★PS版
●プロローグ
▼サントハイム
ブライ「まったく　どうしてそう
　　姫は　おてんばなのですか！
ブライ「城は　抜け出そうとするわ
　　兵士長は　泣かすわ……。
　　まったくなげかわしい！
ブライ「なくなられた　お妃様は
　　たいそうおしとやかな方
　　…む？
ブライ「むむっ！　クリフト！
　　アリーナ姫は　どうしたのじゃ！
クリフト「いえ　私は　その。
　　アリーナ姫のご命令で
　　かわりに説教を聞いてくれと……。
ブライ「このバカ者め！
　　えーい！！　姫さま！！
　　今度こそ許しませんぞ！！

●第2章
▼サントハイム
クリフト「じいやの　ブライさまから
　　うかがったのですが　アリーナ姫は
　　一人旅に出る　おつもりとか。
クリフト「どうか　そのような
　　ムチャを　なさらぬように！
クリフト「姫に　もしものことがあっては
　　このクリフト……いや　王様が
　　どんなに　なげかれることかっ！

▼フィールド
クリフト「およばずながら　私も
　　姫さまの　お供をいたします！
　　さあ　参りましょうか。

クリフト「姫と　いっしょに
　　旅をすることに　なるとは……。
クリフト「なんだか　私
　　ドキドキしてきました。
　　い　いえ　その　変な意味ではなく！

クリフト「アリーナ姫。
　　おケガは　ありませんか？
クリフト「何かありましたら
　　いつでも　このクリフトが
　　手当てさせて　いただきます！

クリフト「サントハイムの　領地は
　　この大陸全土に　およんでいます。
　　私も　城から出るのは初めてですが。

▼フィールド(夜)
クリフト「夜　歩くのは　危険です。
　　どこか　宿をとったほうが
　　よろしいのでは。

▼サラン
クリフト「たしかに　たまには
　　こうして　城の外に出るのも
　　息抜きに　なりますね。

クリフト「サランは　美しくて
　　よい町ですね。
クリフト「私は　幼い頃
　　この町の教会で　神の道を
　　教えて　いただいたのです。

クリフト「やはり　アリーナ姫は
　　みなの　あこがれなんですね！
　　じーん……。

クリフト「備えあれば　うれいなし。
　　この町の人たちは　親切ですね。

クリフト「山道は　険しいはず。
　　薬草を　たくさん
　　買っておかなくては。

クリフト「やはり　神に仕える身では
　　恋をしては　ならぬのでしょうか……。
　　はあー……。

▼サラン(夜)
クリフト「町の　みなさんも
　　もう　お休みのようですね。

クリフト「きっと　今夜は
　　よい夢が　見られますね。

クリフト「美しい歌声と
　　美しい三日月……。
　　ロマンティックですね。

▼サントハイム
クリフト「お城に　もどってくると
　　なんだか　ほっとしますね。

クリフト「王様も　やはり
　　本心では　姫さまに
　　外に出てほしくないようですね。

クリフト「ご安心ください　姫さまは
　　命にかえても　このクリフトが
　　お守りいたします。
クリフト「い　いえ　ブライ様も
　　もちろん　お守りいたしますよ！

クリフト「大陸中を　アリーナ姫と
　　旅をしてもよい　と
　　王様の　おゆるしが……。
クリフト「ああ　私は
　　なんという　幸せ者でしょう！
　　うっうっ　涙がっ。

クリフト「私のような身分の者が
　　王様と姫の　お部屋に
　　入っても　いいものだろうか……。

クリフト「私は　神官ですから
　　壁を　けやぶるなんて
　　とても　できません。
クリフト「さすがは　姫！
　　やっぱり　ステキです！！

▼サントハイム(夜)
クリフト「あまり　たくさんの人に
　　姫の旅が　知られてはなりません。
クリフト「まあ　この方は
　　クチが　かたいそうなので
　　心配はないでしょうが。

クリフト「神父様の胸さわぎ　とは？
　　アリーナ姫の　身に
　　何事もなければ　よいのですが。

クリフト「なっ　なんと　ふしだらなっ！
　　いち兵士の　ぶんざいで
　　なんという　うらやましい夢をっ！？
クリフト「はっ……！
　　い　いえ　失礼しましたっ。
　　なんでもありませんから！

クリフト「こんな　夜ふけまで
　　兵士どの　ご苦労様ですね。

クリフト「もう　王様は
　　お休みのようですね。

クリフト「この人は　わかっていない。
　　おてんばな　所こそが
　　アリーナ姫の……。
クリフト「えっ？　わ　私は
　　何も言っておりませんよ！