DRAGON QUEST VIII 空と海と大地と呪われし姫君
〜ヤンガス全台詞集〜
▼なぞの石碑
ククール「ここは……?
たしか 最近 夢で見た覚えがあるな。
ヤンガス「そりゃあ 奇遇でがすね。
アッシも そんな夢を見たでがすよ。
トロデ王「それは まことか?
わしも ここの石碑を 夢に見たんで
不思議に思っておったのじゃが……。
ゼシカ「……私もよ。
どうやら 全員 同じ夢を見たようね。
これ どういうことかしら?
ヤンガス「うわ〜 アッシ ちょっと
背筋がゾッとしたでげすよ。
ワケわかんねえのは こえ〜でがす。
ヤンガス「これから ラプソーンの野郎と
戦おうって時に どうして
こんな 何もない場所に 来るんでがす?
ヤンガス「兄貴のお考えは アッシにゃ
さっぱり わかんねえでげすよ。
▼竜神の道
ヤンガス「見つけにくい 入り口に
手強そうな魔物たち……。
こりゃあ 期待できそうでげす。
ヤンガス「アッシの勘だと この洞くつにゃ
きっと ものすごい お宝が
眠ってるにちがいねえでがすよ。
ヤンガス「う〜ん。今のところ
お宝らしい お宝は見当たらないでがすね。
ヤンガス「これだけの洞くつだってのに
ロクなお宝が 見つからないってのは
ちょっと 寂しいでげすよ。
ヤンガス「ただの洞くつかと 思ってたら
なんだか とんでもない場所に
来ちまったみたいでがすねえ。
ヤンガス「雲の海みたいなのが 見えるし
いったい ここは どこなんでげしょう?
ヤンガス「いったい どうして
こんな さびしい場所に ひとつだけ
墓石が あるんでげしょう?
ヤンガス「もしかして この墓に眠ってる人は
きらわれ者だったんでがすかねえ?
▼竜神族の里
ヤンガス「何とも 頑丈そうな門でがすねえ。
この先には 入ってくるなって感じが
ジンジン伝わってくるでげす。
ヤンガス「さっきまでの 迷宮といい
いったい ぜんたい ここは
どういう場所なんでがしょう?
ヤンガス「こいつぁ じつに 何とも
頑丈そうな門でがすなあ。
いったい この先に何があるってんだか……。
ククール「だが 困ったな。
この門ときたら 押しても 引いても
開かないじゃないか。
ゼシカ「せっかく ここまで 来たってのに
引き返すなんて……。
何とか ならないもんかしら?
ヤンガス「しかし 人間サマが 開けない門を
ネズミに 開かれちまうなんて
ちょっとだけ くやしいでがすね。
ゼシカ「いったい 今のは……?
トーポ君が 門を開いたように 見えたけど
どーゆうことなの?
ヤンガス「前々から ただのネズミじゃないと
思ってたんだが いよいよ あいつも
化物じみてきたでがすな。
ククール「……いや 火とかはく時点で
充分 化物じみてると思うんだが……。
ククール「それより あのネズ公。
とっとと 先に行っちまったが
追わなくて いいのか?
ヤンガス「そういや トーポの奴は
どこに 行っちまったんでげしょう?
ヤンガス「今まで こんなことなかったのに
ここに来た途端 急に……。
あいつ いったい どうしたんでがすかね?
▼竜神の道
ヤンガス「この洞くつは 竜神族の世界と
人間の世界を つなぐ道だったんでがすね。
ヤンガス「アッシは また てっきり
すごい お宝が かくされてるんだとばかり
思ってたでげすよ。
▼竜神族の里
ヤンガス「う〜ん。グルーノってジイさん
な〜んか 今さっき 知り合ったばかりって
感じが しねえんでがすよね。
ヤンガス「長老たちの中に 何だか
兄貴のことを 知ってるのが
いるみたいでげすね。
ヤンガス「異世界の 見知らぬジイさんにさえ
名前を 知らしめているなんて
さっすが 兄貴でがす!
*「おおっ……お前が あのエイトか。
本当に 立派になったものじゃなあ。
ヤンガス「バアさん 人違いでがすよ。
アッシは 兄貴じゃねえって!
ヤンガス「それより どうして
竜神族のバアさんが 兄貴のことを
知ってるんでがすか?
ヤンガス「竜神族ってのは
どうやら 本当に 竜の姿に
変身できるみたいでがすね。
ヤンガス「アッシは てっきり
ジイさんのフカシかと 思ってたでげすよ。
だって みんな 人間の姿してるし……。
ヤンガス「いや〜 こうなると
竜神王ってのが どんな でかい竜なのか
楽しみになってきたでがすよ。
ヤンガス「いや〜 食った 食った。
竜神族が あんなにチーズ好きだなんて
意外だったでげすね。
ヤンガス「まあ うまかったから
文句はねえでがすけど
ちょいと 食いすぎちまいましたよ。
ゼシカ「……まったく のんきな男ね。
そんなことより 気になるのは
あのグルーノおじいさんよ。
ゼシカ「あの人とは ここで
初めて会ったっていうのに
妙に 私たちのことに くわしくない?
ククール「それもそうだが オレは
あの長老たちの エイトに対する
態度の方が 気になったな。
ククール「あの態度は……
まるで エイトのことを 昔から
知ってるみたいだったじゃないか?
ヤンガス「ふ〜ん。アッシは そんなの
これっぽっちも 感じなかったでげすよ。
考えすぎなんじゃねえのかい?
ヤンガス「でも まあ そんなに気になるなら
グルーノじいさんに
直接 聞いてみりゃいいでがすよ!
ゼシカ「……それもそうね。ヤンガスも
たまには いいこと言うじゃない!
ククール「あのじいさんが 素直に
話してくれるとも思えないが……。
とりあえず 当たってみるとするか。
ヤンガス「……ふわぁ〜っ。
ハラいっぱい食っちまったから
今日は もう 眠くなっちまったでがすよ。
ヤンガス「兄貴ィ 今日は もう遅いし
外に出るのは やめときやしょうぜ。
ヤンガス「さあさあ 充分 休んだし
竜神王と 戦いに行くでがすよ!
うお〜 ウデが鳴るでげす!
▼天の祭壇へと続く道
ヤンガス「しかし アッシらが
竜神族の里にいる間 トーポの奴は
どこに 行ってたんでげすかね?
ヤンガス「今まで 兄貴のそばから
はなれたことなんてなかったのに
今回だけ どうしたことなんだか……?
ヤンガス「ここは どうやら
竜神族の墓場のようでげすね。
ヤンガス「でも どの墓も ボロボロで
これじゃ どこに 誰が 埋まってんのか
わかんねえでがすよ。
ヤンガス「……ううっ。
この足場って いったい どうやって
浮いてるんでがすかねえ?
ヤンガス「いつか 落ちるんじゃないかって
気になって 落ち着かねえでげすよ。
▼天の祭壇
ヤンガス「くはぁ〜。でっかい竜でがすねえ。
こいつと戦おうとなると こりゃあ
ハラをくくって かからなきゃでがすよ!
ヤンガス「あれが 竜神王……
何て ばかでかい竜でがす……。
ククール「オレたちは これから
あれと 戦うってわけだ。
こいつは なかなか ハードだぜ。
ゼシカ「あら? 怖気づいたの?
暗黒神ラプソーンと 戦おうって人たちが
ずいぶん 情けないわね。
ヤンガス「な〜に言ってるでがす!
アッシは 今 かつてない 激闘の予感に
武者震いしてたところでげすよ!
ククール「……フッ。オレが この程度で
ビビるとでも 思ってるのかい?
見くびってもらっちゃ 困るな。
ゼシカ「フフッ。冗談よ。
自分の緊張を まぎらわすために
ちょっと からかってみただけ。
ゼシカ「さあ それじゃ いよいよ
決戦開始よ!
▼竜神族の里
ヤンガス「早いとこ 竜神王を倒しに
天の祭壇とかいう所に 行きやしょうぜ。
ヤンガス「それで アッシらのことを
バカにしてくれた 竜神族の連中を
見返してやるんでがす!
▼天の祭壇(竜神王敗戦時)
ヤンガス「何度見ても やっぱり
バカでかい竜でげすね。
おまけに やたら強いし……。
ヤンガス「でも 今度こそ 勝つでがす!
前に戦った時は 負けちまったけど
今のアッシたちなら やれるはずでがす!
▼天の祭壇
竜神王「……私は 何をやっていた?
人の姿を封じる儀式から ずっと……
まるで 長い悪夢を見ていたようだ。
竜神王「……人間だと?
人間が なにゆえ ここにいる!?
竜神王「……いや 覚えているぞ。
そうだ。お前たちが 正気を失った私を
救ってくれたのだ。
竜神王「勇敢なる人間たちよ 礼を言おう。
お前たちが 止めてくれなければ
私は わが一族を滅ぼすところであった。
竜神王「人間の姿を捨てようとして
人間に助けられるとは……。
私の行いは 誤りであったということか。
竜神王「お前はっ……!?
お前は もしかして エイト?
エイトなのだな!?
竜神王「お前が 私を……竜神族を救ったと?
なんと 宿命的な……。
ヤンガス「な なんで アンタが
エイト兄貴のことを知ってんでがす?
それに 宿命的って……?
竜神王「……そうか。エイトは まだ
自らの出生の秘密を知らぬのだな。
いや 思い出していないというべきか……。
竜神王「エイトよ。
お前は 竜神族の里で 生まれ育った
竜神族と人間 双方の血を引く者なのだ。
竜神王「くわしい話は……そうだな
お前の祖父から 聞くのがよかろう。
竜神王「グルーノよ。
そこにいるのは わかっているぞ。
観念して 出てくるがよい。
グルーノ「やはり 竜神王様の目は
ごまかせませんな。
まったく お恥ずかしい限りで……。
グルーノ「エイトよ。
今まで ずっと 黙っていて
すまなんだな。
グルーノ「わしが お前の祖父……。
そして お前と共に ずっと旅をしてきた
ネズミのトーポの正体なのじゃ。
グルーノ「ふむ……。
どうやら 驚かせてしまったようじゃな。
まあ 無理もないことじゃが。
グルーノ「ともかく 先日の約束通り
お前の出生と竜神族の関わり。
そのすべてを 語らねばなるまい。
グルーノ「……そうじゃな。
長い話になる。まずは わしの家に戻り
それから 話すとしようか。
竜神王「それが よかろうな。
どれ。里へ戻るならば わがチカラで
送ってやろう。
▼竜神族の里
ヤンガス「兄貴が おトシに似合わず
なんで そんなに 人間ができてんのか
ようやく わかったでげすよ。
ヤンガス「苦労してる人は
他人の苦しみや 心の痛みが
よく わかるって言うでがすもんね。
ヤンガス「兄貴の背負ってきた 苦労を思うと
アッシは 涙を禁じえないでげすよ〜。
ヤンガス「兄貴が グルーノじいさんの孫で
竜神族と人間のハーフで なおかつ
サザンビーク王家の人間だなんて……。
ヤンガス「ああっ もう 何が何だか……。
アタマが 混乱してきたでがすよ!
ククール「まあ オレは 最初から
エイトが ただ者じゃないってことくらい
見抜いていたんだが……。
ククール「それにしても 竜神族と王家
両方の血を引いてるとは 恐れ入ったぜ。
普通は どちらか一方だろ!?
ゼシカ「……あっ! でも それって
エイトが あのチャゴス王子の
親せきだってことじゃないの?
ゼシカ「ううっ。何だか イヤなことに
気づいちゃったわねえ……。
ヤンガス「竜神王が 正気に戻っても
今すぐ みんな 元気全快ってわけにゃ
いかないようでげすね。
ヤンガス「まあ それでも 今後は
少しずつ この荒れ果てた里の様子も
よくなっていくはずでがすよ。
▼竜神の道
ヤンガス「結局 この洞くつが開いたのは
兄貴の中の竜神族の血が 入り口の封印を
解いたってことなんでげしょうか?
ヤンガス「それとも 竜神族たちが
弱ってたんで 封印のチカラも
弱っちまってたんでげしょうか?
ヤンガス「……う〜ん。
どうも よくわかんねえでげす。
ヤンガス「兄貴のお父上は この場所で
お亡くなりになったんでげすね。
ヤンガス「でも ひとりで ここまで
来られるなんて さすが 兄貴のお父上は
ただ者じゃねえでがす。
ヤンガス「兄貴が 強いのは
竜神族の血ってだけでなく お父上の血を
引いてるのも 大きいんでげすよ きっと。
▼なぞの石碑
ヤンガス「この旅じゃあ いろいろ
不思議なものを 見てきやしたが
ここからの冒険は とびきりでがしたね。
ヤンガス「そのうえ まさか 兄貴の
出生の秘密を 知ることになろうとは
思いも寄らなかったでげすよ。
▼天の祭壇へと続く道
ヤンガス「それにしても 竜神王の奴は
ムチャクチャ 強かったでがすねえ。
まったく よく勝てたもんでげす。
ヤンガス「果たして もう一度戦ったとして
勝てるか どうか……?
アッシにゃ 自信がねえでがすよ。
ヤンガス「あの墓だけ 新しかったのは
あれが 兄貴の母上さまの
お墓だったからなんでがすね。
ヤンガス「しかも そのお墓が
ニセモノだとは……。これだから
世の中は 油断ならねえでがす。
▼天の祭壇
ヤンガス「竜神王のヤツも こんな所に
ひとりでいないで 竜神族の里まで
下りてくりゃいいのになあ……。
ヤンガス「さすがに バツが悪くって
みんなの前に 出づらいんでがすかね?
▼竜神族の里
ヤンガス「竜の試練を受けるために
いく度 この道を 歩いたことか……。
ヤンガス「どんなに すごい風景でも
見飽きちまうもんでげすな。
ヤンガス「そういえば 兄貴にとっては
ここが 故郷になるんでげすよね。
ヤンガス「どうでがす?
記憶がなくても 生まれ故郷は
なつかしく感じるものでげすか?
【はい】 【いいえ】
ヤンガス「やっぱり そういう印象ってのは ヤンガス「……そうでがすか。
記憶を封じられてても 何となく 兄貴にとっての故郷は すでに
覚えてるものなんでがすねぇ。 トロデーン城に なってるんでげすね。
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