▼テルパドール
ティミー「砂の上って　歩くのが
　　大変なんだね。
　　もう　足が　クタクタだよ。

ティミー「なんで　砂漠の真ん中に
　　こんな大きな　お城があるんだろ？
　　お父さん　知ってたの？

ポピー「日かげに　入らないと
　　ひからびて　死んじゃいそう……。

ポピー「わたし
　　馬車の中で　待っていたいな。
　　ダメ？　お父さん。

ティミー「天空のつるぎを
　　そうびできたんだから　ボクが勇者？
　　どうなんだろ？　よくわかんないよね。

ポピー「詩人さんって　いい声ね。
　　お父さんの声も　いいけど
　　あの人には　ちょっと負けるかな。

【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
ティミー「えっ？　あのおじさん　　　　　　ポピー「さばくのバラは
　　前に会ったときも　ぼうし忘れてたの？　　　ご本でも　見たことがあるわ。
　　すごいな　なん年　忘れてるんだろ。　　　　とっても　キレイなのよ。

ティミー「わ〜い！
　　日カゲって　すずしいね！

ポピー「もう　お外に
　　出たくないな……。

ティミー「ボクもね
　　お父さんが　帰ってきたとき
　　すっごく　うれしかったよ！

ポピー「お父さん…
　　もう　いなくなっちゃイヤよ。

ティミー「えっと　あの人
　　若くないってことは……
　　サンチョと同じぐらいの年なの？

ティミー「砂漠なのに　どこから
　　水が　わきでてるんだろう。
　　でも　きれいだね！　お水！

ポピー「あれ　オアシスでしょ？
　　勉強したことがあるの。
　　砂漠にある緑が　オアシスだって。

ティミー「えっと…　ということは
　　お母さんって　天空人だったのかな？

ティミー「ねえ　お父さん。
　　ボク　汗くさくない？
　　だいじょうぶかなあ。

ポピー「お城の中　すずしい〜！
　　カベとかも　つめたくて
　　さわると　気持ちよさそう！

ポピー「女の人でも
　　王さまに　なれるのね。
　　でも　ちょっと　大変そう……。

ティミー「からっぽの玉座って
　　なんだか　さみしいね。
　　女王さまは　ここに座らないのかな？

ポピー「女王さまの予言って　すごいね。
　　わたしにも　そんな力があれば　もっと
　　お父さんを　助けてあげられるのに。

ポピー「お人形さん　なにも
　　悪いことしてないのに　かわいそう。

ポピー「ねえ　お父さんは
　　お母さんが　キレイだから結婚したの？
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
ポピー「ふ〜ん…　　　　　　　　　　　　ポピー「中身で　えらぶなんて
　　そういうものなんだ……。　　　　　　　　お父さん　やるわね！

ティミー「大昔って　どれくらい前？
　　お父さんが　子供の頃くらい？
　　それとも　サンチョが子供の時かな？

ポピー「でも　いくらなんでも
　　こんな暑いところに
　　つくらなくても　よかったのに……。

ティミー「アイシスって人　どうして
　　未来のことが　わかるんだろう。
　　不思議な　女王さまだね……。

ポピー「女王さまの
　　言うとおりになったよね。
　　すごいね　アイシスさまって。

ティミー「天空の血だけじゃ
　　勇者は　生まれないんだよ。
　　もうひとつ　……の血が　入らないと。
ティミー「あれっ？　ボク
　　なんで　そんなこと知ってるんだろう。

ポピー「いいなあ。
　　ここは　たくさん　ご本があって。

ティミー「すごいや！
　　お水も　お花もあって
　　同じお城の中じゃないみたいだ。

ポピー「お城の地下で　こんなに
　　たくさんのお花を咲かせられるなんて…
　　信じられない。

ティミー「まばゆいって
　　まぶしい　っていうことでしょ？
ティミー「でも　あの女王さまの顔
　　そんなに　まぶしくないけどなあ……。

ティミー「外に　花だんがあったら
　　魔物に　あらされちゃうもんね。
　　だから　お城の中に　あるんだ。

ポピー「お城のまわりが
　　砂じゃなかったときも　あったの？
　　そんなの　信じられない……。

ティミー「やっと　見つけた……。
　　あれは　ボクのだよ。お父さん。

ポピー「ハア　ハア……
　　ちょっと　つかれちゃった。
　　みんな　歩くの　はやいんだもん。

ティミー「すごいや！
　　ボクの大きさに　ピッタリになったよ。
　　このカブト……。

ポピー「ティミーは　ティミーだもん。
　　勇者でも　わたしの　お兄ちゃんなの！

ティミー「不思議なんだ。
　　天空のかぶとを　見たとき
　　なつかしい気がして……
ティミー「初めて見たはず
　　なのに　変だよね。

ティミー「テルパドールの人たち
　　ボクのこと　ずっと待ってたのかな？
　　……なんだか　てれくさいや。

ポピー「この国の人たち　みんな
　　お兄ちゃんの話ばっかりする。
　　わたし　ちょっと　つまんない……。

ポピー「それにしても　暑いよ〜。
　　クラクラ　してきちゃった……。

ティミー「なんだか　みんな
　　ボクのこと　見てるみたいだ。
　　……歩きづらいなあ。

ティミー「勇者って　なんだろう。
　　どうして　みんな
　　ボクのこと　待ってたんだろ。
ティミー「お父さん。
　　ボク　勇者になっても
　　お父さんの子どもだよね？　ね？

ポピー「ティミーが　ちょっと
　　遠い人に　なっちゃったみたいで
　　さみしいな……。

ポピー「女王さまって
　　どうやったら　なれるのかな？
　　いっぱい　お勉強したら　なれる？

ティミー「使命って……えっと
　　やらなくちゃ　いけない事だよね？
　　世界を救う使命……。
ティミー「……だいじょうぶ。
　　ボク　がんばるよ！
　　だから　お父さんも見ててね。

ポピー「あの女王さまに
　　お祈りしてもらったら　胸の中が
　　すごく　やさしい気持ちになったよ。

ティミー「なんだか　あらたまって
　　勇者って　呼ばれると
　　はずかしいよ……。

ポピー「お兄ちゃん　責任重大だね。
　　大丈夫かな……。

ティミー「世界を救うって…　うん。
　　ボク　がんばるけど…　お父さんも
　　いっしょに来てくれるよね？　ね？

ティミー「国のみんなは
　　カブトの次に　大事なの……？
　　そんなの　おかしいよ。
ティミー「天空のかぶとは　大事だけど
　　ボク　ポピーとか　サンチョとか
　　みんなのほうが　もっと大事だよ。

ティミー「ボクも　あれぐらい
　　訓練しないと　ダメなのかな。
　　勇者って　責任重大だあ……。

ポピー「ダメっ！
　　わたしが　ティミーの
　　お嫁さんになるんだもんっ。

ティミー「あのお姉さん
　　すごい声だったよ。
　　まだ　耳が　キーンとしてる……。

ポピー「わたし　知ってるよ。
　　ああいう　お姉さんを
　　ミーハー　って言うのよね。

ティミー「ボク　大きいもん！
　　夜　ひとりでトイレに行けるし
　　好き嫌いも　ないよ！

ポピー「お兄ちゃんって
　　まだ　小さいよね。
　　背だって　わたしと同じくらいだし。

ティミー「空がないだけで
　　どこかの　お庭みたいだねっ。
　　すずしくて　気持ちいいや！

ポピー「お城の地下で　こんなに
　　たくさんのお花を咲かせられるなんて…
　　夢を　見てるみたい。

ティミー「どっちかっていうと
　　おやつを作ってくれたほうが
　　うれしいんだけどな。

ポピー「お城の地下で　こんなに
　　たくさんのお花を咲かせられるなんて…
　　夢を　見てるみたい。

ティミー「ボクの　お母さんて　すごいね。
　　お父さんも　よくわからないけど
　　なんだか　すごそうだし……。

ポピー「同じ　お母さんの子供なのに
　　どうして　わたしは　勇者じゃないの？
　　ぐすん…　わたしも　世界を守りたい！

【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
ティミー「おおー　でんせつのー　　　　　ティミー「ボク　あの歌　好きだよ。
　　ゆーしゃー♪　　　　　　　　　　　　　　お父さん　きらいなの？
　　ぜったいー……　　　　　　　　　　　　　おもしろいのにー。
ティミー「えーっと　次なんだっけ？

ポピー「お兄ちゃん　ばっかり……
　　わたしも　お歌ほしいな。

【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
ティミー「おおー　でんせつのー　　　　　ティミー「ボク　あの歌　好きだよ。
　　ゆーしゃー♪　　　　　　　　　　　　　　お父さん　きらいなの？
　　あくをー……　　　　　　　　　　　　　　おもしろいのにー。
ティミー「えーっと　次なんだっけ？

ポピー「お兄ちゃん　いいな……
　　わたしも　お歌ほしいな。

▼テルパドール(王子を連れてきてない場合)
ポピー「あの人　ティミーに
　　会いたいって言ってるよ？
　　ねえ　お兄ちゃん　連れてこよ？

▼テルパドール(夜)
ティミー「……ハックション！
　　夜のさばくって　さむいね　お父さん。

ポピー「夜のさばくって　暗くて
　　静かで　なんだか　こわい……。

ティミー「ほんと　さばくって
　　たいへんな所だね！
　　でも　面白くて好きだな。

ポピー「あんなこと　言うのは
　　さばくの人に　失礼よね。
　　大人なのに　わからないのかしら。

ティミー「さっきの人　おもしろかったね！
　　寝言も　歌うみたいに　言ってたよ。

ティミー「夜は　ダメなんだ。
　　うん…　ボク　もう　眠くて……。
　　ふわぁ〜っ。

ポピー「わたしは　大丈夫。
　　眠くなんか　ない…　もん。
　　うと　うと……。

ティミー「えっ？　あのおじさん
　　前に会ったときも　ああだったの？
　　すごいな　なん年　ダメなんだろ。

ティミー「ホントだ！　見て　お父さん。
　　池に　月が　うつってるよ。
　　きれいだね……。

ポピー「昼間は　うれしいオアシスだけど
　　夜は　きっと　お池のお水
　　氷みたいに　つめたいよね……。

▼砂漠のほこら
ティミー「うわ〜っ　あっつーい。
　　汗で　身体がべとべとだよ。
　　水浴びしたいなあ。

ポピー「いたた…
　　目に　砂が　入っちゃった……。

ティミー「あの犬は　暑くないのかな？
　　それとも　もう　なれちゃったのかな？

ポピー「あの犬さん　やさしいの。
　　おじいさんが　さみしくないように
　　ずっと　いてあげるんだって。

ティミー「このおうちって　小さいのに
　　なんでもそろってて　すごいよね。
　　かくれ家みたい。
ティミー「ねえ　お父さん
　　この旅が終わったら　ボクと
　　ヒミツのかくれ家　つくろうよ！

ポピー「はあ〜……
　　このお家の中　すずしい〜……。
　　気持ちいい〜。

ティミー「たしかに　すごく高い塔を
　　見たような……。でも　どうしたら
　　あそこまで　行けるんだろ？

ティミー「ビックリした！
　　こんなところに　人がいるなんて
　　思わなかったよ。

ポピー「さっき　お水に
　　さわっちゃった。井戸の
　　お水って　冷たいのね。

▼砂漠のほこら(夜)
ティミー「なんだか寒気がする……。
　　お父さん　マントの中に
　　入ってもいい？

ポピー「眠いし…　寒いし……。
　　もう　ダメ……。

ティミー「いいなあ……。
　　ボクも　眠りたいよ。
　　ふぁ〜……。

ポピー「このおうち　あったかい…
　　眠くなっちゃう…　ぐう……。

ポピー「あの子　おりこうさんだね。
　　魔物が　やってこないように
　　みはってるんだって。

▼メダル王の城
ティミー「お父さん！
　　お城のまわり　かけっこしよう！
　　どっちが速いか　競争しようよ！

ティミー「ちっちゃな島に
　　ちっちゃなお城。
　　おもちゃみたいだね。

ポピー「ここって　なんでも
　　かんでも　ピカピカね。
　　ちょっと目が　いたくなっちゃった。

ポピー「ふう…
　　ちょっと　暑いね　ここ……。

ティミー「あれって　きたえてたの？
　　もしかして…　ウサギとび？？

ポピー「すご〜い。
　　あのスライムさん　おりこうさんだね。
　　わたしも　きたえて　強くなります！

ティミー「最後の　ムフフ
　　っていうのが　気になるんだよね。
　　アレがなかったら　信じられるのに。

ポピー「人を信じる心　っていうのを
　　ためされているみたいで
　　ドキドキします……。

ティミー「ボクも　メダル型チョコ大好き！
　　でも　サンチョは　1回に
　　2枚までしか　食べちゃダメだって。

ポピー「わたしも　チョコは好きだけど
　　食べたあと　サンチョが
　　歯みがきしなさいって　うるさいの。
ポピー「だから
　　今日は　いらないです……。

【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
ティミー「わ〜い！　チョコだ〜〜！　　　　ティミー「買わないの？
　　ねえ　お父さん　　　　　　　　　　　　　　ざんねんだなあ……。
　　あとで　これ　食べてもいい？

ポピー「チョコ食べすぎると
　　太っちゃうんだって。
　　ドリスお姉ちゃんが言ってたの。

ポピー「お金なかったの？
　　じゃあ　今日のごはんは
　　すこしで　いいです……。

▼メダル王の城(夜)
ティミー「夜のメダル王の
　　お城って　きれいだね。
　　スライムの　あかりのせいかな？

ポピー「スライムさんの　あかりが
　　いっぱい　流れてる。
　　うふふ　かわいい〜。

ティミー「ふ〜ん…
　　あれが　とうろう流し　なんだ。

ポピー「わたしも　とうろう
　　流してみたいな……。

▼ネッドの宿屋
ティミー「ここの宿屋　石になった
　　お父さんたちを　さがしてるとき
　　ボクたちも　よく泊まったんだよ。

ティミー「まだ　キャンペーン
　　やってるんだ！
ティミー「前に来たときは
　　3人だったから　キャンペーンの
　　対象にならなかったんだ。

ティミー「よくわからないけど
　　ようするに　こうかいしないように
　　やれるだけ　やれって　ことだよね。

ポピー「あの　おばあさん
　　やさしい人だね。
　　そんな感じがする……。

ティミー「西に　悪いヤツがいるのかな？
　　どうやったら　行けるんだろう。

ポピー「わたしも　感じるの。
　　いやな空気が　うずをまいてるの……。

ポピー「光の教団……
　　いやっ　こわい名前！
　　すごく　いやな感じがする……。

ティミー「お父さん　4人で　泊まろうよ。
　　ボク　みんなで　泊まるの
　　夢だったんだ。

ティミー「やったあ！
　　ボク　これもらうの
　　ずっと　夢だったんだ！
ティミー「あと　お父さんか
　　お母さんがいれば　4人なのにって
　　ずっと　思ってた……。

ポピー「これが　もらえたのって
　　お父さんが帰ってきてくれたからよね。
　　ティミーと　がんばったショウコよね。

ポピー「あの子　かわいそう。
　　あの子が　悪いんじゃないのに…
　　こわい人の　えいきょうを受けてる…。

▼チゾットの山道
ティミー「てっぺんから　見たら
　　ボクたちのお城　うーんと
　　ちっちゃく見えるよ！

ティミー「うん　大丈夫だよ。
　　このぐらいの山道なら
　　ひとりでも　へっちゃらさ！

ティミー「えっと……あそこをのぼって
　　こっちからおりて……えっと……
　　わかんなくなっちゃった。

ポピー「わたし　高いところ苦手なの。
　　こわくて　下　見られないし……。
　　お父さん　馬車にいれてよう。

ポピー「こういうときは
　　鳥さんが　うらやましいです。

ティミー「ただ　山をのぼるのが
　　好きな人もいるんだね。
　　あの　おじいさんもかな？

ポピー「ルーラの呪文
　　使えるんだから　わざわざ
　　こんな所　通らなくていいと思うの。

ティミー「前に　サンチョと
　　来たときは　ここには来なかったよ。

ティミー「イッヒッヒー！
　　お父さん　気をつけてね！
　　イッヒッヒッヒ！

ポピー「つかれたけど……
　　ここでお泊まりするのは　イヤです。

ティミー「あー　よく寝たっ。
　　どうしたの？
　　お父さん　目が赤いよ？

ティミー「イッヒッヒッヒ！
ティミー「ねえ　お父さん。
　　似てる？　ねえねえ。
　　イッヒッヒー！

ティミー「前に　サンチョと通ったときは
　　道に迷っちゃって　大変だったんだよ。

ポピー「この洞くつは
　　歩きやすいから　大丈夫です。

ティミー「お父さん　気をつけて！
　　そこ　石が　でっぱってるよ！

ポピー「ティミーって
　　こういう場所　好きなのよね。
　　わくわく　するみたい。

ティミー「ボクも　ひとりきりで
　　旅をしたことって　ないなあ。
　　どんなふう　なんだろう？

ポピー「あの人　前にも
　　ひとりで　旅してたの。
　　ひとりの旅って　さみしいよね……。

▼チゾット
ティミー「ここ　チゾットだよね！
　　ボク　何回も　来たことあるよ。
　　サンチョと　ポピーと！

ティミー「ずっと前ね　サンチョに
　　このながめを　お父さんにも
　　見せてあげたいって言ったんだ。
ティミー「そしたら
　　サンチョ　泣いてたよ。
　　悪いこと　言っちゃったかなあ……。

ポピー「お父さん　わたし
　　はしっこ　苦手なの。
　　危なくないところ　歩いてね。

ティミー「ボク　もう　知ってるもーん。
　　ここは　チゾットだよ！

ティミー「ボク　いっぱい旅をしたから
　　わかるよ……。お父さんって
　　ふつう　もう少し　年とってるよね。

ポピー「わたし　お父さんと
　　いられるなら　若くても　年とってても
　　どっちでも　いいよ。

ティミー「お母さんも　お父さんを
　　ちゃんと　愛してるといいな。
ティミー「じゃないと
　　おばあさんに　なっちゃうよ？

ティミー「あの人　ウソツキだよ！
　　だって　ボクが前に来たときも
　　魔物が出たもん！

ポピー「魔物さんが　いなくても
　　登るの　つかれるから
　　みんなきっと　来ないよ……。

ポピー「てっかめんが　あんなに
　　重いなんて　おかしいよね。

ティミー「好きなものばかり
　　食べてたら　大きくなれないの？
　　サンチョみたいに　なれなくていいよ。

ポピー「……大きくならなくても
　　いいこと　あるもん。
　　きらいなのは　きらいだもん。

ティミー「ポピーはねー
　　ニンジンと　ピーマンと　タマネギと
　　あと　お魚が　きらいなんだよ。
ティミー「ボクは　なんでも平気！
　　だって　おいしいもん。

ティミー「ボクが　生まれてすぐ
　　お父さん　石になったから……
　　えっと　ほんとだ！　8年だね！

ポピー「わたし　お父さんだけじゃなくて
　　お母さんも　さがしてたよ。
　　お母さんいなくて　さみしかった……。

ティミー「2代って　お母さんと
　　おばあちゃんのことだよね。
　　絶対　助けてあげようね　お父さん！

ポピー「わたし　お母さんいなくて
　　さみしかったから…　お父さんも
　　お母さんいなくて　さみしかったね。

ティミー「うわ〜！
　　チゾットのコンパスだ！
　　これ　売り切れで買えなかったんだよ！

ポピー「チゾットのコンパスは
　　洞くつとかで　迷ったときに
　　使えるんだって！

ティミー「うん。ボクたち　絶対
　　コンパスなくさないよね！

▼グランバニア山の洞くつ
ティミー「お父さんを　探しに行く時
　　ボクたち　この洞くつを　ぬけて
　　チゾットにも　行ったんだよ。
ティミー「ここって　迷路みたいだから
　　いっぱい　迷っちゃった。

ティミー「エヘヘ……。
　　お父さんが　いっしょだと
　　うれしいねっ！

ポピー「前は　ここに
　　サンチョとティミーと　来たの。
ポピー「ふたりとも　すごい
　　方向オンチだから　大変だったの。

ポピー「ここって　わたしとティミーが
　　お腹にいたときも来たよね。
ポピー「飛びおりるとき　お母さんが
　　一生けんめい　わたしたちを
　　かばってくれていたような気がする。

ティミー「ここってさ
　　ひゅーって落っこちるのが
　　おもしろいんだよねっ！

ポピー「ここ　苦手。
　　のぼるのもイヤだけど
　　落ちるのって　こわい……。

【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
ティミー「えっ？　　　　　　　　　　　　　ティミー「正直に答えたから　もらえたの？
　　お父さんが　落としたの？　　　　　　　　　そっか　やっぱり　ウソって
　　ボクは　落としてないよ。　　　　　　　　　ついちゃいけないんだね。

ポピー「……この中に　　　　　　　　　　　ポピー「わたしたち　試されたの……？
　　ウソつきな人が　いる。

ティミー「100年も！？　すごいやっ！
　　山の神さまみたいな人だね。

▼ビスタ港
ティミー「ここ　船が来るの？
　　お父さん　乗ったことあるの？
　　いいなあ！　ボクも　ボクも！

ポピー「海の色　きれい……。
　　波が　ゆらゆらしてるね。

ティミー「困っている人がいたら
　　助けてあげなさいって　いつも
　　オジロンおじさんが言うんだ。
ティミー「おばさんを　助けてあげるには
　　魔王のヤツを　たおせばいいのかな？
　　お父さん！　がんばろうね！

ポピー「悪い魔物さんばかりじゃ
　　ないんだけど……。
　　でも　あの人　かわいそう。

▼サンタローズ
ティミー「ここは　お父さんや　サンチョや
　　おじいちゃんの　大事な思い出の
　　場所だったんだよね。わかるよ……。

ティミー「……ずっと　サンチョと
　　お父さんを　さがしてたけど
　　この村は　来たことないんだ。
ティミー「ここは　ダメだって
　　サンチョが言ってたから。

ポピー「……うまく　息ができないの。
　　ここにいると…　なんだか苦しいの。

ポピー「お父さん　悲しかったね。
　　泣いてもいいよ。わたしも
　　いっしょに　泣いてあげるから。

ティミー「こんな所にいるのに
　　ずいぶん　もの知りなスライムだね。

ポピー「あの　スライムさん
　　かわいい……。

ティミー「ここが　お父さんの家の地下？
　　えっ？　ここから妖精の国へも
　　行ったの？　うっそだ〜！

ティミー「今日　ここに泊まる？
　　ねえ　そうしようよ。

ティミー「ボクたち　元気だから！
　　お父さんも　元気出してね。

ポピー「燃やされちゃったの？
　　ベッドも　お洋服も　お金も全部？
　　……こわい。

ティミー「この村に　子供って
　　あの子だけなの？
　　遊び相手に　なってあげていい？

ティミー「この教会は　きれいだね。
　　神さまの場所だから
　　こわされなかったのかな……。

ポピー「わたし　いっぱいお祈りしたい。
　　この村で　死んじゃった人たちが
　　神さまのところへ　行けるように。

ティミー「お父さん　知ってる人？
　　ずいぶん　おじいさんだね。

ポピー「ねたきりの人を　見てると
　　悲しくなっちゃう……。

▼サンタローズ(聖なる原石未入手時)
ティミー「洞くつって…　お父さんも
　　小さい頃　冒険したの？
　　へへっ　冒険好きは　ボクと同じだね！

ポピー「お父さん
　　聖なる原石って　見たことある？
　　ふ〜ん…　ないんだあ……。

▼サンタローズ(夜)
ティミー「ふわ〜……。
　　ベッドを見たら　ボク
　　急に　眠くなってきちゃったよ。

ポピー「お父さん　眠いよう。
　　わたしも　ベッドに入りたい〜。

ティミー「えーと　えーと…
　　ボクたちが　サンチョに
　　育ててもらったのと　いっしょ？
ティミー「じゃあ　この人たち
　　家族なんだね。

ポピー「……あの　えっと
　　今日は　寝るとき　いっしょに
　　お父さんのベッドで　寝てもいい？

▼サンタローズの洞くつ
ティミー「お父さんは　ひとりで
　　この洞くつに　来たんでしょ？
ティミー「それも　ボクより
　　ずっと　ちいさい時に。
　　すごいなあ　お父さんって！

ティミー「それにしても
　　すごい　洞くつだね。
ティミー「聖なる原石　とかいうのが
　　ほしくて　みんなで　ほったのかな？

ポピー「ここの洞くつのお水　きれい。
　　どこから　流れてきてるの？

ポピー「あのね　お父さん。
　　この洞くつの魔物さんたちは
　　あんまり　いじめないでね。

ティミー「ここが　パパスおじいちゃんの
　　ヒミツの部屋？　いいなあ〜
　　ボクも　ヒミツの部屋　ほしいよう！

ポピー「パパスおじいちゃん……。

▼アルカパ
ティミー「ここには　サンチョと
　　来たことがあるよ。
　　大きな宿屋があるんだよね。

ポピー「お父さん　見て！
　　教会のところ　お花がきれい。

ポピー「わたし　この町　大好き。
　　なんでか　よくわからないけど。

ティミー「ここで　いじめられてた
　　プックルを　お父さんたちが
　　助けてあげたんだよね。
ティミー「もう1匹　いないかな
　　キラーパンサー。
　　ボクも　自分のが　ほしいなー。

ティミー「ボク　ステキ？
　　えへへ……。

ティミー「エスなんたら……？
　　でも　そいつって　もう
　　やっつけられてるんだよね？

ティミー「ねえ　お父さん。
　　あの人には　ボクのことだまっててね。
　　だって　大さわぎされそうなんだもん。

ティミー「ここの宿屋さん
　　お部屋が　ひろいんだもん。
　　ボク　大好き！

ポピー「あのおばさん　サンチョと
　　来たときは　やさしい人だったよ。
　　教団のことなんて　言ってなかった。

ティミー「セントベレス山って
　　世界で　いちばん高いんだよ！
　　ボク　知ってるもんっ。

ティミー「ポピーってね
　　おフロが　長いんだよ。
　　ボクは　パパパッて入っちゃうけど。

ポピー「ここの宿屋さんね…
　　ベッドがフカフカだし　おフロもあるし
　　いいにおいがするから　好き。

ティミー「お父さん　このお部屋に
　　おじいちゃんと　泊まったことあるの？
　　……ボクも　泊まりたかったな。

ティミー「武器のいらない世界って
　　つくれると思う？　そうなったら
　　すごくいいと思うんだけど……。

ティミー「魔界の封印を守っている一族
　　って　有名なのかな？　前にも
　　どこかで　同じ話を聞いたよね。

ポピー「わたし　魔物さんたちの
　　言ってること　すこしなら　わかるよ。
　　みんな　本当は　いい子なの。

▼アルカパ(夜)
ポピー「ふわぁ……。
　　ううん。してない。
　　今の　あくびじゃないです。

ティミー「ボクは　ずっと　ずっと
　　お父さんたちの子供だよね。
　　あのおばさん　なに言ってるんだろ？

ティミー「このうちの人たち
　　みんな家族なのかな？
　　家族がいっぱいって　たのしいね！

ティミー「お酒って　おいしい？
　　ボク　においだけで
　　気持ち悪くなっちゃうんだ。

ポピー「お父さん　大丈夫？
　　わたしが　そばに
　　ついててあげるからね。

▼レヌール城
ティミー「お父さん　ここ知ってるの？
　　いいなあ。ボクも　夜中に
　　こっそり出かけて　冒険したいな。

ポピー「小鳥さんが　歌ってるよ。
　　このお城は　もう
　　だいじょうぶ　なんだって。

ティミー「あ〜あ…　ボクも
　　こういうところ　子供だけで
　　冒険できたらなあ。

ティミー「グランバニアには
　　ゆうれい　いないよね。
　　いたら　おもしろいのになあ。

ティミー「悪いお化け　もういないのかな？
　　いたら　ボクが　やっつけてやるのに！

ポピー「このお城　こわくないの。
　　悪いお化けさん　もう　いないから。

ティミー「ボク　ここで　かくれんぼしたら
　　絶対に　見つからない自信あるよ。

ポピー「私　お城は　やっぱり
　　グランバニアが　いちばん好き。
　　みんなもいるし　おったかいもん。

ティミー「見て！　あんなところに
　　おっきなクモの巣があるよ。
　　きれいだねー。

ポピー「お父さん　えらかったんだね。
　　このお城にいた人たち　みんな
　　ありがとうって　言ってるよ。

ポピー「このお城　階段とか
　　ろうかが　いっぱいね。
　　迷子に　なっちゃいそう……。

▼レヌール城(夜)
ティミー「このお城くらいだったら
　　ボクとポピーだけで　冒険できるよ
　　きっと！

ポピー「お父さんが　ここを
　　冒険したときって　悪いお化けさんが
　　出たんでしょ？　こわくなかった？

ティミー「あんな　ゆうれいなら
　　こわくないね！

ポピー「王さま　お願いがあるみたいよ。
　　ティーセットって　なに？
　　このお城に　あるのかな？？

ポピー「あのおばさん　やさしいね。
　　ちょっと　ゆっくりしていこ？

ティミー「でも　しょうがないよね。
　　見つけたときから　ボロボロな
　　ティーセットだったんでしょ？

ポピー「ねえ　お父さん
　　あのティーセットって
　　キレイにならないのかな？

▼レヌール城(輝きを取り戻した銀のティーセットを持って夜)
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
ティミー「くんくん……。　　　　　　　　ティミー「あの稲妻　王さまが出したの？
ティミー「だいじょうぶ！                　　イヤな返事は聞きたくないなんて
　　古いから　心配したけど              　　おとななのに　わがままだよね。
　　くさくなかったよ。                  
                                        ポピー「あのティーセットって
ポピー「わたしは　いらないの。          　　このお城に　あったんでしょ？
　　重いの　頭にのせてると              　　えっ　バラバラに　しまってあったの？
　　大きくなれなくなっちゃうから。      ポピー「大事なものは　ちゃんと
                                        　　しまっておかなくちゃ　いけないのに。
                                        　　おとななのに　わからないのかな。

ティミー「死んじゃうと　さみしいね……。
　　ボク　死なないように　がんばるよ。

ポピー「王さまたち
　　神さまのところに　行かなくていいの？
　　ずっと　ここにいるのかな？