▼船上
ヤンガス「何がなんだか
　　アッシには　どうにも
　　わからないでげすが……
トロデ王「ねぼけた事を言うな！
　　すべて　わしのかわいい
　　ミーティアのおかげじゃわい！！
ヤンガス「まっ　ようやく船が
　　手に入ったって事だけは
　　確かでがすね！　兄貴！
ゼシカ「喜ぶのは　まだまだ先よ。
　　私達には　やるべき事がある。
　　ドルマゲスを　追わなくちゃ。
ゼシカ「そのために　苦労して
　　この船を　手に入れたんだもの。
ククール「オレ達がいた　東側の大陸には
　　もう　ドルマゲスはいなかった。
　　となれば　だ。
ククール「海を　西に進めば
　　どこかで　奴の足取りがつかめる。
　　だろ？　エイト。
トロデ王「よしっ！　西じゃ！
　　皆の者　西をめざすぞ！！

ヤンガス「兄貴！　知ってやすか！？
　　西ってのは　空が赤いほうでげすよ。
　　ほら　夕焼けとか　朝焼けとか。
ヤンガス「……ありゃ　夕焼けと朝焼け
　　どっちだったでがすか？
　　こんがらがっちまったでげす。

▼メダル王女の城
ヤンガス「どうやら　お城のようでがすが
　　それにしては　小さな建物でげすねえ。
ヤンガス「それに　何となく
　　ボロっちい感じが　するのは
　　いったい　どうしてなんでやしょう？

ヤンガス「を〜い　をい　をい……。
ヤンガス「病気の父と　それを支える娘。
　　アッシは　ああいう話にゃ　弱いんでがす。
　　を〜い　をい　をい……。

ヤンガス「メダル集めなんて
　　面倒臭いもんだと　思ってやしたが
　　やってみると　なかなか　楽しいでげすね。
ヤンガス「特に　あと少しで
　　お宝と交換してもらえるって時が
　　イチバン燃えるでがす！

ヤンガス「おおう！
　　ついに　アッシは　メダル集めを
　　やりとげたでげす！
ヤンガス「王女様だけでなく
　　アッシも　これで　冒険者として
　　一人前になった気が　するでがす。

ヤンガス「メダル集めも　終わっちまったし
　　もう　この城に来る用事もないでげすね。
ヤンガス「……ちょっと　さびしいでがす。

▼トラペッタ
ヤンガス「おっさんが　入り込んで
　　騒ぎになって以来　事件らしい事件は
　　ここじゃ　起こってないようでげすね。
ヤンガス「相変わらず　平和そうで
　　何よりでがすよ。

▼フィールド
ヤンガス「生まれ故郷の風景ってのは
　　いいもんでがすねえ。こう　なんていうか
　　心が　いやされる気がするでげす。

▼船着き場
ヤンガス「ドルマゲスの野郎は
　　トラペッタから　マイエラ修道院に来て
　　それから西へ　海を渡ったでがす。
ヤンガス「兄貴！　とにかく　船で
　　西を目指すでげすよ！

▼船着き場(再開時)
ヤンガス「とうとう……アッシたちの船を
　　手に入れたでげす！　感激でがす。
　　うっうっ。
ヤンガス「これで　ドルマゲスの野郎が
　　どこに逃げようと　今度こそ
　　とっつかまえてやれるでげすよ！

▼マイエラ修道院
ヤンガス「ドルマゲスの野郎は
　　トラペッタから　この修道院に来て
　　それから西へ　海を渡ったでがす。
ヤンガス「兄貴！　とにかく　船で
　　西を目指すでげすよ！

▼アスカンタ城
ヤンガス「世界には　とうぞくのカギの他
　　まほうのカギ　さいごのカギってもんが
　　あるんでがす。
ヤンガス「それぞれ　そいつでしか
　　開けられない扉があるでげす。
　　なあに　見れば　わかりまさぁ。
ヤンガス「扉に合うカギがなくても
　　あのモグラ共みたいに　地面に穴を
　　掘っちゃぁダメでがすよ。

▼モグラのアジト
ヤンガス「ありゃっ　あのいたずらもぐら
　　1匹も　いねぇでげすよ！
　　ほんとに　出てっちまったとは……。

▼パルミド
ヤンガス「どうやら　兄貴も
　　アッシの故郷を　気に入ってくれたようで
　　うれしいでがすよ。
ヤンガス「いやいや　わかってるでげす。
　　そうでなきゃ　こんなに何度も
　　ここに　来たりはしねえでがすもんね。

ヤンガス「フニフニ　フニクラ　ウニイクラ
　　サクラ　カマクラ……なんだっけ？
ヤンガス「くそっ！　あと　もう少しで
　　全部　言えるのに……残念無念でがす。

▼女盗賊のアジト
ヤンガス「兄貴　言っときやすけど
　　アッシは　別に　ゲルダの奴に
　　会いたいわけじゃないんでげすよ。
ヤンガス「もし　何か　妙な具合に
　　気を回してんなら　やめてほしいでがす！

ゲルダ「まぁた　来たな。このイノブタマン！
　　あたしらは　友達でも　何でもないって
　　言ってんのに　わかんない奴だね。
ゲルダ「……で　今回は　何の用だい？
　　あたしの機嫌をうかがいに来たってわけじゃ
　　ないんだろ？
ヤンガス「いやなに　うちの兄貴が
　　船を手に入れたからな。
　　ちょっと　立ち寄ったまでだ。
ゲルダ「ふ〜ん。そりゃ　自慢のつもりかい？
　　だったら　おあいにくサマだね。
　　あたしだって　船くらい　持ってんだよ。
ゲルダ「うるわしの貴婦人号っていってね。
　　そりゃあ　美しくも　高性能な船さ。
　　今　見せられないのが　残念だよ。
ヤンガス「……い　いや　別に　船を
　　自慢したかったわけじゃねえんだが……。
　　どうして　こんな話になるんだ？

▼フィールド(荒野の山小屋)
ヤンガス「あんな　ハープなんかに
　　頼らなくたって　アッシが浜辺まで
　　船を押していったでげすよ。
ヤンガス「でもまあ　過ぎたことは
　　仕方ねぇでがす。
　　船は　有効に使うでがす。

▼トロデーン城
ヤンガス「この荒れ果てた廃墟が
　　何年か前までは　美しい城だったとは。
　　どうも　ぴんと来ねぇでげすよ。
ヤンガス「それだけ　ドルマゲスの奴の
　　かけた呪いが　すさまじかったって
　　事なんでげしょうかねえ……。

▼フィールド(聖地ゴルド)
ヤンガス「…………。
ヤンガス「いちど　足を洗った身とはいえ
　　ああも　神々しい女神さまを見ると
　　どうも居心地が悪いでがす。
ヤンガス「エイトの兄貴にも
　　白状できなかった
　　アッシの悪事のかずかず。
ヤンガス「そいつらが　こう
　　ちくちくと　胸を刺すでがす。
　　後ろめたいでげす。

▼聖地ゴルド
ヤンガス「へぇーっ　ずいぶん人が
　　集まってるでがすね。
ヤンガス「兄貴。気をつけてくだせぇ。
　　こういう観光地は　スリや
　　かっぱらいが　多いでげすから。

ヤンガス「キャプテン・クロウといやぁ
　　ちぃと名の知れた　海賊でがす。
　　ずいぶん昔に　死んじまいやしたが。
ヤンガス「アッシも　泳ぎが得意なら
　　キャプテン・クロウ2世を
　　目指したんでがすが。

ヤンガス「どうも　あの
　　ククールの兄貴に会うと
　　身体が　かゆくなるでがす。
ヤンガス「アッシは　こう見えて
　　ナイーヴな性格なんでげすよ。
ヤンガス「ぽりぽり　バリバリバリバリ。

▼フィールド(聖地ゴルド)
ヤンガス「さ！　エイトの兄貴！
　　さっさと船に　戻るでげす！
ヤンガス「ここにいると　アッシの
　　かわいらしい心臓が　罪悪感で
　　破裂してしまうでげす！

▼フィールド(サヴェッラ大聖堂)
ヤンガス「ドルマゲスの野郎は　いったい
　　どこに行っちまったんでしょうねえ。
　　なかなか　しっぽをつかませないでがす。
ヤンガス「そういや　ドルマゲスには
　　しっぽは生えていやしたっけ？
　　兄貴　覚えてるでげすか？
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
ヤンガス「やっぱり　これからは　　　　　　　　　　ヤンガス「いくら　化け物じみた奴とはいえ
　　しっぽの時代なんでがすかねえ……。　　　　　　　　しっぽまでは　神様も許さねえ。
　　アッシも　真面目に考えねと。　　　　　　　　　　　うんうん。最後の良心ってやつでがすな。

▼サヴェッラ大聖堂
ヤンガス「ははぁ……。
ヤンガス「へぇー……。
ヤンガス「ほー……。
ヤンガス「そこらの　お城より
　　立派な建物でがす。
　　なんていうか……はぁー……。

ヤンガス「ぐあーーっ！！
ヤンガス「なんていうか　こう
　　あのマルチェロって奴に会うと
　　どうも　背中がかゆくなるでげす！
ヤンガス「バリバリバリッ
　　ガリガリガリガリッ。

ヤンガス「とても　大きな声じゃあ
　　言えやせんが　どうも教会の連中は
　　なまぐさばっかりで　好きじゃねえ。
ヤンガス「どうも　こう……。
　　胸のへんが　いやな感じになるでげす。
ヤンガス「兄貴！　こんな時には
　　スカっと　魔物を倒して
　　いい汗かきたいでがす！

▼フィールド(サヴェッラ大聖堂)
ヤンガス「……なむなむ　大聖堂さま
　　どうか　エイトの兄貴を
　　これからも　バッチリお守りくだせぇ。
ヤンガス「よし　これでバッチリだ！
ヤンガス「出かける前には　ハンカチ
　　ちり紙　トイレにお祈りって。
　　アッシの　モットーでげす。