▼鏡 フローラは 鏡を のぞきこんだ。 フローラ「あら この鏡 すこし くもってるみたいだわ。 フローラは ていねいに 鏡のくもりを ふきとった。 フローラ「う〜ん……。 フローラ「いくらやっても ダメですわ。 どうやったら瞳を まん中に よせられるのかしら? フローラ「リュカさんの 好みって ロングかしら それともショート? どんな髪型が 好きなのかしら? 鏡には ステキな女性が 映っている。 そして きのうの朝食のメニューを 思い出そうとしたが ダメだった。 そして 何かを 思い出したように ふと ほほえんだ。 すこし 髪が みだれているようだ。 フローラは きれいなブラシを 取りだし 長い髪を とかした。