった……。
フローラ「私を育ててくれた父や母には
　　とても感謝しているけど…　あなたが
　　私を　選んでくれてうれしかったわ。
フローラ「だって　運命を感じた人と
　　本当の家族をつくれるんですもの。
フローラ「だから　必ず　生きて
　　グランバニアへ帰りましょう？
　　そして　その時こそ……
フローラ「ティミーとポピーを
　　ふつうの子供に
　　もどしてあげましょうね。