DRAGON QUEST VIII 空と海と大地と呪われし姫君
〜ククール全台詞集〜



▼ドニの町
*「むう……。
*「くそっ もういっぺんだ!
  もう一度 ポーカーで勝負しろ!!
*「こっちは 構わないが
  掛け金は まだあるのかい?
*「若ぇの バカにすんなよ。
  有り金のこらず 賭けてやる。
  さあっ 勝負だ!!
*「ははっ 確かに。
  じゃあゲームを続けよう。

*「……おっと。
  今は 真剣勝負の最中でね。
  あとにしてくれないか?
*「真剣勝負 だとぉ〜!?
*「おいっ! このクサレ僧侶!
  てめえ イカサマやりやがったな!
ヤンガス「まあまあ あんたも
  そう興奮すんなよ。
  負けて悔しいのは わかるけどよ。
*「なんだとぉ!?
  ……そうか わかったぞ。
*「てめぇら こいつの仲間だな!!
ヤンガス「いいかげんにしやがれ!
  妙な 言いがかりをつけると
  タダじゃおかねえ……
ゼシカ「いい加減にして!
  頭を冷やしなさいよ。
  この 単細胞!
*「兄貴に 何しやがる!?
*「女だからって 承知しねえぞ!?
ヤンガス「女ひとりに 二人がかりとは
  格好が悪いんじゃねえのかい?
*「うるせぇ!
  よくも 子分達をやってくれたな!!

*「あんたら 何なんだ?
  ここらへんじゃ
  見かけない顔だが……。
*「ま いいや。とりあえず
  イカサマが バレずに済んだ。
  いちおう 礼を言っとくか。
*「あんまり いいカモだったから
  つい やりすぎちまった。
*「おっと。グズグズしてたら
  あいつらに 見つかっちまう。
ゼシカ「……何か?
*「オレのせいで
  ケガをさせてないか 心配でね。
  大丈夫かい?
ゼシカ「あいにく 平気よ。
  じろじろ見ないでくれる?
*「助けてもらったお礼と
  今日の出会いの 記念に。
*「オレの名前は ククール。
  マイエラ修道院に住んでる。
ククール「その指輪を見せれば
  オレに会える。
  ……会いに来てくれるよな?
ククール「じゃ また。
  マイエラ修道院の ククールだ。
  忘れないでくれよ!

▼マイエラ修道院
マルチェロ「……また ドニの酒場で
  騒ぎを 起こしたようだな。
  この 恥さらしめ。
*「ずいぶん お耳が早いことで。
  さすがは聖堂騎士団の……
マルチェロ「どこまで わがマイエラ修道院の
  名を落とせば 気が済むんだ?
  まったく お前は疫病神だ。
マルチェロ「そう 疫病神だよ。
  お前さえ 生まれてこなければ
  誰も 不幸になぞ ならなかったのに。
*「…………。
マルチェロ「顔と イカサマだけが
  取り柄の できそこないめ。
マルチェロ「半分でも この私にも
  お前と同じ血が 流れているかと
  思うと ぞっとする。
マルチェロ「………ふん まあいい。
マルチェロ「聖堂騎士団員 ククール。
  団長の名において お前に
  当分の間 謹慎を言い渡す。
マルチェロ「いかなる 理由があろうとも
  この修道院から 外に出ることは許さん。
  いいか? 一歩たりともだ。
マルチェロ「それさえ 守れぬようなら
  いくら院長が かばおうと
  修道院から追放だ。わかったな。

ククール「あんたたち……。
  酒場で会った あの時の連中だよな?
  どうして こんな所に……。
ゼシカ「なにが どうしてこんな所に よ!
  あんたが来いって言ったんでしょ!
  こんな指輪なんて いらないわよ!
ククール「指輪……?
ククール「…………そうか!
  まだ その手があった!
ククール「なあ あんたたち。
  あんたらに 頼みたいことがあるんだ。
  オレの話を聞いてくれ。
ゼシカ「頼み!? 冗談でしょ?
ゼシカ「どうして 私たちが
  ここで あんたの頼みまで
  聞いてやらなくちゃならないのよ!
ククール「いいから 聞いてくれ!
  のんびり話してる時間はない!
ククール「……感じないか?
  とんでもなく まがまがしい気の持ち主が
  この修道院の中に 紛れ込んでいるのを。
ククール「聞いた話じゃ 院長の部屋に
  道化師が 入っていったらしい。
  この最悪な気の持ち主は 恐らくそいつだ。
ゼシカ「……道化師…………!
ククール「そいつの狙いまでは
  わからないが とにかく このままじゃ
  オディロ院長の身が あぶない!
ククール「頼む。修道院長の部屋に行って
  中で何が起こっているか 見てきてくれ!
【はい】                     【いいえ】
ククール「……ありがとう。恩に着るよ。      ククール「オレだって 自分で行けるなら
  じゃあ 今からオレが言うことを          人に こんなこと頼んだりしない。
  しっかり聞いてくれ。               ただ 今はちょっとワケありなんだ。
ククール「あんたらも見たかもしれないが      ククール「礼なら 後で必ずするよ。
  院長の部屋へ続く橋は 石頭のバカどもが      お願いだ。修道院長の部屋に行って
  ふさいでる。あそこを通るのはムリだ。       中の様子を見てきてくれ! 頼む!
ククール「だが かなり回り道になるが
  あの院長の部屋がある島へ行く方法が
  もうひとつだけ 残ってる。
ククール「一度 この修道院をドニ側に出て
  すぐ川沿いの土手を左手に……つまり
  この修道院を見ながら 川沿いを進むんだ。
ククール「そういう風に ずっと進んでいくと
  大昔に使われていて 今は廃墟になった
  修道院の 入り口がある。
ククール「その廃墟から 院長の部屋がある
  あの島に 道が通じてるらしい。
ククール「すまないが 院長の部屋へ
  行くための道は それしかないんだ。
ククール「廃墟の入り口は あんたらに預けた
  騎士団員の指輪で開くらしい。だから
  そいつは もうしばらく持っててくれ。
ククール「とにかく グズグズしてて
  手遅れになったら なんにもならねえ。
  修道院長のこと 頼んだぞ。

ククール「詳しくは言えないが
  オレは今 重大な任務を抱えてる。
  修道院を離れられないんだ。
ククール「とにかく もう一度言う。
  院長の部屋がある島へ行く方法は
  ひとつだけだ。
ククール「一度 この修道院をドニ側に出て
  すぐ川沿いの土手を左手に……つまり
  この修道院を見ながら 川沿いを進むんだ。
ククール「そういう風に ずっと進んでいくと
  大昔に使われていて 今は廃墟になった
  修道院の 入り口がある。
ククール「その廃墟から 院長の部屋がある
  あの島に 道が通じてるって話だ。
ククール「廃墟の入り口は あんたらに預けた
  騎士団員の指輪で開くらしい。
  さあ 急いでくれ!

ヤンガス「いいかげんにしやがれ!
  ぬれぎぬだって 言ってんだろ!?
ゼシカ「そうよ! あんたたちの仲間に
  頼まれて 院長の様子を見にいったんだって
  さっきから言ってるじゃない!
ゼシカ「だいたい どうして私たちが
  こんな目に あわなきゃならないのよっ!?
マルチェロ「……院長は 甘すぎる。
  おまえたちが 犯人でないなら
  部下たちは 誰にやられたのだ?
マルチェロ「私の目は ごまかせんぞ。
  白状するまで……
マルチェロ「誰だ。
*「団長どのが オレを
  呼んだんじゃないんですか?
マルチェロ「……入れ。
マルチェロ「お前に 質問がある。
  だが その前に……。
マルチェロ「修道院長の命を狙い
  部屋に忍び込んだ賊を
  私は さきほど捕らえた。
マルチェロ「こいつらだ。
  わが聖堂騎士団の団員たちが
  6人も やられたよ。
マルチェロ「…………。
マルチェロ「……まあいい。
  問題は ここからだ。
マルチェロ「わがマイエラ修道院は
  厳重に警備されている。
  よそ者が 忍び込める隙なぞない。
マルチェロ「……誰かが 手引きを
  しない限りはな。
マルチェロ「こやつらの荷物を
  調べたところ この指輪が出てきた。
マルチェロ「聖堂騎士団員 ククール。
  君の指輪は どこにある?
  持っているなら見せてくれ。
ククール「よかった!
  団長どのの手に 戻っていたとは!
マルチェロ「……なんだと?
ククール「酒場で スリに盗まれて
  困っていたんですよ。
  よかった 見つかって。
ヤンガス「スリだとぅ!?
  おい にいちゃん!
  そいつぁ 話が違う……
ゼシカ「そんな指輪 どうだっていいわ!
  あいつは 最初っから
  そういう魂胆だったのよ!
ククール「そういう訳です。
  では オレは部屋に戻ります。
マルチェロ「待て!!
  まだ 話は終わってないぞ!
マルチェロ「……仕方のない奴め。
  まあいい。あいつの処分は
  いつでもできる。それよりも。
マルチェロ「……待たせたな。
  では 君たちに話を聞こうか?
マルチェロ「どうして あの部屋にいた?
  何が目的なんだ。さっさと白状したまえ。
ヤンガス「だから アッシたちは
  何もやってねえって言ってんだろ!
マルチェロ「今度は何だ。
*「修道院の外で
  うろついていた魔物を1匹
  捕まえて 参りました!
マルチェロ「なに? 魔物だと?
トロデ王「イテテテテ……!
  な 何をする!?
トロデ王「おい ヤンガス! ゼシカ!
  こんな所で 何をしとるんじゃ?
  エイト!! 答えんか!
トロデ王「あんまり長い間
  帰ってこんから さみしくなって
  探しに来てやったぞい!
マルチェロ「……旅人どのは
  どうやら この魔物の仲間らしい。
  このような 澄んだ目をした方々が!
トロデ王「なんじゃ お前は!!
  無礼者め その手を放さんかい!
  おろせっ! 助けてくれ エイト!
マルチェロ「魔物の手下どもめ。
  オディロ院長は だませても
  この私は そうはいかんぞ。
マルチェロ「指輪を盗み 忍び込んだのも
  その魔物の命令だな?
  神をも恐れぬ バチ当たりどもめ。
マルチェロ「院長を殺せば 信仰の要を失い
  人々は混乱する。その隙を狙い
  勢力拡大を図った……そんな所か。
マルチェロ「この魔物たちを 牢屋へ!
  明日の夜明けとともに 拷問して
  己の罪の重さを 思い知らせてやる!
マルチェロ「……明日の夜明けを
  楽しみに しておくんだな。

ゼシカ「……待って。誰か来る。
ククール「こんばんは みなさん。
  お元気そうで 何よりだね。
ヤンガス「てめえ!!
ククール「おっと。そう怒るなって。
  さっきは悪かったよ。
  お詫びに……ほら。
ゼシカ「どういう事?
ククール「ここじゃあ 上の階に
  声が聞こえちまうかもしれない。
  話はあとだ。ついて来な。
ククール「こっちだ。
ククール「見張りは……よし。
  ここから先は 絶対にしゃべるなよ。
ククール「夕飯の時に あいつのメシに
  眠り薬を入れといたのさ。
ククール「……よし。よく眠ってる。
  効いてるみたいだな。
ククール「さあ この奥だ。
ククール「……ここまで来れば安心だ。
  あんたたちも しゃべっていいぜ。
トロデ王「おい!! 貴様!
  いったい 何のつもりじゃ!?
  わしらをどうする気なんじゃ!
ククール「だから さっきは悪かったよ。
  指輪の件は ああでも言わないと
  オレが疑われるんでね。
ククール「ここを 追い出されたら
  他に行く所がないんだ。
  けど ちゃんと助けに来ただろ?
ククール「そう 怒るなって。
  それより……ほら。
  めずらしいもの 見せてやるよ。
トロデ王「なんじゃ?
ククール「ほら 中のトゲトゲに
  血の染みが こびりついてるだろ?
ククール「たとえば あんたを中に入れて
  フタを閉めれば
  全身を このトゲが突き刺すのさ。
ククール「つまり オレは手を汚さずに
  あんたを 全身穴だらけに
  できるってわけだ。便利だろ?
トロデ王「ギャー!!!!!
トロデ王「……ん?
トロデ王「おおっ!!
トロデ王「エイト! 聞こえるか!?
  この奥は 抜け穴になっておる!
ククール「……と まあ
  ご覧のとおりだ。

ククール「のんびりしてると
  あんた達を逃がそうとしたのが
  バレちまう。急いでくれ。

ククール「おやおや。
  まさか 怖じ気づいたのか?
  大丈夫。ケガしやしねえよ。

サビと 黒い染みとで 汚れ
不気味に 微笑んでいる。
中に 入ってみますか?
【はい】                     【いいえ】
ククール「……じゃあ いくぜ?
ヤンガス「……しかし わからねえ。
  自分で ぬれぎぬを着せておいて
  なんだって 助けに来たんだ?
ククール「悪く思わないでくれ。
  あいにく ここの連中に
  オレは 信用がないもんでね。
ククール「あの場で かばったところで
  あんたたちを助けることは
  できなかった。むしろ逆効果さ。
ククール「……あんたらを尋問してた奴。
  あいつ…マルチェロは
  オレを 目の敵にしてるからな。
ククール「……それで とにかく一度
  牢屋に入ってもらって 後から
  助けに来たってわけだ。
ヤンガス「とは言っても あんたから見りゃ
  アッシらが 素性の知れない
  人間であることに 変わりはねえはずだ。
ヤンガス「この魔物みてえな おっさんが
  仲間だってのも 本当のことだ。
  それを 逃がしちまってもいいのか?
ククール「その場にはいなかったが
  あんたらが 院長の命を
  救ってくれたことくらい わかってる。
ククール「あんたらが尋問室に連れてこられる
  こっと前に あの まがまがしい気が
  修道院の中から 消えたからな。
ククール「こう見えて 感謝してるんだ。
  そんな あんたらを 見捨てるほど
  オレも 薄情な人間じゃない。
ククール「それに そちらのレディを
  ひどい目に あわせられない。
  ……奴の拷問は きついぜ?
ククール「この上から 外に出られる。

トロデ王「おおっ ミーティア!!
  無事じゃったか!
トロデ王「わしがいなくて
  心細かったじゃろう。もう大丈夫じゃ!
  さっ ここから逃げ出すぞ!
トロデ王「わしは 姫を連れて
  先に 外に出ておる。
  お前たちも 早く来るのじゃぞ!
ククール「……姫?
ククール「まあいい。
  オレたちも 外に出よう。
ククール「ここまで来りゃ
  よほどのヘマをしない限り 逃げられる。
  ま あれだ。いろいろ悪かったよ。
ククール「それじゃ ここで お別れだ。
  この先の あんたたちの旅に
  神の祝福がありますように。

▼馬小屋外
ククール「橋が……修道院が燃えている?
ククール「バカな……。
  ……まさか さっきの
  まがまがしい気の奴が 再び……?
ククール「!!!
ククール「オディロ院長が 危ない!

▼マイエラ修道院
ククール「畜生! マルチェロの野郎
  どこにも いやしねぇ!!
ククール「…………!?
ククール「まがまがしい…気……?
  ……いや そんなかわいいモンじゃない。
ククール「まるで 悪魔が……
  地の底から 悪魔が大群で
  はい出してきたみてぇな……。
ククール「オディロ院長!!
ククール「中から カギが かかってる……?
ククール「マルチェロたちも 中か!?
  くそっ! 何が起きてるんだ!
  いったい どうなってやがる!?
ククール「開きゃしねえ。くそっ!
ククール「あんたら……! そうか。
  オレの後を追って 来てくれたのか……。
ククール「いいぞ。助かった!
  悪いが もう一度だけ
  オレに チカラを貸してくれ!
ククール「こうなりゃ 実力行使だ!
  これだけ人数がいりゃあ どうにかなる!
ククール「中からカギが かかってる。
  さあ! みんなで体当たりして
  扉を ぶち壊すぞ!!
ククール「やったぞ!

ククール「おい どこへ行く?
  この期に及んで まさか
  怖じ気づいたんじゃないよな?

ククール「待ってくれ。
  ここに 仲間が倒れている。
  放ってはおけない。

ククール「おい! 何があった!?
  しっかりしろ!!
*「よか…た……応援が……
  はやく……院長さまを……
ククール「どうした!?
  いったい 誰が!
*「……やつ…は 強い……。
  マルチェロさま……も
  あぶな…い……
*「ぐふっ。
ククール「……上だ。行こう。
  お前も 来てくれるな?
【はい】                     【いいえ】
ククール「……すまない。             ククール「冗談を言ってる
                           場合じゃないんだ!
                         ククール「……行くぞ。

ククール「兄貴!
マルチェロ「……やら…れた……。
  すべて…あの道化師の……仕業……。
マルチェロ「奴は…強い…。
マルチェロ「ゲホッ!
マルチェロ「だが あやつの
  思い通りには……っ!!
マルチェロ「……命令だ!
  聖堂騎士団員 ククール!
  院長を連れて逃げ……
ドルマゲス「……クックック。
  これで 邪魔者はいなくなった。
マルチェロ「くっ……!
  オディロ院長には 指いっぽん
  触れさせん……!!
修道院長「案ずるな マルチェロよ。
  私なら大丈夫だ。
修道院長「私は 神にすべてを捧げた身。
  神の御心ならば 私はいつでも死のう。
修道院長「……だが 罪深き子よ。
  それが 神の御心に反するならば
  お前が何をしようと 私は死なぬ!
修道院長「神のご加護が 必ずや
  私と ここにいる者たちとを
  悪しき業より 守るであろう!
ドルマゲス「……ほう。
  ずいぶんな自信だな。
  ならば……試してみるか?
トロデ王「待て待て待てーい!!
ヤンガス「おっさん いつのまに!
トロデ王「久しぶりじゃな。
  ドルマゲスよ!
ドルマゲス「これは!
  トロデ王では ございませんか。
  ずいぶん変わり果てたお姿で。
トロデ王「うるさいわい!!
  姫とわしを 元の姿に戻せ!
  よくも わしの城をっ……!!!
トロデ王「な……なんと!?
ドルマゲス「……悲しいなあ。
ドルマゲス「お前たちの神も
  運命も どうやら私の味方を
  して下さるようだ……。
ドルマゲス「キヒャヒャ!
  ……悲しいなあ。オディロ院長よ。
ドルマゲス「そうだ このチカラだ!
  ……クックックッ。
  これで ここにはもう用はない。
ドルマゲス「……さらば みなさま。
  ごきげんよう。

ククール「目が覚めたみたいだな。
ククール「……葬式の前にも言ったが
  オディロ院長の死のことは
  あんたたちの責任じゃない。
ククール「むしろ あんたらが
  いなかったら マルチェロ団長まで
  死んじまってただろう。礼を言う。
ククール「……さて。
  その 聖堂騎士団長どのがお呼びだ。
  部屋まで来いとさ。
ククール「じゃあな。
  オレは 確かに伝えたからな。

ククール「…………。
ククール「話は 聖堂騎士団長どのに
  聞いてくれないか?

マルチェロ「……これはこれは。
  目が 覚められましたか。
マルチェロ「話は すべて
  こちらの方から聞きました。
  あらぬ疑いをかけ 申し訳ない。
マルチェロ「憎むべきは ドルマゲス。
  あの道化師には 神の御名のもと
  鉄槌を下さねばなりますまい。
マルチェロ「ですが……
  私には 新しい院長として
  みなを 導くという役目がある。
マルチェロ「……そこで です。
マルチェロ「こちらのトロデという方の
  お話では みなさんも
  ドルマゲスを追って 旅しているとか。
マルチェロ「どうでしょう?
  ここにいる 我が弟 ククールを
  同行させてはいただけませんか?
ククール「……騎士団長どの。
  規律が守れぬ者は 弟とは思わぬと
  あなたが 言ったのでは……
マルチェロ「今は この方々と
  話をしているのだが?
  お前は 黙っていろ。
マルチェロ「ククール。
  今 修道院を離れても問題ない者は
  お前しかいないのだ。
ククール「…………。
マルチェロ「他の者には それぞれ
  この修道院で果たすべき役目がある。
  その点 お前は 身軽だろう。
ククール「……つまり 役立たずだと。
  そう言いたいわけだ。
ククール「なるほど。わかりました。
ククール「それほど おっしゃるなら
  こいつらについて 出ていきます。
  院長のカタキは お任せを。
トロデ王「姫といっしょに
  馬車で 待っとるからな〜!
マルチェロ「……これは この世界の地図。
  ドルマゲスを追う旅に
  きっと 役立つ事でしょう。
マルチェロ「みなさんに あらぬ疑いを
  かけた そのお詫びの印です。
  どうぞお受け取りください。
エイトは 世界地図を 手に入れた。
世界地図を ふくろに入れた。
マルチェロ「では! みなさん!
  ククールをどうぞよろしく。
  旅の無事を お祈りしております。

ククール「……よう。
  まあ そういうわけだ。
  オレも旅に加えてもらうぜ?
ククール「マルチェロ団長どのに
  命令されたからじゃない。
  院長は オレの親がわりだったんだ。
ククール「あいつ……ドルマゲスは
  絶対に許さない。必ずカタキは討つさ。
  それに……
ククール「……こんな所。
  頼まれたって いたくないね。
  追い出されて せいせいするさ。
ククール「それと 約束してたよな?
  いろいろ世話になった礼は
  いずれ 必ず するって。
ククール「ゼシカ。これからオレは
  片時も離れず 君を守るよ。
  君だけを守る騎士になる。
ゼシカ「はいはい。
  どうもありがとうございますー。
ククールが 仲間になった!
ククール「さあ! 行こうぜ!

ククール「……まあ ね。
  修道院の きゅうくつな暮らしには
  飽き飽きしてたんだ。いい機会さ。
ククール「それに ゼシカとは
  もっと 深いつき合いになりたい。

▼マイエラ修道院(再開時)
ククール「オレは オディロ院長のカタキ
  ドルマゲスを追跡するために
  あんたたちと 同行する事になった。
ククール「ま よろしく頼むぜ。
  この先 どこに行くかは さっきもらった
  その世界地図で 決めよう。

▼フィールド
トロデ王「ほほう。あのククールが
  わしの 新しい家臣になったのか!
ククール「オレは しばらくの間
  旅に同行するだけで 化け物ジジイの
  家臣になった覚えはないぜ?
トロデ王「うむ うむ。
  むさいヤンガスより 見栄えがよい!
  わしの威厳も 増すというものじゃ。
ククール「聞けよ! おっさん!

ククール「……まあ ね。
  修道院の きゅうくつな暮らしには
  飽き飽きしてたんだ。いい機会さ。
ククール「それに ゼシカとは
  もっと 深いつき合いになりたい。
  カタキ討ち? ああ 適当にな。

▼ドニの町
ククール「院長が まさか死ぬなんて……。
ククール「葬式は 好きじゃないんだ。
  得意な奴も いねえだろうけどさ?
  そりゃ 当たり前だけど……。
ククール「……やめた。
ククール「あんたらに 話したって
  どうなるもんでもない。
  ほら 行こうぜ。ドルマゲスを探しに。

*「おや ククール。
  ツケはいつでもいいから
  今日も たーんと飲んできな!
ククール「ははっ サンキュ。
*「そういや あんた
  修道院にいるっていう お兄さんとは
  うまく やってるのかい?
*「両親のない あんたにゃ
  ただひとりの身内だ。
  仲良くするんだよ。
ククール「……ああ。
  ありがとな おばちゃん。

*「ククール ねえねえ
  あたしの次のお休みに
  どこか遊びに連れてってー。
ククール「わかった わかった。
  考えとくよ。

▼旧修道院跡地
ククール「ホコリまみれだわ 泥水で
  足場はすべるわ おまけに死体だらけ。
ククール「……あんたら こんな所
  よく通ってきたな。感心するよ。

▼船着き場
ククール「たしか ドルマゲスは
  海の上を 歩けるんだろ?
  なら 港で話を聞いてもムダだ。
ククール「あいつから……
  マルチェロからもらった 地図もある。
  ひとまず 街道沿いに行こう。

▼フィールド(トラペッタ)
ククール「この近くにある町は
  たしか トラペッタっていうんだったな?
ククール「オレは 今まで 修道院の辺りしか
  知らずに 育ってきたからな。
  地名を覚えるのも ひと苦労だぜ。

▼トラペッタ
ククール「このトラペッタって町は
  なかなか大きくて 栄えてるようだが
  どうも 遊べる所はなさそうだな。
ククール「どこかに オレにふさわしい
  美女と 遊びと 成功に満ち満ちた町は
  ないもんかね? エイト 知らないか?

▼滝の洞窟
ククール「今 この洞くつに来ることに
  何か 意味があるとは思えねえが……。
ククール「まあ いいさ。
  どこへ行くかは エイトに
  まかせているからな。

▼滝の上の一軒家
ククール「こういう 人里はなれた一軒家には
  わけあり美女が ひとりで住んでるってのが
  相場なんだがな……。
ククール「まったく 世の中は
  新鮮な おどろきに満ちてるよ。
  うれしくも 何ともないけどな!

ククール「オレは ああいう
  むさ苦しい奴のために 働く気なんて
  毛頭ないんだがな……。
ククール「くそっ お人好しどもめ!
  何で オレ こんな連中と一緒に
  旅してるんだ? 納得いかないぞ!

▼フィールド(赤い木)
ククール「オレは その袋 てっきり
  ゴミが 捨ててあるのかと思ったぜ。
ククール「だが ひろっちまった以上
  仕方ない。とっとと届けるとしようぜ。
  一刻も早く 手放したいからな。

▼滝の上の一軒家
ククール「ああもう!
  いいから 早く その袋をわたして
  こんな所から おサラバしようぜ!
ククール「それで この件は決着だ。
  まったく とんだ回り道だったぜ。

ククール「なんだか 得体の知れない奴だな。
  トーポが ただのネズミじゃないとか
  言い出したりして……。
ククール「……ま どうでもいいや。
  オレは 野郎の正体を詮索するシュミは
  持ち合わせてねえからな。

▼滝の上の一軒家(チーズを貰った後)
ククール「外は 見晴らしがよくて
  気持ちいいんだが 小屋の中は せまくて
  けっこう 息苦しい感じだな。
ククール「まあ こんな所に 大きな建物を
  建てるのは 大変だろうから 仕方ねえか。

▼リーザス村
ククール「なにっ!?
  ここがあの リーザス村か!
ククール「……なんちゃってな。
  こんな村 聞いたことねえな。

▼リーザス像の塔
ククール「こりゃ ずいぶんと
  古くさい塔だな……。

▼ポルトリンク
ククール「ふーっ。
  空気が うまいな。
ククール「修道院の抑圧から
  解放されたのが でかいんだな。
  なにもかもが 気分よく感じるぜ。


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