▼フィールド(レブレサック)
アイラ「すごい霧……。
　　はぐれないように　気をつけて。

▼レブレサック
アイラ「ふぅん　シケた村ねえ。
アイラ「それにしても　村の中まで
　　霧が出てるなんて
　　ちょっとヘンじゃない？

アイラ「わたしたちが　来たことに
　　おどろいてたみたい。
アイラ「どういうことなの？

アイラ「わたしたち　イヤな話を
　　させたかもしれない。
　　ちょっと　気まずいわ。

アイラ「霧に　魔物ね。
　　だまって見てるわけには
　　いかないんじゃない？

アイラ「あの　お墓。
　　まさかあの子の家族のじゃ
　　ないといいんだけど……。

アイラ「キレイな　女神像……。
　　見ていると　心がおちつくわ。

▼森の中
アイラ「戻されるって
　　どういうことなんだろう？

アイラ「いそいで！　あの人を
　　助けるよっ！

(フォレストガード戦)
アイラ「通りがかったからには
　　見過ごすわけには　いかない。
　　魔物には　悪いけどね。

アイラ「神父を　やっつける？
　　アルス　いちど村まで
　　戻ってみない？

▼フィールド(レブレサック)
アイラ「村で　なにかが
　　起こってるみたいだね。
アイラ「アルス　いちど村まで
　　戻ってみない？

▼レブレサック
アイラ「村長さんの家で　何を
　　話してるんだろうね？
アイラ「それにしても　この村
　　ずいぶん　暗いカンジ。
　　どうも　おちつかないわ。

アイラ「わたしたちの　代表は
　　アルスなんだから
　　アルスが　村長さんに話してね。

アイラ「村長さんの　言うとおり
　　すこし　村の人たちに
　　話を聞く　必要があるわね。
アイラ「教会の魔物のこと
　　戦う前に　知っておいたほうが
　　あとで　役にたつだろうし。

アイラ「どうして　教会に魔物が？
　　アルス　教会へ行ってみようよ。

アイラ「死んだ神父さまは
　　ずいぶん　りっぱな人だった
　　みたいだね。
アイラ「神父さまの話をするとき
　　すごく悲しそうだった。

アイラ「あの子の　両親も
　　魔物に……。
アイラ「かわいそうに。
　　なにか　チカラになれると
　　いいんだけど。

アイラ「わたしたちにも　なんにも
　　手出し　しなかった。
　　どういうこと？
アイラ「姿は　たしかに魔物にしか
　　見えないんだけど。
　　……なにか　ありそうね。

アイラ「さっきの子供ね。
　　なんだか　ワケありみたいだけど。

アイラ「やさしい顔の　像ね。
　　見てると　心がおちつくわ。

アイラ「女神像が　おかあさんの
　　かわり　かあ。
アイラ「ちょっと　せつないね。

アイラ「まだ　始まってなかった
　　みたいだね。

アイラ「あの　お墓の子
　　ルカスはどうして
　　遅れてきたのかしら？
アイラ「ちょっと　行ってみない？

アイラ「どういうこと？
　　とにかく　行くしかないか。

アイラ「教会の魔物自体は
　　村人には　何もしていない……？
アイラ「なんだか　ややこしく
　　なってきたわね。

アイラ「今夜　わたしたちは
　　どうしたら　いいのか……。
アイラ「ルカスの言ってたこと
　　もしかしたら　すごく大事な
　　ことなのかもしれない。

(魔物退治を断った場合)　　　　　　　　(魔物退治を受けた場合)
アイラ「つかまった……か。　　　　　　アイラ「村の人たちも　協力して
アイラ「とりあえず　ケガはないけど　　　　くれてるみたいだね。
　　さて　どうやって　ここから　　　　　　わたしたちも　がんばらないと。
　　抜け出す？　アルス。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アイラ「ルカスの話も　気になるけど
アイラ「とりあえず　外へ出ないと。　　　　やっぱり　魔物は魔物。
　　ルカスが心配だわ。　　　　　　　　　　村のために　やっつけなくちゃ。

アイラ「おじいちゃん……？　　　　　　アイラ「さあて　わたしは
　　村長さんの　家の人が　　　　　　　　　いつでもいいよ。
　　わたしたちを　出してくれた？　　　　　さっさと　始めようよ。

アイラ「アルス　どうするの！？
　　どっちにつくにしろ
　　いそいで　決めないと！

アイラ「とりかえしのつかないことが
　　起きる前に　教会へ
　　いそがないと！

アイラ「よってたかって……。
　　アルス！　はやく！
　　助けるよっ！

▼岩山へ続く道
アイラ「ここは……？
　　みんな　無事みたいね。
　　とにかく　村へ戻ろう！

アイラ「扉から　出られない以上
　　奥へ　すすむしかないだろうね。
アイラ「アルス　みんな
　　じゅうぶん　気をつけて。

▼魔物の岩山
アイラ「ここも　すごい霧……。
　　ずいぶん空気が　つめたいわ。

アイラ「アルス　ルカスに
　　気をつけてあげて。
アイラ「わたしたちと　ちがって
　　鎧も盾も　もってないんだから。
　　ちゃんと　守ってやらないと。

アイラ「どうにかして　早く村へ
　　戻らないと　あの調子じゃ
　　村の人たち　何をしてるか……。
アイラ「さあ　急ぎましょう。

アイラ「魔物と　神父さま！？
　　どういうことなの！？
アイラ「あの魔物たちが　霧を
　　作っていたっていうの？

アイラ「あいつのせいで　無実の
　　神父さまが　ずっと苦しめられて
　　いたんだ！　ゆるせないっ。
アイラ「さあ　アルス！
　　行くわよ！！

(ボトク戦)
アイラ「あいつのせいで　神父さまが
　　どれほど　苦しんだか…。
　　絶対に　倒してやる！

アイラ「今なら　村人たちも
　　霧が晴れたことに
　　気をとられてるはず。
アイラ「今のうちに　はやく村へ
　　戻って　ほんものの神父さまを
　　助けなくちゃ！

▼レブレサック
アイラ「いそいで　神父さまを
　　助けないと！

アイラ「火あぶり！？
　　なんてこと！　早く止めないと！！

アイラ「神父さま　あそこに
　　はりつけにされてるわ！
アイラ「村長さんに　言って
　　はやく　やめさせないと！

アイラ「神父さまが　もとの姿に
　　もどっていく……。
アイラ「そうだわ！　はやく
　　キズの手あてをしないと！

アイラ「今は　とてもじゃないけど
　　ルカスに声をかけられる
　　フンイキじゃないわね。
アイラ「せめて　祈りましょう。
　　神父さまが　助かるように。

アイラ「村長さんに　神父さまは
　　ひとまず無事だって
　　言ってあげたほうがいいね。
アイラ「みんな　きっと
　　心配してるだろうから。

アイラ「ルカスよりは　わたしたちが
　　話したほうがいいわ。
アイラ「そのほうが　ルカスと
　　村のみんなの間が
　　うまくいくと　思うから。

アイラ「ルカスにも　村のみんなにも
　　少し時間が　必要だわ。
アイラ「今　顔をあわせても
　　たぶん　どっちも傷つくだけ。
　　わたしは　そう思う。

アイラ「よかった　神父さま
　　もう　起きあがれるのね。
アイラ「でも　村を出るって
　　いったい　どうして？

アイラ「…………。
アイラ「今は　なんて言ったらいいのか
　　よく　わからないの。

アイラ「神父さま　まだ歩くのも
　　つらそうなのに。
アイラ「そうまでして　村の
　　みんなのために……？

アイラ「だからって　こんな体で
　　動き回ったら　死んじゃうわ！
アイラ「せめて　ケガが治るまで
　　村にいたっていいじゃない！

▼レブレサック(翌日)
アイラ「こうして見ると
　　ふつうの村なのにね。
アイラ「今までのできごとが
　　信じられない。

アイラ「よかった　あれから
　　魔物は　出ないみたいだね。
　　ひと安心だわ。

アイラ「強い子だね　ルカスって。
　　ルカスと話して　なんだか
　　気分が　すっきりしたわ。

アイラ「ルカス　ひとりぼっちで
　　心配だったけど　なんとか
　　うまくやってるみたいね。

▼フィールド(レブレサック)
アイラ「こうして見ると
　　なんのへんてつもない　田舎だね。
　　まあ平和なのが　いちばんだけど。

アイラ「神父さま　今ごろ
　　どうしてるんだろうね。
アイラ「どこかで　もういちど
　　会えるといいけど……。

アイラ「霧が　はれると
　　ずいぶん気持ちのいい所ね。
　　お日さまって　大事だわ。

▼岩山へ続く道
アイラ「門のところ　またカギが
　　かかったみたいだね。
アイラ「まちがえて　誰かが
　　迷いこんだら　大変だもの。
　　これで　安心ね。

▼森の中
アイラ「霧がはれて　ようやく
　　南にあるっていう町にも
　　行けるようになったのね。

▼フィールド(レブレサック)
アイラ「山や森は　あいかわらずか。
　　シャレた　お店でも
　　できてるかと思ったけど。

▼レブレサック(現代)
アイラ「広場のまんなかに　たしか
　　石碑をたてるんだって
　　言ってたじゃない？
アイラ「どうせだから　ちょっと
　　見てかない？　アルス。

アイラ「子供のケンカ……だけじゃ
　　なさそうだと思わない？
　　ちょっと　気になるね。

アイラ「ずいぶん　村につごうよく
　　なってるじゃないの。
　　気に入らないなあ。
アイラ「あれ？　文字の所と　土台は
　　別の石で　作られてる……。
　　ははん　そういうこと。

アイラ「ウソをついてるって　ふうにも
　　見えないし……。
　　もうちょっと　調べてみましょう。

アイラ「木こりの家……もしかして
　　村の入り口で会った
　　あの子のこと？

アイラ「ふふふ　子供だけの
　　ヒミツのあそび場ってわけね。
　　小さいころ　思い出すなあ。

アイラ「ヘンな人……。

アイラ「ねえ　この家って
　　もしかして　ルカスが住んでた
　　家じゃない？
アイラ「あの子だけは　ちゃんと
　　わたしたちのこと忘れないで
　　くれたんだね。

アイラ「神父さまが　出ていった時と
　　そっくり　そのままに
　　なってるみたいね。
アイラ「ホント　いろんなことが
　　あったけど　神父さま
　　元気だといいね。

アイラ「なんとなく　この中が
　　気になるのよね……。

アイラ「わたしたちが　あの時
　　その場にいたって言えれば
　　話は　はやいんだけどね。
アイラ「あははっ　信じてくれるわけ
　　ないだろうしね。
　　他の方法を　見つけないと。

アイラ「うーん　こんなことしてる
　　場合じゃないんだけどなあ。
　　ま　しょうがないか。

アイラ「真実は　闇の中……か。
アイラ「みんな　この先も　ずっと
　　まちがった歴史を
　　信じていくのかな。

アイラ「きっと　リフたちが
　　これからは　ほんとのことを
　　伝えていってくれる。
アイラ「がんばっただけのことは
　　あったわけだ。
　　まあ　よかったじゃない？

アイラ「ふふっ　なつかしいね。
　　みんな　元気にしてるかなあ。

▼聖風の谷
アイラ「族長さんも　どうやら
　　気持ちを　入れかえたみたいね。
アイラ「これなら　きっと
　　フィリアも　しあわせにしてるに
　　ちがいないわ。

アイラ「あはははは！
　　どうやら　男の子たちとは
　　仲直りが　できたみたいね。

▼リファ族の神殿
アイラ「雲がないだけで
　　ホントに　キレイな神殿ね。

アイラ「みんな　しあわせそうな顔を
　　してるから　ここって
　　すごく　居心地がいいわ。