DRAGON QUEST VIII 空と海と大地と呪われし姫君
〜ヤンガス全台詞集〜



▼マイエラ修道院
ヤンガス「…………。
ヤンガス「どうも こう 教会だの
  神殿だのっていうのは アッシには
  向いてねえでがす。
ヤンガス「それより 酒場でこう
  きゅーっと一杯 飲みてえとこ
  なんでげすがねえ。

▼マイエラ修道院(再開時)
ヤンガス「川の中州の マイエラ修道院は
  巡礼やら 旅の神父やらが集う
  ちょっとした 名所でげす。
ヤンガス「人の集まる所だ。もしかしたら
  ドルマゲスの野郎を 見かけた奴も
  いるかもしれねえでがすよ。

▼マイエラ修道院
ヤンガス「さっきの お偉いさん。
  物腰こそ 穏やかなものの
  油断ならねえ目を してたでげす……。
ヤンガス「そりゃあそうと あれだけ
  警備が厳しきゃあ ドルマゲスの奴も
  この修道院には 入れねえでがすよ。
ヤンガス「そうなりゃ 今日のところは
  今晩の宿でも探しに行きやしょう。
  ねっ 兄貴!

▼フィールド
ヤンガス「あの マイエラ修道院に
  お参りに来る奴らは たいてい
  ドニの町に 宿を取るでげす。
ヤンガス「昔は もうちょっと
  このへんも栄えてたんでがすが
  今じゃ 盛り場は ドニひとつきり。
ヤンガス「つまり ドニに行けば
  このへんのことは たいてい
  わかるってもんでげすよ!

▼旧修道院跡地
ヤンガス「ゼシカの姉ちゃん 山道も
  文句もいわず ついてきやすね。
ヤンガス「正直 アッシは
  すぐにあきらめて 村に帰るもんと
  思ってたんでげす。
ヤンガス「いい家の お嬢さんにしちゃ
  根性があるみたいでげすなあ。

▼ドニの町
ヤンガス「じつは アッシの身体には
  秘密があるんでげす。
ヤンガス「山ひとつ 越えるたびに
  うまい酒を飲まねえと
  足が 動かなくなるんでがす。
ヤンガス「……ウソでげす。
  ちょっぴり 酒が飲みてえなーと
  ただ それだけなんでげす。

▼ドニの町(再開時)
ヤンガス「ドニの町は 山ん中の
  ちっぽけな町でげすが
  酒場はけっこう いい感じなんでがす。
ヤンガス「ちょいといっぱい ひっかけて
  いきてぇでげすなあ……。

▼ドニの町
ヤンガス「思い出した!!
ヤンガス「若い兄ちゃんと 金をかけて
  カードをやってた あらくれ男!
ヤンガス「あいつは 負けるとすぐ
  ケンカをふっかけるって
  パルミドじゃ 有名な男でがす!
ヤンガス「兄貴。あの兄ちゃんが
  心配でげす。
  ケガしなきゃ いいんでがすが。

*「……おっと。
  今は 真剣勝負の最中でね。
  あとにしてくれないか?
*「真剣勝負 だとぉ〜!?
*「おいっ! このクサレ僧侶!
  てめえ イカサマやりやがったな!
ヤンガス「まあまあ あんたも
  そう興奮すんなよ。
  負けて悔しいのは わかるけどよ。
*「なんだとぉ!?
  ……そうか わかったぞ。
*「てめぇら こいつの仲間だな!!
ヤンガス「いいかげんにしやがれ!
  妙な 言いがかりをつけると
  タダじゃおかねえ……
ゼシカ「いい加減にして!
  頭を冷やしなさいよ。
  この 単細胞!
*「兄貴に 何しやがる!?
*「女だからって 承知しねえぞ!?
ヤンガス「女ひとりに 二人がかりとは
  格好が悪いんじゃねえのかい?
*「うるせぇ!
  よくも 子分達をやってくれたな!!

ヤンガス「おぉ〜い! 兄貴!
  ここにいたんでげすか!?
  ずいぶん 探しましたでがす。
ヤンガス「あいつら こてんぱんに
  とっちめて やりましたでがす。
  へへへっ。
ゼシカ「いーい? エイト!
  そんな指輪 受け取っちゃダメ。
ゼシカ「マイエラ修道院まで行って
  あのケーハク男に 叩き返してやるんだから!

ヤンガス「さっきの ククールって若造。
  なかなかの 身のこなしだったでげす。
  修道院に置いとくのは もったいねえ。
ヤンガス「だが それより何より!
  アッシは あいつに イカサマのテクを
  教えてもらいてぇでがすよ!

ゼシカ「……エイト。
  その指輪 あいつに返しましょうよ。
ヤンガス「ゼシカの姉ちゃん なにを
  そんなに 怒ってるんだ?
ヤンガス「もらえる物は 根こそぎもらう。
  もらえねえ物は 腕ずくで ぶんどる!
  これが 男の道ってもんだ。ねっ 兄貴!
ゼシカ「私は ああいう
  なれなれしい男が 大っ嫌いなの!
  エイト! ほら 修道院に行くわよ!
ヤンガス「まったく わかんねえなあ。
  だから 娘っ子は 嫌なんだよ。

▼フィールド
ヤンガス「アッシの古巣にも
  ちょっとしたカジノが ありやしてね。
ヤンガス「あの ククールって若造と
  アッシが組みゃあ きっと
  大もうけ できるでがすよ!

▼マイエラ修道院
ヤンガス「こんだけの人数の坊さんを
  まとめるのは ずいぶん
  大変でがしょうなあ。
ヤンガス「院長先生は さぞかし
  立派なおっさんに 違いないでげす。
  アッシのザンゲを 聞いてほしいでがす!

ヤンガス「マルチェロってのは
  たしか むやみやたらと
  偉そうで 嫌味な男でげしたね。
ヤンガス「それにしても 平和そうな
  この修道院の地下に 拷問室があるたぁ
  アッシも 驚いたでがすよ。

ヤンガス「うへぇ……。
  牢屋に 尋問室に 拷問室!!
  聞いただけで 寒気がしてきやす!
ヤンガス「さっさと ククールって若造に
  あの指輪を 突っ返して
  ここから出ていくでげすよ!

ヤンガス「同じ兄貴でも エイトの兄貴と
  あの マルチェロの野郎じゃあ
  大違いでげす。月とすっぽんでがす。
ヤンガス「アッシを助けてくれたのが
  エイトの兄貴で よかったでがすよ!

ヤンガス「修道院なんて 坊さんばっかで
  平和なとこだと 思ってたんでがすが
  いろいろ 複雑でげすなあ。
ヤンガス「それはそうと 兄貴。
  ここで いちばん偉いお人なら
  ドルマゲスの事も 知ってるはずでげす。
ヤンガス「オディロ院長って人に
  会いに行くでがすよ!

ヤンガス「道化師が 橋の向こうへ……
  ……どうも いやな予感がするでがす。

ヤンガス「こりゃ 大変だ!
  兄貴!! きっと ククールって若造が
  言ってたのは ドルマゲスの野郎でげす!
ヤンガス「ここは あの若造の言う通り
  ひとっぱしり 土手の奥の廃墟とやらに
  大急ぎで 向かうでがす!

ヤンガス「あの ククールって若造
  ドニの酒場で会った時とは
  ずいぶん 態度が違ったでがす。
ヤンガス「それほど オディロ院長さんが
  大切なお人ってことでげしょうか?

ヤンガス「こりゃ 聞けば聞くほど
  ドルマゲスの野郎としか
  思えねえでがすよ!!
ヤンガス「兄貴。急ぎやしょう!
  オディロ院長さんが 危ねえでげす!

▼マイエラ修道院(再開時)
ヤンガス「修道院のなんとか騎士団の
  ククールって若造の話じゃ
  ドルマゲスらしい奴が 修道院にいるでげす!
ヤンガス「なんでも オディロ院長さんを
  狙っているとか……こいつぁ
  黙って見てられねえでがすよ!
ヤンガス「表からは 院長さんの館にゃ
  入れてもらえねえが ククールの話じゃ
  抜け道があるらしいんでがす。
ヤンガス「川沿いの土手を ずっと進んだ
  古い修道院の廃墟。そこに行けば
  抜け道の入り口が あるはずでげす!

▼旧修道院跡地
ヤンガス「たしか このあたりに
  院長さんの島に行ける道が
  あるってぇ話でがしたが……。
ヤンガス「アッシには どこにあるんだか
  かいもく 見当も付かねえでげすよ。

ヤンガス「はぁーっ たまげた!
  こりゃ びっくりでげすよ!!
  炎のイリュージョン 炸裂でがす!
ヤンガス「しかし 修道院ってのは
  変わった仕掛けが
  大好きなんでげすなあ。

▼マイエラ修道院(再開時)
ヤンガス「まさか ククールの指輪が
  抜け道の洞くつを開く カギになるたぁ。
  このヤンガス様も おそれいったでげす。
ヤンガス「さあ 出発でがす!
  修道院長さんの小島に向かうには
  遺跡から 抜け道を通るしかねえでげすよ!

▼旧修道院跡地
ヤンガス「……………………。

▼マイエラ修道院(なげきの亡霊敗戦後)
ヤンガス「くそっ 油断したでげす!
  まさか このヤンガス様が
  あんな化け物に 後れを取るとは。
ヤンガス「アッシらは 急いで
  オディロ院長さんの部屋まで
  行かなきゃなんねぇのに……!

▼マイエラ修道院
ヤンガス「どうも いやな風だ。
ヤンガス「兄貴。お気をつけて。
  なんだか いやな予感がするでげすよ。

ヤンガス「ドルマゲスの野郎は 中だな!
  今度こそ とっちめてやる!

ヤンガス「ドルマゲスの野郎
  顔見せにでも 来たでがすか?
  余裕 かましてくれるぜ。
ヤンガス「あいつの 次の狙いは
  院長先生らしいでげすな。
  ……何が 目的なんだ?

ヤンガス「いいかげんにしやがれ!
  ぬれぎぬだって 言ってんだろ!?
ゼシカ「そうよ! あんたたちの仲間に
  頼まれて 院長の様子を見にいったんだって
  さっきから言ってるじゃない!
ゼシカ「だいたい どうして私たちが
  こんな目に あわなきゃならないのよっ!?
マルチェロ「……院長は 甘すぎる。
  おまえたちが 犯人でないなら
  部下たちは 誰にやられたのだ?
マルチェロ「私の目は ごまかせんぞ。
  白状するまで……
マルチェロ「誰だ。
*「団長どのが オレを
  呼んだんじゃないんですか?
マルチェロ「……入れ。
マルチェロ「お前に 質問がある。
  だが その前に……。
マルチェロ「修道院長の命を狙い
  部屋に忍び込んだ賊を
  私は さきほど捕らえた。
マルチェロ「こいつらだ。
  わが聖堂騎士団の団員たちが
  6人も やられたよ。
マルチェロ「…………。
マルチェロ「……まあいい。
  問題は ここからだ。
マルチェロ「わがマイエラ修道院は
  厳重に警備されている。
  よそ者が 忍び込める隙なぞない。
マルチェロ「……誰かが 手引きを
  しない限りはな。
マルチェロ「こやつらの荷物を
  調べたところ この指輪が出てきた。
マルチェロ「聖堂騎士団員 ククール。
  君の指輪は どこにある?
  持っているなら見せてくれ。
ククール「よかった!
  団長どのの手に 戻っていたとは!
マルチェロ「……なんだと?
ククール「酒場で スリに盗まれて
  困っていたんですよ。
  よかった 見つかって。
ヤンガス「スリだとぅ!?
  おい にいちゃん!
  そいつぁ 話が違う……
ゼシカ「そんな指輪 どうだっていいわ!
  あいつは 最初っから
  そういう魂胆だったのよ!
ゼシカ「大体 あんなケーハク男の
  言うことを 素直に聞いたのが
  そもそも まちがいだったのよ!
ククール「そういう訳です。
  では オレは部屋に戻ります。
マルチェロ「待て!!
  まだ 話は終わってないぞ!
マルチェロ「……仕方のない奴め。
  まあいい。あいつの処分は
  いつでもできる。それよりも。
マルチェロ「……待たせたな。
  では 君たちに話を聞こうか?
マルチェロ「どうして あの部屋にいた?
  何が目的なんだ。さっさと白状したまえ。
ヤンガス「だから アッシたちは
  何もやってねえって言ってんだろ!
マルチェロ「今度は何だ。
*「修道院の外で
  うろついていた魔物を1匹
  捕まえて 参りました!
マルチェロ「なに? 魔物だと?
トロデ王「イテテテテ……!
  な 何をする!?
トロデ王「おい ヤンガス! ゼシカ!
  こんな所で 何をしとるんじゃ?
  エイト!! 答えんか!
トロデ王「あんまり長い間
  帰ってこんから さみしくなって
  探しに来てやったぞい!
マルチェロ「……旅人どのは
  どうやら この魔物の仲間らしい。
  このような 澄んだ目をした方々が!
トロデ王「なんじゃ お前は!!
  無礼者め その手を放さんかい!
  おろせっ! 助けてくれ エイト!
マルチェロ「魔物の手下どもめ。
  オディロ院長は だませても
  この私は そうはいかんぞ。
マルチェロ「指輪を盗み 忍び込んだのも
  その魔物の命令だな?
  神をも恐れぬ バチ当たりどもめ。
マルチェロ「院長を殺せば 信仰の要を失い
  人々は混乱する。その隙を狙い
  勢力拡大を図った……そんな所か。
マルチェロ「この魔物たちを 牢屋へ!
  明日の夜明けとともに 拷問して
  己の罪の重さを 思い知らせてやる!
マルチェロ「……明日の夜明けを
  楽しみに しておくんだな。

ヤンガス「くそっ! ぬれぎぬだ!
  ここから出しやがれいっ!!

ゼシカ「……待って。誰か来る。
ククール「こんばんは みなさん。
  お元気そうで 何よりだね。
ヤンガス「てめえ!!
ククール「おっと。そう怒るなって。
  さっきは悪かったよ。
  お詫びに……ほら。
ゼシカ「どういう事?
ククール「ここじゃあ 上の階に
  声が聞こえちまうかもしれない。
  話はあとだ。ついて来な。

ヤンガス「あの若造 ほんとに
  信用していいんでげすかねえ?
ヤンガス「あんなトゲトゲが 全身に
  ささったらと思うと
  ぞーっとするでがすよ。

ヤンガス「……しかし わからねえ。
  自分で ぬれぎぬを着せておいて
  なんだって 助けに来たんだ?
ククール「悪く思わないでくれ。
  あいにく ここの連中に
  オレは 信用がないもんでね。
ククール「あの場で かばったところで
  あんたたちを助けることは
  できなかった。むしろ逆効果さ。
ククール「……あんたらを尋問してた奴。
  あいつ…マルチェロは
  オレを 目の敵にしてるからな。
ククール「……それで とにかく一度
  牢屋に入ってもらって 後から
  助けに来たってわけだ。
ヤンガス「とは言っても あんたから見りゃ
  アッシらが 素性の知れない
  人間であることに 変わりはねえはずだ。
ヤンガス「この魔物みてえな おっさんが
  仲間だってのも 本当のことだ。
  それを 逃がしちまってもいいのか?
ククール「その場にはいなかったが
  あんたらが 院長の命を
  救ってくれたことくらい わかってる。
ククール「あんたらが尋問室に連れてこられる
  こっと前に あの まがまがしい気が
  修道院の中から 消えたからな。
ククール「こう見えて 感謝してるんだ。
  そんな あんたらを 見捨てるほど
  オレも 薄情な人間じゃない。
ククール「それに そちらのレディを
  ひどい目に あわせられない。
  ……奴の拷問は きついぜ?

▼馬小屋
ヤンガス「ぼやぼやしてたら また
  マルチェロの手下に 捕まっちまう。
ヤンガス「とはいえ ドルマゲスの野郎も
  とっつかまえなきゃ なんねえし……。
ヤンガス「ウガーッ!! 限界でがす!
ヤンガス「アッシは 頭を使うのが
  いちばん苦手なんでげす!

▼フィールド
ヤンガス「兄貴。やっぱりゼシカは
  リーザス村に帰したほうが
  いいんじゃないでげしょうか。
ヤンガス「あの姉ちゃんの 心意気も
  根性も ちゃーんとわかってやすが
  ドルマゲスの野郎は たちが悪い。
ヤンガス「か弱い 娘っ子には
  ちいとばかり荷が重い相手と
  アッシは 思うんでがすよ。

▼マイエラ修道院
ヤンガス「修道院の坊さんどもじゃ
  まともに 火を消せるかどうかも
  怪しいでがす。心配でげすよ。
ヤンガス「しかし ドルマゲスの野郎
  なにを考えてやがんだ!
  次から次へ 人殺しばっかり……。
ヤンガス「いや あいつの悪事も
  もう おしめぇでげす!
  アッシらが 止めるんでがすから!

▼マイエラ修道院(再開時)
ヤンガス「修道院の橋に 火をつけたのは
  きっと ドルマゲスの野郎でがす!
ヤンガス「あいつは 水の上を歩ける。
  今ごろ 院長さんの命を奪いに
  襲いかかってるでがすよ!!
ヤンガス「ひとりで 走って行っちまった
  ククールの兄ちゃんが 心配だ!
  急いで 院長さんの島に向かうでがす!

▼ドニの町
ヤンガス「ククールって若造
  ひとりで 行っちまいやしたが
  大丈夫でがすかねえ……。
ヤンガス「兄貴。乗りかかった船だ。
  あの若造のためにも いっちょ
  院長さんを助けに行くでげすよ!

▼マイエラ修道院
ヤンガス「血の臭いが ぴんぴんしやす。
  おまけに 空気もぴりぴりしてやがる。
  ……こいつぁ やべえでがす。
ヤンガス「兄貴も ゼシカの姉ちゃんも
  まだ 場数を踏んでねえ。
  危なくなったら アッシに任せるでげす。

ククール「兄貴!
マルチェロ「……やら…れた……。
  すべて…あの道化師の……仕業……。
マルチェロ「奴は…強い…。
マルチェロ「ゲホッ!
マルチェロ「だが あやつの
  思い通りには……っ!!
マルチェロ「……命令だ!
  聖堂騎士団員 ククール!
  院長を連れて逃げ……
ドルマゲス「……クックック。
  これで 邪魔者はいなくなった。
マルチェロ「くっ……!
  オディロ院長には 指いっぽん
  触れさせん……!!
修道院長「案ずるな マルチェロよ。
  私なら大丈夫だ。
修道院長「私は 神にすべてを捧げた身。
  神の御心ならば 私はいつでも死のう。
修道院長「……だが 罪深き子よ。
  それが 神の御心に反するならば
  お前が何をしようと 私は死なぬ!
修道院長「神のご加護が 必ずや
  私と ここにいる者たちとを
  悪しき業より 守るであろう!
ドルマゲス「……ほう。
  ずいぶんな自信だな。
  ならば……試してみるか?
トロデ王「待て待て待てーい!!
ヤンガス「おっさん いつのまに!
トロデ王「久しぶりじゃな。
  ドルマゲスよ!
ドルマゲス「これは!
  トロデ王では ございませんか。
  ずいぶん変わり果てたお姿で。
トロデ王「うるさいわい!!
  姫とわしを 元の姿に戻せ!
  よくも わしの城をっ……!!!
トロデ王「な……なんと!?
ドルマゲス「……悲しいなあ。
ドルマゲス「お前たちの神も
  運命も どうやら私の味方を
  して下さるようだ……。
ドルマゲス「キヒャヒャ!
  ……悲しいなあ。オディロ院長よ。
ドルマゲス「そうだ このチカラだ!
  ……クックックッ。
  これで ここにはもう用はない。
ドルマゲス「……さらば みなさま。
  ごきげんよう。

ヤンガス「おはようでげす 兄貴。
  ……ドルマゲスの野郎を
  また 見失っちまいましたね。
ヤンガス「それにしても……はぁ。
  人の死に目にあうってのは
  気がめいるもんでげす。

ヤンガス「なんだか ちょいと
  気が抜けちまいましたよ。
  どうも今日は 調子が出ねえや。

ヤンガス「なぐってくだせえ 兄貴!
ヤンガス「ゼシカの姉ちゃんや 兄貴に
  さんざん 威勢のいいことを言っといて
  ドルマゲスに 手も足も出なかった。
ヤンガス「トロデのおっさんですら
  立ち向かったってのに。アッシは
  情けねえんでがす。悔しいでげす。

ヤンガス「ちょっと待ってくだせえ。
  たしか マルチェロの野郎が
  話があるって 言ってたでがすよ。
ヤンガス「いちおう 行ったほうが
  いいんじゃないでげすかねえ。

ヤンガス「兄貴と アッシがいりゃあ
  どんな敵でも関係ねえ
  百人力だと 思ってやしたが……。
ヤンガス「アッシが 甘かったんでがす。
  ゼシカの姉ちゃんを どうこう言えた
  義理じゃねえでげすよ。
ヤンガス「3人 チカラを合わせて……
  でも それでも ドルマゲスに勝てるか
  今は 自信がありやせんや。

ヤンガス「ごちゃごちゃした話は
  苦手なもんで さっぱりなんでがすが
  あの若造も 旅に加わるって事ですかい?
ヤンガス「3人じゃあ無理でも 4人なら
  ……そうでがす!!
  ドルマゲスにも 勝てるかも知れねえ!
ヤンガス「よおおおおおおし!
  あがってきた! アッシのテンションが
  あがってきやしたよ! 兄貴!

ヤンガス「とにもかくにも ククールが
  どの程度 腕が立つのか。
  そこらへんを 見極めねえといけません。
ヤンガス「ドルマゲスに逃げられた
  うさ晴らしもしてえし ここはひとつ
  魔物でも やっつけに行きやしょう!

▼フィールド
ヤンガス「ええと こっちの大陸にゃあ
  この修道院のほか でかい街と
  ちいさいお城が ひとつずつありまさぁ。
ヤンガス「どっちも ちょいと長旅になる。
  いっぺん 宿屋に泊まって
  準備をしてったほうが いいでげす。

▼ドニの町
ヤンガス「ああ見えて ククールの奴も
  苦労してきたようでがす。
  人は見かけに よらねえでげす。
ヤンガス「ゼシカの姉ちゃんといい
  ククールといい 家族に縁がねえ奴
  ばっかりでがすなあ。


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