▼フィールド(下)
バーバラ「さっき　階段で
　足を　すべらせそうに
　なっちゃって　こわかったー！

▼ホルコッタ北の関所
バーバラ「なんか　ここ
　むぼうびだね。

バーバラ「兵隊さん
　あたしたちの　おかげで
　いのちびろい　したわけね。

バーバラ「しゅっぱつ！
　しゅっぱーつ！

▼フィールド(下)
バーバラ「なんかさー。
　気のせいか　このへんって
　まものたちまで　いなか臭くない？

▼ホルストック南西のほこら
バーバラ「んーとね。
　あたしの　カンでは　ここには
　まだ用は　ないわね　きっと。

▼ホルコッタ
バーバラ「あたし　もし
　こういうところに　住んだら
　たいくつしちゃうかも。

バーバラ「見てみて！
　この　ホルコッタ村の　おうちは
　ぜんぶ　木で　できているよ。

バーバラ「王子さまが
　この国の　名物……？
　へんなの。

バーバラ「13年……
　いがいと　若手なのね。

バーバラ「本気かと　思った……。

バーバラ「あんまり　ちかよると
　けとばされるかもよ。

バーバラ「おじいちゃんは
　きっと　王子さまのことを
　大好きだったのね。

バーバラ「ホルス王子かあ。
　どんな人か　気になるね。

バーバラ「どこで　どうして
　いるのかなあ……。
　もう　ひとりの　ウイル。

バーバラ「村の人たちは　別に
　ホルス王子を　きらいってわけじゃ
　ないみたいね。

バーバラ「たいくつしのぎに
　王子に　あそびに
　きてほしい？？
バーバラ「ふつうの　国なら
　村の子供は　そんな　なれなれしい
　言いかた　できないわよね。

バーバラ「滝が　ながれおちる
　礼拝堂なんて　すてきね。

バーバラ「洗礼の洞くつかあ。
　それほど　すばらしい　ところなら
　行ってみたいよね。

バーバラ「水に　うつった
　あたしの　カオは……
　ま　こんなものかな。

バーバラ「お城の　食たくは
　この村でとれた　新鮮やさいが
　たっぷり　なんでしょうね。

バーバラ「王子のせいで
　クビに　なった？
　この人に　何が　あったのかしら。

▼ホルストック城
バーバラ「上の方が
　見えないくらい　大きいね！

バーバラ「あら　あいそが
　いいじゃない。
バーバラ「あたしみたいな
　若い　女の子が　いるせい？
　なーんてね　えへへ！

バーバラ「ヒマでもないけど
　いまは　時間があるから
　話だけでも　聞いてみる？

バーバラ「ホルスさまって
　そんなに　いやしいほど
　大食いなのかしら……。

バーバラ「子供は　いっしょに
　あそんでくれる人が　大好きよね。

バーバラ「王さま　じきじきに
　めんかいして　くれるんなら
　行ってみたいわ。

バーバラ「まいばん　カードあそび
　している　王子さま！？
　なーんか　ダメなやつって感じね。

バーバラ「この子が　ホルス王子？
　なんだか　たいどが　大きいわね。
　まあ王子じゃ　しかたないか……。

バーバラ「ヒミツの　脱出口かあ。
　なんか　そういうのって
　あたし　ワクワク　しちゃう。

バーバラ「あたしたちは
　よく行くけど　まあ　そんなに
　ふつうじゃ　ないか。

バーバラ「おぎょうぎ　よく
　してようね。

バーバラ「王子さまの　印象が
　なんだか　どんどん
　悪くなってるんですけど。

バーバラ「スカートめくり！？
　そんなこと　されたら　ズボンを
　おろしちゃえばいいのよ！

バーバラ「なんだか　ストレス
　たまってるみたいね。

バーバラ「なんか
　聞いちゃいけない　話を
　聞かされちゃった　感じ……。

バーバラ「ここで　ひとりで
　なやんでいたのね　この人。

バーバラ「ゆっくり　するって……
　何か　たのまれるんじゃ
　なかったっけ。

バーバラ「子供のことを
　ぜったいてきに　しんらい
　しているんだね。

【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バーバラ「ウイル
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いきなりすぎだよー！
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
バーバラ「のりかかった　船よ！　　　　　バーバラ「王子のことは　ともかく
　王子さまを　さがしましょ！　　　　　　　洗礼の洞くつ　っていう　ところは
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　きょうみが　あるわ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バーバラ「引き受ければ　どうどうと
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　探検　できちゃうわけでしょ？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　オーケーしちゃおうよー！

バーバラ「先が
　思いやられるわ……。

バーバラ「まあ　もんだい児が
　しょうらい大物に　なるのって
　よく聞く　話では　あるわね。

バーバラ「こんなことは
　しょっちゅう　なんでしょうね。

バーバラ「この人は　手伝って
　くれないわよね……。

バーバラ「お城の　中に
　いるはずだって　王さまは
　おっしゃってたわよね。

バーバラ「どこに　いるのか
　こっちが　聞きたいのに。

バーバラ「もー　まったく
　ホルス王子は　どこーっ！？

バーバラ「王子の　悪口で
　もりあがってるような　ところに
　いるわけ　ないわね。

バーバラ「王子の　いばしょを
　詩にして　ほしいなあ……。

バーバラ「う〜ん
　どこだろうね……。

バーバラ「この人は　ずっと
　前を　向いているから　もし王子が
　後ろを通っても　気づかないわね。

バーバラ「こんな　小さな
　つぼの中まで　探してるの？
　たいへんねー。

バーバラ「かくれてたら　いいって
　なぜ？　……ぬすみぐい
　されなくて　すむからかな？

バーバラ「王子が　ここを　通れば
　かくじつに　この人が
　見つけてくれるわね！

バーバラ「中に　もどりましょ！

バーバラ「ホルス王子が
　洞くつに　行きたがらないのは
　それが理由なんじゃない？

バーバラ「とおる人も
　見かけないわね。

バーバラ「あたしだったら
　ここには　かくれないわ。
　ふくろの　ねずみだもの。

バーバラ「城の中には
　かくれるところは　いっぱい
　あるからなあ……。
バーバラ「ホルス王子が
　かくれんぼが　とくいだとしたら
　見つけるのは　大変かもね。

バーバラ「タルの　中に
　かくれてるなんて……
　ちっちゃな子じゃ　あるまいし。

バーバラ「もどろ　もどろ
　王さまのところに　もどろ。

バーバラ「ちゃんと　上に
　行ったんなら　よかったわ！

バーバラ「ねえ　とりあえず
　王さまのところに　もどろうよ！

バーバラ「なんだか　本当に
　先が　思いやられるんですけど。

バーバラ「この兵隊さん
　いま　ちょっと　笑ったような
　気がしたけど……。

バーバラ「ちょっと　気が重く
　なってきたけど……
　やるしか　ないわよね。

バーバラ「まったく
　かわいく　ないわね……。

バーバラ「なにか
　悪い　よかんが　する……。

バーバラ「カードあそびも
　クチで　勝ちそうよね
　あの　王子なら。

バーバラ「ホルス王子って
　よっぽど　いやしいのね……。

バーバラ「あの年に　なって
　あそんで　ばかり　いたんじゃ
　困るんだけどね。

バーバラ「ごいっしょだったら
　くろうは　ないわよ　まったく。

バーバラ「すぐ近くに
　ひそんでいるような
　気は　するのよね。

バーバラ「だんだん
　ハラが　立ってくるわね……。

バーバラ「この通路から
　いろんなところに　出られるから
　探すのたいへんだよね。

バーバラ「いないわね。

バーバラ「洞くつよりも
　いまは　王子の　いばしょを
　聞きたいよ……。

バーバラ「前より　たのみかたに
　力が　こもってきたわ……
　あーあ　どうしよう……。

バーバラ「ちょっと　あせったわ。
　また　逃げたと知ったら　王さま
　どんな顔　することか……。

バーバラ「今回は　まだ
　出発も　できてないよ！

バーバラ「あー　つかれた！
　もー　やだ！

バーバラ「そんな話が
　ホルス王子に　知れたら
　クビに　なっちゃうよね。

バーバラ「洞くつに　入れるのは
　王族だけ　だけど……
バーバラ「あたしたちは
　王子の　おともで　行けば
　ぎしきを　見られるのよね！

バーバラ「聞かなかったことに？
　そこまでは　もう
　おぼえちゃったもんねー！

バーバラ「もう　ぜっ……
　……ったいに
　にがさないんだから！！

バーバラ「今は　どこに
　向かっているの？

バーバラ「あたし　ちょっと
　ジーンと　しちゃった……。

バーバラ「せっかく　王子が
　少し　やる気になったのに
　そんなこと言っちゃ　ダメじゃない！

バーバラ「今なら　王さまに
　気楽に　あえそうね。
　ホルス王子　ちゃんと　いるし。

バーバラ「はい　おぎょうぎ　よく
　おぎょうぎ　よく……。

バーバラ「大臣さん
　まだまだ　心配そうな
　顔つきだねー。

バーバラ「それにしても　ホルスって
　親の前では　めちゃめちゃ
　おぎょうぎが　いいのねー。

バーバラ「ちょっとは　ムリして
　もらうかも　しれないよね。

バーバラ「サボッて　ばかりだって
　聞いたわよね……。
　剣のけいこ。

バーバラ「このふたり
　本当は　仲良しさん
　なんじゃないかな。

バーバラ「バレバレ　だわ……。

バーバラ「この兵隊さん
　本当は　なにを　考えて
　いるのかしらね……。

バーバラ「きっと　王子は
　このうたに　ウソを
　感じたんじゃないかな。

バーバラ「カードあそびを
　いっしょに　やっていたはずの
　王子は　元気なのにね。

バーバラ「かくれんぼに　むいた
　たいしつなのね。

バーバラ「晩ご飯　まで？
　それぐらい　早く　おわれれば
　私たちも　うれしいけどねー。

バーバラ「なにが　バッチリ
　なんだか……。

バーバラ「そうか　あたしたちは今
　ホルス王子と　その　ご一行さま
　……なのね。

バーバラ「私たちも　気を
　つけましょうね。
　洞くつのまものと　王子さまに！

▼フィールド(下)
バーバラ「王子と　いると
　気が　休まらないわ。
ホルス「オレだって　休まらないさ……。

▼ホルコッタ
バーバラ「さすがは　王子さま。
　村の人の　あいさつも
　ていねいね。

バーバラ「いまから　ねてたら
　夜になってから　目が
　ギンギラギンに　なっちゃうよね。

バーバラ「ホルス王子
　お城に　いるときほど
　ここでは　しゃべらないのね。

バーバラ「何にしても
　王子は　すなおな　言い方が
　できないみたいね……。

バーバラ「ホルス王子の
　洗礼のぎしきとは　関係ない
　話だけど……
バーバラ「どこで　どうして
　いるんでしょうね。
　もう　ひとりの　ウイル。

バーバラ「急に　話しかけて
　手を　切っちゃうと　たいへんだよ！

バーバラ「いまは　王子も
　いそがしいのよね！

バーバラ「洗礼の洞くつって
　そんなに　ステキなの？
　楽しみだわあ！

バーバラ「なーんか　いやな
　予感……。

バーバラ「ホルス王子って
　まるっきり　子供ね……。

▼洗礼の洞くつ
バーバラ「かすかに　水の
　においが　するね……。

バーバラ「あーっ！
　ホルスったら　さっそく
　やらかしてくれたわ！

バーバラ「なによ　もう！
　あの　弱虫ったら
　せわが　やけるんだから！

▼フィールド(下)
バーバラ「あまり　うろうろしないで
　あたりを　つけて　さがしたほうが
　いいかもしれないね。

▼ホルストック城
バーバラ「ホルス王子ってば
　ほんとうに　もう！

バーバラ「お城には　ここからしか
　入れないんだったわよね。
　いないのかー。

バーバラ「おばさん　ヒマそうね。
　ホルス王子も　ぬすみ食いに
　来てそうに　ないし……。

バーバラ「いま　王さまに　会うのは
　気が　すすまないなあ。
　ホルス王子　いないし……。

バーバラ「とくに
　かわりは　なさそう。

バーバラ「大臣さん　ちょっと
　目が　ちばしってる……。
　ストレス　たまってるのね。

バーバラ「息子に　かぎって
　そんなことがあるから
　困ってるのよ……。

バーバラ「いまはどうあれ
　っていう　ところが　いまは
　問題なんだけどね……。

バーバラ「にげ出すための
　能力は　超一流の
　アスリートなみだわね。

バーバラ「ここで　待ってたら
　王子は　この娘の　スカートを
　めくりに　来るかなあ……。

バーバラ「やっぱり　いないね
　ホルス王子……。

バーバラ「ここは　いいから
　ホルス王子を　さがそうよー。

バーバラ「怖いまものも　いるけど
　かわいい　まものも　いるわよね！

バーバラ「自分の　部屋で
　ねてたりする　ずぶとさは
　ありそうだけどね。

バーバラ「いいこと　聞いたわね！
　よーし　見つけてやるわ！

バーバラ「だれも　いないわね。
　ひょっこり　いてくれたら
　ラッキーだったのに……。

▼ホルコッタ
バーバラ「まったく　世話の　やける
　王子さまよね。

バーバラ「村の奥だって！
　早く　行ってみよっ！

バーバラ「こんな　入口で
　おばさんが　見ているような
　ところには　こないわよね。

バーバラ「あー　もう
　あたしも　ねちゃいたく
　なってきたよー。

バーバラ「畑仕事　させたって
　きっと　にげちゃうと　思うな。

バーバラ「いてくれると　いいけど
　期待うす　ね。

バーバラ「おじいさんの　願いを
　早く　かなえて　あげたいね。

バーバラ「王子が　見つかるように
　お祈りでも　していかない？

バーバラ「王族なのに　洞くつに
　入りたがらない　人がいるのが
　問題なのよね……。

バーバラ「王子みたいな　タイプは
　少しくらい　強引に　やらないと
　自分からは　何もしないわよね！

バーバラ「かくれるところ
　どこにも　ないよね。

バーバラ「王子めー！
　みんなの　気持ちも　知らないで！

バーバラ「どこかで
　ホルス王子が　聞いてたら
　クシャミ　するんじゃない？

バーバラ「王子が　あれじゃ
　そりゃ　だれだって
　心配になるよね。

バーバラ「ブルブル　ふるえてた？
　ああ……やっぱりというか
　なんというか……。

バーバラ「見つけた！

バーバラ「なさけないわね……。

【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
バーバラ「やだなー。　　　　　　　　　　バーバラ「うまいわね　ウイル。
　あたしたち　あと何回　こんな目に　　　　ホッと　させたところで　次に
　あわなきゃ　ならないのかしら……。　　　ズバッと　言うつもりね！？

バーバラ「ホルス王子
　うかない顔　してるよ。
　ま　しょうがないね。

バーバラ「ホルス王子　いつも
　子供たちと　きたえてるから
　かくれんぼ　上手なのよね……。
バーバラ「もっと
　別の　能力を　きたえれば
　いいのにね……。

バーバラ「王族なのに　洞くつに
　入りたがらない　人がいるのが
　問題なのよね……。
ホルス「……。

バーバラ「この　おばさん
　また　失敗するだろうと
　思ってるのかなー。

バーバラ「王子も　ちょっとは
　やる気に　なったかしら。

バーバラ「おじさん　あいかわらず
　いそがしそうね。

バーバラ「しあわせの国に　なんか
　行けないほうが
　しあわせなんだもんね！

バーバラ「ホルス王子
　ちゃんと　ついてきてる？

▼洗礼の洞くつ
バーバラ「今度こそ
　1番奥まで　行かなっくっちゃ！

バーバラ「あれ？　王子は！？
バーバラ「あ…　いるか……。

バーバラ「思ったより
　まものが　出るのね。
バーバラ「これじゃ
　おつきの　兵隊さんたちも
　たいへん　だったろうなあ。

バーバラ「われは　試練なり……か。
　ここには　いったい　いくつの
　試練が　あるのかしらね……。

バーバラ「なによー！
　また　アイツ　にげたのー！？

バーバラ「あいつめー！
　オシリ　つねっちゃうからね！

バーバラ「ホルス王子さえ
　いっしょに　いれば
　先に　進めたのになー。

▼ホルコッタ
バーバラ「いないんだ。
　困ったね……。
バーバラ「ここに　いなければ
　洗礼の洞くつか　お城よね。
　ああ　もう！

バーバラ「この子　すなおだから
　王子を　見ていたら　ちゃんと
　教えてくれる　はずよねえ。

▼洗礼の洞くつ
バーバラ「まあ　外に
　行かれちゃうより　マシって
　考えるしかないわね……。

バーバラ「まものより　王子に
　気を　配らなきゃならないのが
　つかれるわね……。

バーバラ「まだ　先は
　長そうね……。

バーバラ「もちろん
　下に　おりるしか　ないわね。

バーバラ「また　試練とか
　いるのかなあ。
　ヤダなあ……。

バーバラ「ここも
　うすぐらいけど　だんだん
　目が　なれてきたわ。

バーバラ「ふたつ目の　試練も
　消えちゃったね……　ん？
　消えちゃったと　いえば……？

バーバラ「なによー！
　また　王子を　探すのー！？
　試練を倒すより　たいへんじゃない！

バーバラ「まったく　くやしいわね！
　なんで　こんなに　あっさり
　逃げられちゃうのかしら！

バーバラ「まったくもー！
　ホルス王子さえ　ちゃんといたら
　先に　進めたのに！

バーバラ「ここから　先は
　ホルス王子も　行ったことが
　ないんだわね。
バーバラ「こうなったら
　とことん　行ってみましょ！

バーバラ「さすがに　ちょっと
　つかれて　きちゃったねー。

バーバラ「洞くつの　奥の
　すてきな　場所を　見るまで
　あきらめないわよ！

バーバラ「とうぜん
　下に　おりるしか　ないわね。

バーバラ「ふう……えいえんに
　洞くつが　続いているような
　気がしてきた……。

バーバラ「へへん
　どんなもんよ！

バーバラ「どうせ　また
　次の　試練が　待ってるんでしょ！
　こうなったら　とことん　いくわよ！

バーバラ「だれか　いるよ！

バーバラ「これ……だけ？

バーバラ「それにしても
　本当に　洗礼の　ぎしきは
　これで　終わりなの？
バーバラ「さんざん　くろうして
　ここまで　つれてきたわりに
　ちょっと　ひょうしぬけね……。

バーバラ「なんだかなー。

バーバラ「ホルス王子を
　さっさと　お城に　送りとどけて
　せいせい　したいわね！

▼フィールド(下)
バーバラ「あと　ちょっとで
　ホルス王子の　おもりも
　おしまいね。
ホルス「ふっふっふ。そんなこというと
　次に　振りかえったとき　オレが
　いないかも　しれないぞ。

▼ホルストック城
バーバラ「ルンルン　ルーン！
　えへへ。
　はな歌が　出ちゃうわね。

バーバラ「あ！
　いま　ホルス王子　てれ笑い
　しなかった！？
ホルス「す　するもんか！

バーバラ「ホルス王子ってば
　てれてる　てれてる！
　えへへ。

バーバラ「王さまの　部屋への
　階段を　上がるまでは
　安心できないわね！

バーバラ「早く　王さまの
　ところに　行かないと　王子が
　自慢しまくるかも　しれないよ。

バーバラ「あとで　洗礼のぎしきの
　ことを　聞いたら　この　おばさん
　どんな顔　するかしらねー。

バーバラ「えへへ
　行こ　行こ！

バーバラ「もし今夜　お祝いの
　えんかいでも　あったら
　いっぱつで　酔いつぶれそうね。

バーバラ「王子も　これから
　ちょっと　いそがしくは
　なるだろうけど……
バーバラ「きっと　これからも
　ときどき　この子と　あそんで
　あげたり　するんでしょうね。
ホルス「とうぜんだな。

バーバラ「ふーん。
　ホルス王子　なんにも
　いわないんだあ。

バーバラ「ねえ　ウイル
　王さまの　ところには
　いつ　行くの？

バーバラ「おじいちゃん　あとで
　知らせを　聞いたら　きっと
　もー　泣いて　よろこぶわよー！

▼ホルストック城(翌日)
バーバラ「ゆうべ
　ホルス王子が　あの娘の
　スカートめくるのを　見ちゃった！
バーバラ「あーあ　ぜーんぜん
　進歩してないのかもー。

バーバラ「ずっと
　ねぶそくだった　兵隊さんね。
　今日は　ちょうし　いいみたい。

バーバラ「お城には　ほかに
　ちっちゃい子　いないものね。
　ちょっと　かわいそうね。

バーバラ「おばさんの　お料理の
　うでが　おちたわけじゃ
　ないよね　もちろん。

バーバラ「なんだか　私たち
　たにんの　雑用を
　押しつけられた　みたい……。

バーバラ「ほら　ウイル
　兵隊さんたちに　けいれい！

バーバラ「つがないんだか
　つげないんだか……ね。

バーバラ「ここは　もう
　かって知ったる　他人の
　地下通路って　感じね！

バーバラ「おじいちゃん
　いつごろ　それ　知ったの？
バーバラ「じつは　ずっと　ねていて
　つい　さっき　知ったとか……！？

【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
バーバラ「人に　苦労を　　　　　　　　　バーバラ「じょうだんが
　かけたことが　わかるだけでも　　　　　　つうじてるよ……。
　りっぱだよね！

バーバラ「あれは　王子と
　あたしたちの　しつこさ　くらべ
　だったわけね。

バーバラ「昨日の　えんかいが
　うそのように　きれいに
　なってるわねー。

バーバラ「ホルス王子の　洗礼の
　お祝い　楽しかったね！

バーバラ「なんだか　こわいこと
　言ってる……。

バーバラ「ちがう　スカートを
　はいてみたら　どうかな。
バーバラ「あ　そういう
　問題じゃない？

バーバラ「王子が　みんなを
　あざむいてた？
　あはは　まっさかー！
バーバラ「でも　そっちのほうが
　話としては　おもしろいわね……。

バーバラ「ああいう　タイプに
　ついていくのは
　なかなか　大変よね。

バーバラ「うた　そのものを
　もうちょっと　れんしゅうして
　ほしいわ……。

バーバラ「わーい！
　きれいな　カギだね。
　みせて　みせてー！

バーバラ「つぎに　来たときは
　もう　ホルスが　王さまに
　なっていたり　するかな？

バーバラ「王さまと　王妃さまにも
　会いにくるからね！

▼フィールド(下)
バーバラ「さ〜あ！
　魔法のカギを　使って　トビラを
　バンバン　あけまくっちゃおうね！

▼ホルコッタ
バーバラ「そういえば　お城での
　ホルス王子の　洗礼のおいわい
　……あれは　もりあがったわね。
バーバラ「大臣さんが
　ハラ踊り　したのには
　ビックリしたよねー！

バーバラ「お城から　この村まで
　ウワサが　伝わる　あいだに
　話が　ちょっと　変わってる。
バーバラ「たしか　王子は
　まだ　王位は　つがずに
　修行したい　って言ってたよね。

バーバラ「よく　いるのよね。
　ねている間に　世間の　動きから
　すっかり　取りのこされちゃう人。

バーバラ「だれが　おともしたか
　教えて　あげたいねー。

バーバラ「かわいい　目を
　してるねー。

バーバラ「おじいちゃん
　早く　元気に　なるといいね。

【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
バーバラ「すごく　よろこんでもらえて　　バーバラ「おじいさんに
　よかったわね　ウイル！　　　　　　　　　うそついちゃ　ダメだよ！

バーバラ「この人
　近づきにくい　ふんいきね……。

バーバラ「この国の　人たちが
　ホルス王子を　信じてあげれば
　彼は　がんばれると　思うな。

バーバラ「マメに　いろんな人に
　話しかけてると　意外な話が
　聞けたりして　楽しいわね。

バーバラ「そうね。
　王さまに　なるための
　修行に　つかれたら……
バーバラ「お城を　抜け出して
　また　この子の　ところに
　あそびに来るよね　きっと！

バーバラ「あれだけの　思いをして
　ちゃんと洗礼を　受けたんだから
　もう　弱虫じゃ　ないよね。

バーバラ「やっぱり
　魔法のカギが　あれば
　いろいろ　便利そうだね。

バーバラ「おばさん　あんまり
　うれしそうじゃなかった？

バーバラ「今思えば
　大がかりな　かくれんぼみたいで
　けっこう　面白かったわね。

▼洗礼の洞くつ
バーバラ「この洞くつ
　かなり　なつかしいなあ。

バーバラ「あのとき　王子の
　クビに　すずでも　つけておけば
　すぐに　見つけられたかもね！

▼グランマーズの館
バーバラ「クリアベールという町で
　あたしたちを　まっている
　ふしぎな　体験って　なんだろう！

▼ホルストック南西のほこら
バーバラ「んーとね。
　あたしの　カンでは　ここから
　どっかに　行ける気がするよ。