▼ラインハット
ヘンリー「いよいよ　この国をおおう
　　暗雲を　晴らす時が来たな。
　　さあ　デールの所へ　行こうぜ！

マリア「ヘンリーさまは
　　こんなに　大きなお城の
　　王子さまだったんですよね。
マリア「本来なら　私なんて
　　お目にかかることもできないでしょうに
　　ふしぎなご縁も　あるものですね。

ヘンリー「町も　変わっちまったが
　　それも　これまでだぜ。
　　ニセモノの正体さえ　あばけば……！

ヘンリー「今のオレたちは
　　誰にも　止められないぜ！
　　さあ　行こう　リュカっ！

ヘンリー「そんな暗黒の時代も
　　もうすぐ　終わりをつげるさ。
ヘンリー「この鏡が　照らし出す光で
　　ラインハットをおおう暗闇を
　　全て　ふり払ってやる！

マリア「さあ　しいたげられた人々を
　　早く　助けてあげましょう。

ヘンリー「一刻を争う時だってのに
　　じれったいなあ！
　　くそっ！　ほかから　入ろうぜ！

ヘンリー「あんなヤツに
　　ラインハットを…
　　世界を　征服させてたまるかっ！

マリア「戦争になれば　多くの人が
　　命を　落とすことになります。
　　そんなこと　絶対　止めなくては！

ヘンリー「あんな連中が
　　デカイ顔してられるのも
　　今のうちだけだぜ…！

ヘンリー「ニセの太后は　魔物か？
　　だから　魔物が　気づかれずに
　　ここまで　入りこめるんだろうか…？

ヘンリー「きっと　サンタローズに
　　攻め入った時には　すでに
　　太后は　入れ替わっていたんだな。
ヘンリー「なんの罪もない村を
　　ほろぼせなんて　命令
　　人間のできることじゃないよ。

▼ラインハット(夜)
マリア「夜になると　お城の入り口は
　　閉ざされてしまうんですね。
　　また　明日　出なおしましょうか？

ヘンリー「もう少しだけ
　　ガマンしてくれよ。オレたちが
　　きっと　なんとか　してみせるから！

▼ラインハットの洞くつ
ヘンリー「それは　すべて　ニセ太后が
　　やったことだって　言っても
　　なっとく　しないだろうな。
ヘンリー「とにかく　今は
　　ニセモノの正体を　あばいてやろうぜ。
　　じいさんを助けるのは　それからだ。

マリア「なん年もの間　こんな
　　暗い地下牢に　入れられているなんて
　　おかわいそうに……。

▼ラインハット
ヘンリー「ここで言う　クビがとぶって
　　言葉通りの意味なんだろうな。
　　……くそっ！

ヘンリー「そりゃあ　いつの間にか
　　ニセモノに　入れ替わってんだから
　　人が変わるのも　当然だぜ。

ヘンリー「おいおい。
　　今は　外に出てる場合じゃないだろ。
　　しっかりしてくれよな！

ヘンリー「デズモン…？　知らない名だな。
　　まさか　ニセ太后に呼ばれて
　　この城に来たんだろうか？

ヘンリー「まさか　ニセの太后が
　　もっと　強い存在になるために
　　研究させていたのか？

ヘンリー「どうやら　デールのヤツ
　　地下牢にいた　本物の太后を
　　連れ出したみたいだな。

ヘンリー「さあ　リュカ。
　　デールの所へ　急ごうぜ！

ヘンリー「あちゃ〜。
　　自分から　行動してみたら
　　この結果かよ。
ヘンリー「そういえば　あいつ
　　昔から　どんくさかったんだよな。

マリア「大変ですね。
　　でも　これで　アレが
　　役に立ちますわ。

ヘンリー「自分でも　わかってるんだな。
　　一応　王なんだし　もう少し
　　しっかりして　ほしいもんだぜ。

マリア「あの方が　この国の王さまで
　　ヘンリーさまの弟　なんですか。
　　あまり　似ていませんね…。

ヘンリー「う〜ん。
　　こっちが　本物かな？
　　なんか　うす汚れてるし……。
ヘンリー「でも　オレが知ってる
　　この人は　こんなに
　　やさしそうじゃ　なかったな。

マリア「さあ　今こそ　アレを…！

ヘンリー「ああ　あのヒステリックな声
　　子供のころを　思い出すよ。
　　こっちが　本物かな？

▼ラインハット(ニセ太后戦全滅時)
ヘンリー「これが　だまっていられるか！
　　リュカ　今度こそ
　　あいつを　ぶったおしてやろうぜっ！

ヘンリー「さあ　リュカ。
　　オレに力を　貸してくれっ！

ヘンリー「あいつには　ショックが
　　大きかっただろうな。あやうく
　　国を　ダメにされるところだったし。

▼ラインハット(ニセ太后討伐後)
デール「リュカ。兄上と共に
　　よくぞ　母上のニセ者を
　　たおしてくれました。
デール「心から　礼を言いますぞ。
　　あのままだと　この国が
　　どうなっていたか……。
デール「まったく　ボクは
　　王さまとしては　失格ですね。
デール「だからリュカさんからも
　　たのんでくれませんか？
　　兄上が　王さまに　なるように。
ヘンリー「王さま。その話は
　　おことわり　したはずですが。
デール「しかし　兄上……。
ヘンリー「子分は　親分の
　　言うことを　聞くものですぞ。
ヘンリー「もちろん　この兄も
　　できうるかぎり　王さまを
　　助けてゆくつもりです。
ヘンリー「……というわけで
　　リュカとは　これ以上　旅を
　　続けられなくなっちゃったな。
ヘンリー「いろいろ世話になったけど
　　ここで　お別れだ。
ヘンリー「お前に　買ってもらった武器や
　　防具は　その　ふくろに
　　入れておいたからな。
ヘンリー「じゃあ
　　元気でやるんだぜ　リュカ。

ヘンリー「国が　もとに　もどって
　　間もなく　ビスタの港にも
　　また　船が入ってくるはずだ。
ヘンリー「お前は　そこから
　　さらなる旅に　出るつもり
　　なんだろ。
ヘンリー「あっ　そうだ！
ヘンリー「オレ　こんなものも
　　あの　ドレイ時代に　ひろって
　　もってたんだ。
ヘンリー「ちょっと　クシャクシャだけど
　　お前に　やるよ。
ヘンリー「早く　伝説の勇者が
　　見つかると　いいなっ。
　　元気でな　リュカ。

マリア「リュカさまや
　　ヘンリーさまと　旅が出来て
　　とても楽しかったです。
マリア「私は　また　修道院に
　　もどるつもりですから
　　ここで　お別れですね。
マリア「リュカさまは
　　お母さまを　助けるために
　　伝説の勇者さまを　さがす旅とか。
マリア「どうか　お気をつけて。
　　ご無事を　祈っておりますわ。