DRAGON QUEST VIII 空と海と大地と呪われし姫君
〜ヤンガス全台詞集〜



▼ポルトリンク
ヤンガス「この町から 定期船に乗れば
  南の大陸に 行けるでがす。へへへ。
  アッシは 結構 くわしいでがすよ。
ヤンガス「ゼシカとかいう姉ちゃんは
  この町に いるでがしょうかね?

ヤンガス「これはまた 面倒なことに
  巻き込まれたもんでがすなあ。
ヤンガス「でも あの姉ちゃんの言う通り
  定期船が動かなきゃ
  ドルマゲスが 追えないでげすよ。
ヤンガス「……う〜む 仕方ねえでがす。
  兄貴 ここは きばりやしょう!

▼ポルトリンク(再開時)
ヤンガス「あのゼシカとかいう姉ちゃんは
  つくづく アッシの苦手なタイプでがすよ。
ヤンガス「兄貴が 魔物退治を
  引き受けたんでなきゃ アッシは
  関わりたくなかったでがすが……。
ヤンガス「まあ 引き受けちまったもんは
  仕方ねえでがす! 兄貴!
  ここは ビシッと決めやしょうぜ!!

▼ポルトリンク(再開時、オセアーノン敗戦後)
ヤンガス「ゼシカとかいう姉ちゃんに
  うまいこと乗せられて 定期船の上で
  凶暴な魔物と 戦うはめになったでげす。
ヤンガス「大した相手じゃねえと
  思ったんでげすが まさか
  あんな化け物だったのは!!
ヤンガス「でも 行きがかり上
  ここで あきらめるわけにゃあ
  いかねえでがす。次は勝つでげすよ!

▼海上
ゼシカ「思ったより 強いじゃない!
  正直 あんまり期待してなかったから
  ちょっと ビックリしたわ!
ゼシカ「そういえば 自己紹介が
  まだだったわね。私はゼシカ。
  ゼシカ・アルバートよ。
ゼシカ「あなたたちは なんていうの?
ヤンガス「アッシは ヤンガスでがす。
  こっちは アッシの親分である
  エイトの兄貴でげすよ。
ゼシカ「エイトに ヤンガスね?
  魔物を倒してくれて 改めて ありがと!
  これで ドルマゲスを追えるわ!
ゼシカ「じゃあ いろいろ準備もあるし
  一度 さっきの港町に戻りましょう。
  私 船を戻すように 言ってくるわ。

▼ポルトリンク
ヤンガス「アッシと兄貴にかかれば
  あの程度の魔物は もはや
  敵じゃなかったでがすなあ。
ヤンガス「にしても でかいやつを
  ぶっ倒すのは 気分がいいでがすよ!

▼ポルトリンク(再開時)
ヤンガス「当然といえば当然でがすが
  アッシと兄貴にかかれば あんな魔物は
  敵じゃなかったでげすな!
ヤンガス「これで 定期船も
  運航を再開するはずでげす! 兄貴!
  ドルマゲスを 追うでがすよ!
ヤンガス「……と それは そうとして
  あの ゼシカとかいう姉ちゃんは
  どこに行ったんでげしたっけ?

▼リーザス村
ヤンガス「南の大陸に行く前に
  ポルクとマルクにも あいさつとは
  さっすが兄貴 気配り大王でげすね。
ヤンガス「アッシは 兄貴の
  そういう 人間の完成度の高さにも
  心底 感服しているでげすよ。

▼海上
ゼシカ「あ いたいた。
  こんな所にいたのね。
  男ふたりで なにやってたの?
ヤンガス「なにって アッシと兄貴は
  ただ 話をしてただけでげすよ。
ゼシカ「兄貴ねえ……?
  そういえば 聞きたかったんだけどさ。
ゼシカ「ふたりは いったい
  どういう関係なの? どう考えたって
  兄貴は 逆に思えるんだけど。
ヤンガス「よくぞ 聞いてくれたでげす!
ヤンガス「不肖ヤンガス エイトの兄貴の
  旅のお供をしてるのにゃあ 聞くも涙
  語るも涙の 壮大な物語があるでげすよ。
ゼシカ「へ…へえ……? じゃあ
  その辺から 適当に教えてくれる?
ヤンガス「いいともでげすよ。
  そう……あの日はたしか 夏の盛り……。
  遠くで セミが鳴いていたでげすよ。
ヤンガス「それまでの しがない山賊暮らしに
  いや気が差したアッシは 足を洗おうと
  住み慣れた町を 捨てたでげす。
ヤンガス「ところが この風体のせいか
  どこに行っても山賊と恐れられ
  人間らしい扱いを されなかったでげすよ。
ヤンガス「やがて カネも底を尽き
  空腹にも たえかねたアッシは
  結局 山賊に戻ることを決めたでがす。
    エイトの兄貴に出会ったのは
  ちょうど そんな頃でがしたね……。

▼ヤンガスの回想
ヤンガス「止まれぃっ!!
ヤンガス「やいやい お前ら!
  誰の許しを得て この橋をわたってんだ?
トロデ王「許しも へったくれもあるか!!
  この辺りはまだ わがトロデーン国の
  領地じゃわい!
ヤンガス「はあー? なんだと?
  おいおい おっさん。お前 気色悪い
  姿して 王さま気取りか? 笑わせらあ。
トロデ王「うぬぬぬ……ええいっ!
  痛いところを 遠慮なしに突きよって!
  そういうお前こそ 何者じゃっ!!
ヤンガス「……オレか?
  聞かれて名乗るも おこがましいが
  この名を聞いて 震え上がるなよ。
ヤンガス「天下にとどろく
  山賊ヤンガスさまの名は この辺りにも
  ちったあ 知れわたってるだろう!!
トロデ王「な…なにっ!?
  ヤンガス……じゃと!?
ヤンガス「へっ! 観念したら
  おとなしく 通行料を置いていきな。
  命だけは 助けてやるぜ。
トロデ王「どわははははっ! おろか者め!
  そんな名前 聞いたこともないわい!
  さんざん かっこつけよってアホウか?
ヤンガス「ぐぐぐぐ……てめえっ!
  人が おとなしくしてりゃあ
  調子に乗りやがって!!
ヤンガス「そういうことなら
  このオレさまの実力を
  その目に 刻みつけてやるぜっ!!!
ヤンガス「どふぉうっ!!
トロデ王「エイト 今じゃ!
  一気に 橋をわたってしまうぞ!!
ヤンガス「うぐぐぐ……ちくしょう……。
ヤンガス「のわあああっ!!!
トロデ王「自業自得というやつじゃな。
トロデ王「世に悪の栄えた
  ためしはなしとは 昔の人は うまいこと
  言ったもんじゃわい。ふんふん。
トロデ王「さあ 先を急ごう エイト。
  おうおう ミーティアや。
  怖い思いをさせて すまなかったね。
トロデ王「な…何をしとるんじゃ エイト!!
トロデ王「お前 まさか……!
  あやつめは わしらを襲った相手じゃぞ!
  それを 助けるというのか!?
トロデ王「このまま 気づかなかった振りで
  通過しても きっと 神さまも
  お許しくださる……ああっ!!
ヤンガス「た…助かった……。
  ぜ…絶対…死んだと思ったぜ……。
トロデ王「やれやれ なんたることじゃ。
トロデ王「ヤンガスとか言ったな。
  エイトの慈悲を ありがたく受け入れ
  さっさと わしらの前から消えるんじゃ。
ヤンガス「ぜい…ぜい……。
  じょ…じょーだんじゃねえぜっ!!
トロデ王「むっ? まだ 怖い思いが
  足りんらしいな。よかろう。
  かくなる上は わしが相手じゃっ!
ヤンガス「エイトさん!
  いやっ! エイトの兄貴っ!!
ヤンガス「アッシは 兄貴の寛大な心に
  心底 感服いたしやしたでげすっ!!
  今日から 兄貴と呼ばせてくだせえっ!
トロデ王「こ…こりゃ 待たんかっ!!
  エイトは わしの家臣じゃぞ!
トロデ王「わしらの 子分になりたいのなら
  頼む相手が ちがうじゃろーがっ!
ヤンガス「うるせえぞ おっさんっ!!
  お前になんか 頼んでねえ! アッシは
  エイトの兄貴の 子分になるんでえっ!!
トロデ王「な…なんじゃとっ! お前だって
  見た目は 相当 おっさんじゃろうがっ!!
  お前にだけは 言われたくないわいっ!!

▼海上
ゼシカ「……ふーん。そんなことが
  あったのね。で それのどこが
  聞くも涙 語るも涙の 壮大な物語なの?
ヤンガス「い…いや!
  話は まだ終わりじゃないでげすよ!
ヤンガス「ここからが 重要でげす。
  それからも アッシは 真人間としての
  いろんなことを 兄貴に教わったでげすよ。
ゼシカ「……あー もういいわ。
  続きは また今度お願いするわ。
  私 ちょっと風に当たってくる。
ヤンガス「やっぱり アッシと兄貴の
  兄弟仁義は しょせん 男同士にしか
  理解できない話でがしたかね。
ヤンガス「まあ いいでがすよ。

▼船着き場
ヤンガス「いやあ 兄貴と一緒に
  この南の大地を踏む日が来るとは
  感動的でがすなあ。
ヤンガス「アッシは この南の大陸に
  関しては それなりに 詳しいでがすよ。
  兄貴 頼りにしてくだせえっ!!

▼フィールド
ヤンガス「なりゆき上 仕方ありやせんが
  これからの旅は 女連れでげすか。
ヤンガス「娘っ子っていうのは
  やれ 足が痛いとか 疲れただとか
  いろいろ面倒でがす。
ヤンガス「正直 アッシは
  男三人の 気楽な旅のほうが
  よかったんでがすがねえ。はぁーっ。

▼フィールド(トラペッタ)
ヤンガス「この辺を 歩いてると
  兄貴とふたりで 戦ってたころを
  思い出すでがすね。
ヤンガス「あのころは アッシも まだ弱く
  戦えるのも ふたりだけで
  つねに 全滅の恐怖との戦いでげした。
ヤンガス「それを思えば 今は
  アッシも けっこう 強くなったし
  戦う仲間も増えて 楽になったもんでがす。

▼トラペッタ
ヤンガス「そういえば この町に住んでた
  マスター・ライラスも ドルマゲスの野郎に
  殺されてたんでげしたね。
ヤンガス「いったい 野郎は どうして
  殺人を くりかえすのか……?
  奴の狙いは さっぱり わからねえや。

▼滝の洞窟
ヤンガス「兄貴ぃ〜 いくらなんでも
  この洞くつにゃ もう 用はないでがすよ。
  滝の水で ぬれねえうちに帰りやしょうぜ。

▼リーザス村
ヤンガス「戻ってきたでがすなあ。
  ポルクのガキは 元気でげすかねえ?

▼リーザス像の塔
ヤンガス「この塔は たしか カベが
  クルクルと 回るんでげしたね。
ヤンガス「アッシは あれをやられると
  方向感覚が おかしくなるでがすよ。

▼ポルトリンク
ヤンガス「アッシみたいな 南の大陸出身の
  人間から見ると どうも北の大陸の人間は
  冷たく感じるでげすよ。
ヤンガス「まあ 同じ人間
  どこへ行っても そんなに変わらないと
  わかっちゃいるでげすけどね。

▼船着き場
ヤンガス「どうやら 定期船は
  動いているようでがすな。


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