▼フィールド
ヤンガス「そういや　この大陸には
　　カジノで有名な町があったでがすね。

▼海辺の教会
ヤンガス「こんな　人の行き来のとぼしい
　　教会で　ドルマゲスの手がかりが
　　得られるたぁ　思えねえでげす。
ヤンガス「まあ　そうであっても
　　ここは　ワラにもすがる思いで
　　聞き込みをするしかねえでがすな。

＊「あれを目にして以来
　　寝不足気味なんです。
＊「あれっていうのはですね……
　　海の上を走る　道化師の格好をした
　　不気味な人間のことです。
＊「海岸線にそって　走っていったから
　　たぶん　ベルガラックの方へ
　　向かったんだと思います。
＊「とにかく　もう忘れたいです。
　　なのに　忘れられない。
　　あれは幽霊だったんじゃ……。
トロデ王「聞いたか　エイト！
　　この修道士が見たのは　きっと
　　ドルマゲスに　ちがいないぞ。
トロデ王「ヤツが向かったかもしれん
　　その　ベルガラックという町へ
　　行ってみるぞい。
ヤンガス「おっさん　いつの間に！

ヤンガス「まさか　こんなところで
　　ドルマゲスの手がかりを　得られるたぁ
　　思ってもみませんでがしたよ。
ヤンガス「スルーしねえで　この教会に
　　立ちよって　正解でやしたね。

▼海辺の教会(再開時)
ヤンガス「思いもかけない場所で
　　アッシらは　ドルマゲスが　ベルガラックに
　　向かったことを　耳にしたでげす。
ヤンガス「こりゃあ　行かねえ手は
　　ねえでげす。ベルガラックを　くまなく
　　探して　ヤツを見つけるでがす。

▼フィールド
ヤンガス「ドルマゲスが向かった
　　ベルガラックといやぁ　アッシでも
　　名前を聞いたことのある　町でげす。
ヤンガス「でかい　カジノがあるってんで
　　あそこは　有名でげすからね。

▼ベルガラック
ヤンガス「教会で聞いた　話を信じて
　　すみから　すみまで　町を調べて
　　ドルマゲスを　見つけるでがす！
ヤンガス「もちろん　いつもどおり
　　タルやタンスの中も　ぬかりなく
　　調べるでがすよ。

ヤンガス「ますます　わかんねえでがす。
ヤンガス「ドルマゲスは　なんのために
　　カジノの　オーナーなんて
　　殺したんでがしょう？

ゼシカ「ドルマゲスって　いったい
　　何者なのかしら？　悪人であって
　　善人でないのは　確かでしょうけど……。
ヤンガス「ああ見えても　じつは
　　すごい慈善家だったりしたら
　　それこそ　びっくりでがすなぁ。
ククール「ははっ　人殺しの慈善家か。
　　そいつは　けっさくだねぇ。
ククール「人殺しをする裏で　孤児院に
　　毎年　多額の寄付をする　意外な
　　一面を持っていたりってかい？
ゼシカ「バッカじゃないの！
　　あいつは　ただの冷酷非情な人殺しよ。
　　それ以外の　何者でもないわ！

マスター「……ふむふむ　上のろうかで
　　立ち話を聞いていたと……えっ！？
マスター「あわわわ……おっ　お願いです。
　　あのことは　誰にも言わないで下さい。
　　もしバレたら　私は　私は……。
マスター「黙っていてくれれば
　　私が　いろんな筋から集めた情報を
　　お教えしますから。ねっ　いいでしょ？
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
マスター「ほっ　ありがとうございます。　　　　　　マスター「そっ　そんなこと言わずに
　　では私めが　これまでに集めた情報を　　　　　　　　どうか　秘密にしてくださいよ。
　　まとめて　お聞かせしましょう。　　　　　　　　　　そうすれば　私の情報を教えますから。
マスター「殺害された　ギャリング様の
　　カタキを討つため　フォーグ様とユッケ様が
　　追っ手を放ったそうでして……。
マスター「追っ手が向かったのは
　　ベルガラックの北にある　島だそうです。
マスター「たしか　その島には
　　身をかくすのに　うってつけな遺跡が
　　あるって聞きましたよ。
トロデ王「ふむふむ。ギャリングを殺したのが
　　ドルマゲスとは断定できんが　これは
　　ひょっとしたら　ひょっとするかもしれん。
ヤンガス「げっ！　おっさん　いつの間に！
トロデ王「エイトよ。一度　北の島にある
　　遺跡へ行ってみんか？　ひょっとしたら
　　何か手がかりが　得られるかもしれんぞ。

▼フィールド
ヤンガス「ドルマゲスが　向かったのは
　　北にある　孤島でげすか……。
ヤンガス「行き先さえ　はっきりすれば
　　あとは　ドルマゲスのあんちくしょうを
　　やっつけるだけでがすな。

ククール「ドルマゲスが　向かった先には
　　ワナがしかけられてるかもしれない……。
ヤンガス「待ち伏せしている　魔物が
　　歓迎パーティーでもしてくれるとか？
　　へへっ　受けて立つでがすよ。
ゼシカ「そうね。
　　クラッカーとか鳴らして　お祝いされたり
　　花束なんか　わたされたりしてね。
ククール「ちゃかすなよ。
　　頼むから　まじめに考えてくれ……。

▼フィールド(闇の遺跡)
ヤンガス「ドルマゲスが　この島の
　　どこかにいるって　分かってるぶん
　　今までより　探すのは　楽チンでがすね。

ヤンガス「そういや　ゲルダのヤツも
　　いっちょ前に　自分の船を
　　持ってるんでがすよ。
ヤンガス「うるわしの貴婦人号っていう
　　ゲルダには似合わねえ　えらく
　　乙女ちっくな名前の　船なんでがすがね。

▼闇の遺跡
ヤンガス「じーん……。
ヤンガス「アッシたちは　ドルマゲスを
　　追いつめたんでがす。なんか　こう胸に
　　こみ上げてくるものが　あるでがすよ。
ゼシカ「追いつめたって言ってもねー。
　　私たちは　なにもやってないし。
ゼシカ「ドルマゲスが　みずから進んで
　　袋のネズミになってくれたって
　　感じじゃないのかしら？

ヤンガス「じーん……って　いつまでも
　　こうしてる場合じゃなかったでがすね。
ヤンガス「感動するのは　ドルマゲスを
　　倒してからでも　できるでがす。
　　今は　行動のときでがすよ！

ヤンガス「なんだったんでがしょう？
　　いつのまにか　外に出ちまったでがすよ。
ヤンガス「これは　びっくりドッキリ
　　不思議体験でがすな！

ヤンガス「魔法の鏡ってのがないと
　　闇の遺跡には　入れないんでがしょう？
ヤンガス「だったら　とりあえず
　　魔法の鏡があるっていう　サザンビークへ
　　行ってみるでがすよ。

▼フィールド
ヤンガス「今さらでがすが　ホントに
　　ドルマゲスを倒せば　馬姫さまと
　　おっさんは　元に戻るんでがしょうか？
ククール「元に戻る以前にだな
　　ふたりが　本当にトロデーンの王と
　　姫だってことが　いまだに信じられんよ。
ゼシカ「そうね。ひょっとしたら　私たちは
　　かつがれてるのかもしれないわ。
　　トロデ王とエイトの　壮大な妄想に！
トロデ王「バカ言ってないで　さっさと
　　サザンビークへ行くぞい。

ヤンガス「このまま　アッシたちが
　　サザンビークへ行ったとして
　　魔法の鏡を　借りられるんでがしょうか？

ヤンガス「そういや　ゲルダのヤツも
　　いっちょ前に　自分の船を
　　持ってるんでがすよ。
ヤンガス「うるわしの貴婦人号っていう
ゲルダには似合わねえ　えらく
　　乙女ちっくな名前の　船なんでがすがね。

▼海辺の教会
ヤンガス「どうも　教会ってのは
　　空気が　ピンと張りつめてる感じがして
　　居心地が悪いでがすよ。
ヤンガス「昔　山賊として　神に逆らう
　　行為をしていたことの　後ろめたさが
　　そう感じさせてるんでがすかねぇ。

▼海辺の教会(再開時)
ヤンガス「ドルマゲスが　逃げ込んだ
　　闇の遺跡の入口には　結界が張られていて
　　中に　入れねえんでがすよ。
ヤンガス「でも　遺跡の結界を破る道具が
　　サザンビークって国にあるって話でげす。
　　とにかく　まずは　行ってみるでがすよ！

▼ラパンハウス
ヤンガス「アッシは　子供の頃から
　　動物が好きで　アニマル　ヤンちゃんと
　　呼ばれていたでげすよ。
ヤンガス「決して　アッシが動物っぽいから
　　そう呼ばれてたわけじゃ　ないでがすよ。

ヤンガス「4つのキラーパンサー像が
　　見つめる　明け方にしか見えない木でがすか。
　　なんとも　なぞかけめいてるでげすね。
ヤンガス「なんにせよ　頼みを
　　聞き入れちまった以上　用件は
　　さっさと済ませちまうに限るでげすな。

▼ラパンハウス(深き眠りの粉使用後)
ヤンガス「そうでがした　そうでがした。
　　あの　ラパンって　おやっさんに
　　報告するんでがしたね。
ヤンガス「あの　おやっさんも
　　きっと　安心するでがすよ。

ヤンガス「キラーパンサー友の会には
　　どういう人種が　入会してるんでげしょう。
　　世の中　わからないことが多すぎでがすよ。
ヤンガス「ともかく　もらった鈴を
　　一度使ってみてから　考えるでげすな。

▼ラパンハウス(バウムレンの鈴使用後)
ヤンガス「アッシは　キラーパンサーに
　　乗るのは　結構　好きでがす。
ヤンガス「速く移動できるってのは
　　それだけで　無条件に　気分がいいでがすよ。

▼ベルガラック
ヤンガス「息抜きていどに　カジノで
　　遊びたかったでがすが　残念なことに
　　閉まってるでがすよ。トホホ。

ゼシカ「もう　死んでしまったけれど
　　カジノのオーナーの　ギャリングって
　　どんなルックスだったのかしら？
ククール「オレのイメージした
　　ギャリングは　全身　毛むくじゃらで
　　最低でも　1週間は風呂に入らない。
ゼシカ「おえっ！
ククール「だが　川でおぼれている
　　ネコを　助けてみせる優しさを
　　かねそなえた　ナイスガイでもある。
ヤンガス「よく分かんねえでがすが
　　ギャリングは　風呂ギライの
　　ばっちい男ってことでがすかい？

▼隠者の家
ヤンガス「こんな　人里はなれた所に
　　住んでるヤツは　気むずかしい老人か
　　もしくは　犯罪者に決まってるでがすよ。

▼ふしぎな泉
＊「ほう。
　　こんな場所に　人が来るとは
　　めずらしい……。
＊「ややっ！
　　これはこれは　なんと　お美しい……。
＊「わしも城で　多くの姫君を目にしてきたが
　　あなたほど美しい姫君は　見たことがない。
＊「まわりの方々は　この美しい姫君を守り
　　旅をしておられるわけですな。
ヤンガス「なんだって　じいさん！？
　　お前さんには　この馬姫さまが
　　ちゃんと　姫さまに見えるんでがすか！？
トロデ王「うむうむ　たとえ馬になっても
　　隠しようのない気品が　姫からあふれとる
　　証拠じゃのう。よっしゃよっしゃ……。
トロデ王「……って　なぜじゃ！
　　なぜなんじゃ　ご老人。なぜ　この馬が
　　姫であることを　見抜いたんじゃ！？
＊「う　馬だと！？　それは　まことか！
＊「姫君　少々　失礼をば。
＊「このたてがみは！　この毛並み……。
　　確かに　おぬしらの言う通り　馬だな。
＊「この通り　わしの目は　何もうつさん。
　　わしは心の目　すなわち心眼を通して
　　まわりを見ているのだ。
＊「わしの心眼がうつす　この方の姿は
　　姫と呼ぶのに　ふさわしい方なのに……。
＊「旅のお方。いったい　何があったのだ？
　　さしつかえなければ　お聞かせ願いたい。
＊「……おいたわしや。
　　呪いのせいで　このような姿に
　　変えられてしまったのか。
＊「おお　そうだ！　もしかしたら　これでなら
　　もとの姿に戻れるかもしれん……。
　　ひとつ　ためしてみては　いかがかな。
トロデ王「それは本当か　ご老人！
　　して　その方法とは！？
ヤンガス「げっ！　おっさん　いつのまに！
トロデ王「いつのまにも何も　わしは
　　最初っから　御者台におったじゃろ。
＊「効くかどうかは　わからぬが
　　そこの泉の水を　くちになさるがいい。
＊「その泉の水には　呪いを解く
　　ふしぎなチカラがあるのだよ。
　　必ずしも効くとは　断言できんがの……。

ヤンガス「元に戻っていられる時間が
　　ほんの少しだけとは……なんとも
　　罪作りな泉でげすなぁ。

ヤンガス「アッシは　たまげたでがすよ。
　　馬姫さまが　本当に姫さまだったなんて
　　もう　まさに　どっひゃーでがすよ！
ヤンガス「別に　兄貴や　おっさんの言葉を
　　うたがってたわけじゃねえんでげすが
　　実物を見るまでは　やっぱりね　へへへ。

▼フィールド
ヤンガス「おっさんの　元に戻った姿も
　　見てみたかったでがすな。
ゼシカ「そうね。本人は　細身で長身の
　　ロマンスグレーだって　自慢してるけど
　　実際　どうなのか　確かめてみたいものね。
トロデ王「うたがっとるのか　ゼシカ。
　　本当のわしを見て　ひと目ぼれをしても
　　そんときは　相手にしてやらんぞい。
ゼシカ「あら　ずいぶんと大きく出たわね。
　　その自信は　どこから来るのよ。
トロデ王「ふっふっふ。元に戻った　わしを
　　見たければ　とっとと　ドルマゲスを
　　倒すことじゃな。

ヤンガス「泉で出会った　あのじいさんは
　　なんで　こんな森の中で
　　暮らしてるんでがしょう？
ヤンガス「やっぱ　ヤバい仕事に
　　手を染めて　それが災いして
　　町にいられなくなったとか……。

▼隠者の家
ヤンガス「夜中に襲われるかと思うと
　　魔物と一緒に　暮らすなんて
　　恐ろしくて　絶対にできねえでがすよ。