★PS版
●プロローグ
▼サントハイム
＊「これは　アリーナ姫。
　　お出かけですか？
アリーナ「お父さまのお許しは
　　いただいてるわ。
　　通してちょうだい。
＊「ははっ！
王「私は　外へ出るのを
　　許した覚えはないぞ。
　　アリーナ。
アリーナ「お父さま！
王「アリーナよ。どうして　そう
　　外へ　出たがるのだ。
　　……まあいい。
王「わしは　最近夢を見るのじゃ。
王「はっきりと　覚えてはいないが
　　どうも　いやな予感がする。
　　アリーナ　外へ出ては……
アリーナ「わたしも夢を見たわ。
　　お父さま！
アリーナ「すごーく大きなクマと
　　わたしは　戦っているの。
アリーナ「クマのおなかに
　　わたしは　必殺のキックを
　　こんなふうに　おみまいしたの！
アリーナ「…………あら？
王「……やれやれ。

●第2章
▼フィールド
アリーナ「まったく　どうして
　　あなたたちまで
　　ついて　来ちゃったのよ。
アリーナ「せっかく　一人で
　　気ままに　冒険できると
　　思ったのに！　もうー。

アリーナ「じいが　何と言おうと
　　もう　ぜったい　お城には
　　戻らないわ。　ぜったい！

アリーナ「お城の外って
　　広くて　気持ちいーい！
アリーナ「さあ！　魔物たち！
　　どこからでも　かかってらっしゃい。
　　みんな　やっつけちゃうわよ。

▼フィールド(夜)
アリーナ「夜って　魔物たちが
　　たくさん　出るのよね……。
アリーナ「ああ　腕が鳴る！
　　さあ　どんどんいらっしゃい！

▼サラン
アリーナ「サランの町なんて
　　城の庭みたいな　ものだわ。
　　もっと　遠くへ行きましょ！

アリーナ「いーい？
　　私が　アリーナ姫だってことは
　　町のみんなには　秘密よ。

アリーナ「女だてらに　って
　　失礼な人ねー。
　　私　すっごく強いんだから！

アリーナ「やだ　もうサランでも
　　ウワサになってるの？
アリーナ「人気者は　つらいわねー。
　　でも　ま　とぼけとけば
　　バレないわよね。

アリーナ「うふふっ　かーわいいっ！
　　この子が　大きくなったら
　　一度　勝負してみたいわ。

アリーナ「東の山奥の村……。
　　これは　ぜひ行ってみなくちゃ！

アリーナ「マローニって　わりと
　　いい声　してるわね。

▼サラン(夜)
アリーナ「夜の町　なんて
　　ちょっと　ワクワクするわ。
　　やっぱり旅ってステキ！

アリーナ「歌ねえー？
　　私なら　あきるわ。すぐ。

アリーナ「一日中　歌ってて
　　よく　あきないわね。
アリーナ「たまには　ぱーっと
　　あばれたくならないのかしら？

▼サントハイム
アリーナ「お日さま　ポカポカで
　　気持ちいいわねー。
　　うーん　いい天気！

アリーナ「どうも　お城の中って
　　きゅうくつで　キライなのよね。

アリーナ「もう　お城なんかに
　　用はないわ。
　　さあ　冒険に出かけましょう！

アリーナ「お父さまの　わからずや！
　　いいわ　また壁をけやぶって
　　外に　出てやるんだから！

アリーナ「とんでもない　おてんば！？
　　失礼ね。私は　この国いちの
　　おてんば姫　なんだから！

アリーナ「悪いやつらが
　　私を　ねらう……。
アリーナ「……うふふふふ。
　　そうこなくっちゃ！
　　ああ　腕が鳴るわ〜。

アリーナ「いっそ　お父さまも
　　いっしょに　旅をすればいいのよ。
アリーナ「そうすれば　世界中
　　どこにだって行けるわ！
　　お父さまの目がとどくんだから。

アリーナ「大臣って　ホント
　　うるさいのよねー。
　　ブライよりは　マシだけど。

アリーナ「たまには　お城の
　　フカフカのベッドで
　　ぐっすり　眠りたいわ。

アリーナ「私が　悪いんじゃないわ。
　　壁が　こわれやすいのが
　　悪いのよ。ねっ？

アリーナ「あら　こんな所に
　　ネコがいたのね。
　　かわいいー。

▼サントハイム(夜)
アリーナ「今夜は　月も星も
　　よーく　見えるのね。
アリーナ「城の屋上を
　　私の部屋にしたら　毎晩
　　星を見ながら　眠れるわ。

アリーナ「私たちの事
　　もうウワサに　なってるのね。
　　ふふっ　人気者のしるし？

アリーナ「べつに　私　自分は
　　ふつうの姫だと思うけどな。
　　元気があるのって　いいことだし！

アリーナ「お父さまは　もう
　　お休みの　時間みたいね。
　　私も　ちょっと眠いかな……。

アリーナ「大臣も　お父さまも
　　心配しすぎなのよ。
　　私を　信じてほしいわ。

アリーナ「おてんば　おてんばって
　　耳に　タコができちゃうわ。