▼ルーメン東の丘
マリベル「なんだか　変なもん
　　見ちゃったわね！
マリベル「なによ　まったく！
　　この先また　ろくなことがないような
　　気がして来ちゃったわ！

▼ルーメン
マリベル「ふう……。
　　とうとう私たちまで　封印の中に
　　来ちゃったって　わけなのね。

マリベル「なによ　アルス！
　　まさか今ので　おじけづいたんじゃ
　　ないでしょうね！
マリベル「あんなザコを　こわがってたら
　　この先何にも　できやしないわよ！

マリベル「ボスって　なにさ。
　　この町の　どこかに
　　ボスが　いるってこと！？

マリベル「何よ　何よ！
　　なんて　だらしないのかしら！
マリベル「自分たちで　何とかしようって
　　思わないのかしらね！

マリベル「みんなの話を
　　聞けば　聞くほど　こっちまで
　　暗くなって来ちゃうわね……。

マリベル「まったく冗談じゃないわね！
　　町じゅう　どこにいっても
　　魔物だらけじゃないよ！
マリベル「みんな　こういうの
　　平気なわけ！？　言っとくけど
　　わたしは　ごめんだからね！

マリベル「あ〜あっ　よく寝たわ。
　　どんな時でも　ぐっすり寝ないと
　　お肌に　悪いからね！

マリベル「クモや　トカゲ……。
　　うげげっ　だわね！

マリベル「何なに？　こいつって。
　　こんなのが　町の中に
　　いっぱい　いるの！？
マリベル「ちょっと　アルス！
　　あんた　ぼーっとしてないで
　　なんとか　しなさいよ！

マリベル「たしかに　世界一
　　ツイてないかも　しれないわね。

マリベル「何が　新しいお仲間よ！
　　あたしは　そんなに
　　年とってないわよ。

マリベル「やだ　ほんとだわ。
　　見た？　あんなところにも
　　魔物がいるじゃない！？

マリベル「なんか　むずかしい
　　話だわね。
マリベル「アルス。
　　あんた　しっかり
　　聞いときなさいよ！

マリベル「何よ　この町の人間は！
　　みんな　意気地なしなの！？
　　あきらめたら　負けじゃないのよ！

マリベル「ちょっと　アルス。
　　こんなの相手に　しないでよ！
マリベル「魔物から　物を買おうなんて
　　あんた　よく恥ずかしくないわね！

ガボ「恐ろしい　バケモノって
　　そんな　すごいやつが　いるのか！
ガボ「もし　いるんなら　オラあ
　　そいつと　戦って見たいぞ！
マリベル「ちょっと　あんた！
　　いいかげんに　しなさいよね！
マリベル「冗談じゃないわよ！
　　そんなに　やりたいなら　ガボ。
　　あんた一人で　やりなさいよね！

マリベル「ヘルバオム？
　　ヘルバオムって　なにかしら……。

マリベル「よく　わからないわね。
　　町にいる魔物と　ヘルバオムって
　　別の存在なのかしら……。

マリベル「魔物の住みか　ですって！？
　　アルス！　絶対に　近寄るの
　　やめなさいよ！

マリベル「ちょっと　ちょっと！
　　そんな変な奴と　話すの
　　やめなさいよ　アルス！
マリベル「まったく　あんたったら
　　いつまでたっても　無防備だわね！

マリベル「ちょっと
　　何だって　こんな井戸の中に
　　入らなきゃいけないのよ！

マリベル「闇のドラゴンのいる場所
　　ちゃんと　覚えたでしょうね！
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
マリベル「ふ〜ん。　　　　　　　　　　　　マリベル「まったく　トロいわね！
　　あんたも　ちょっとは　　　　　　　　　　　あんたったら　いっつも　そう！
　　マシに　なったじゃん！　　　　　　　　　　もう一回その人に　聞いてみたら！

マリベル「い…いいこと　アルス。
　　この上の階に　魔物のボスが
　　いるみたいだからね。
マリベル「あんた　ちゃんと
　　レディーを　守りなさいよ！

マリベル「ちょっと　ちょっと！
　　本当に　あんたって
　　バッカじゃないの！？
マリベル「いつも　言ってるでしょ！
　　変なものに　話しかけないでって！
　　まったく脳みそカラッポなんだから！

マリベル「ちょっと　アルス。
　　こんな奴らに　話しかけるなんて
　　意外に　冷静だったりするわね。
マリベル「でも　そこに
　　ボスみたいのが　いるの
　　わかってるんでしょうね。

(ボルンガ戦)
マリベル「ふん。あんまり
　　かしこそうな　顔してないわね。
マリベル「でも　こういうのに限って
　　チカラは　強いんだから
　　気を抜いちゃだめよ。

マリベル「お礼の言葉は　いいから
　　あとで　おいしいものでも
　　ごちそうして　欲しいわよね。

▼闇のドラゴンの塔
マリベル「ばかに　暗いわね……。
マリベル「いい？　アルス。
　　わたし暗いとこ　キライなんだから
　　さっさと　ドラゴン倒すのよ！

マリベル「シッ！！
　　おしゃべりしている場合じゃ
　　ないでしょ！

(闇のドラゴン戦)
マリベル「こ　こいつが……
　　闇の…ドラゴン！？

▼ルーメン
マリベル「へえっ。
　　これが　さっきの町！？
マリベル「明るくなったら
　　まるで　別の町みたいじゃない！

マリベル「ふ〜ん。
　　みんな　よろこんでるじゃん。
マリベル「いいこと　したあとってのは
　　気持ちがいいもんだわね！

マリベル「あったま来るわね！
マリベル「だれが　闇のドラゴンを
　　倒したかなんて　ちょっと考えれば
　　わかりそうな　ものじゃない！

マリベル「これまで　さんざんな目に
　　あってきたんだもの……
マリベル「これから　町のみんなは
　　今までの分も　しあわせに
　　暮らして　ほしいよね。

マリベル「失礼しちゃうわね！
　　自分だって　人間ばなれ
　　してるくせにさ！

マリベル「あんたって　最低！
　　何回いったら　わかるのよ。
マリベル「こういう　変なのには
　　近づかないでって言ってるでしょ！
　　もしかしたら　いやがらせ？

マリベル「やな感じね　アルス。
　　苦労して　封印といたのに
　　まだこんな奴が　残ってたなんて。
マリベル「でも　これで安心だわ。
　　やっと　すっきりしたじゃない！

▼ルーメン(現代)
マリベル「ちょっと！　うそでしょ！？
　　どうなってるの　いったい！？

マリベル「アルス　何やってるのよ！
　　ちょっと来て！

マリベル「こ…これって　いったい
　　どうなっちゃったの？
マリベル「ちゃんと　あのとき
　　町を救ったはずなのに…。
マリベル「戻りましょ　アルス。
　　もう一度　もとのルーメンに
　　行ってみるのよ！

マリベル「早く　もとのルーメンに
　　戻りましょ　アルス。
マリベル「何だか　すっごく
　　いやな　予感がするわ！

▼モンスターじいさんの家
マリベル「ようするに　モンスターの
　　動物園を作りたいってわけよね。

▼ルーメン
マリベル「何！？
　　いったい　どうしちゃったの
　　この気持ち悪いのは　何よ！？

マリベル「片づけても　片づけても
　　この町には　次々と
　　あたらしい問題が　起きるわね！

マリベル「まったく　あんたが
　　ポーッと　してるから
　　事件ばっかり　起きるのよ！

マリベル「何なに？　何よ！？
　　いったい　どうしたっていうの。
　　何が起きてるの　アルス！？

マリベル「これって　やっぱり
　　ヘルバオムだったんだわね！
マリベル「アルス！
　　神父さまを　助けましょ！

マリベル「こんなこと　やってても
　　ラチが　あかないわね。
マリベル「やっぱり　元から絶たたなきゃ
　　だめってことじゃない？

マリベル「アルス！
　　ヘルバオムの　本体って
　　いったい　どこなのさ！

マリベル「いくら　魔物を倒しても
　　ヘルバオムを　倒すまでは
　　平和は　こないってことね！

マリベル「あら！？
　　なんだか　こいつも
　　こわがっているみたい……。
マリベル「さずがの　魔物でも
　　ヘルバオムは　怖いらしいわね。

マリベル「あの　ばくだん岩
　　自分を　ぎせいにして
　　私たちを　守ろうとしたんだわ。

マリベル「やっぱり　ヘルバオムは
　　地面の中なのよ！
マリベル「どこかに　地面の中に行ける
　　穴か何か　ないの！

▼ルーメンの洞くつ
マリベル「足元が　じめじめしてて
　　気持ちが悪いったらないわね！

マリベル「町の井戸の中から
　　こんな　洞窟が続いているなんて
　　おどろきだわね！

マリベル「アルス！
　　ヘルバオムは　そこよ！

マリベル「アルス！
　　戦う準備は出来てるんでしょうね！
マリベル「ちゃんと　わたしを
　　守りながら戦うのよ！
　　いいわね！？

(ヘルバオム戦)
マリベル「うええ。近くで見ると
　　すっごく　気持ち悪いじゃないよ。
　　これでも　植物なの！？

マリベル「や…やったわ！
　　あはは！　やったじゃないの！
　　あたしって　すご〜い！
マリベル「ちょっと　アルス！
　　ちゃんと　見てたんでしょうね
　　あたしの戦いっぷり！

▼ルーメン
マリベル「ふ〜ん。
　　今度こそ　本当に
　　平和っぽく　なったじゃない。
マリベル「わたしたちに　感謝の気持ちの
　　ひとつやふたつを　形にしてくれても
　　バチは当たらないわよね。

マリベル「大変だったけど
　　みんなの顔を　みれば
　　疲れなんか　吹っ飛ぶわね。

マリベル「もう男って　最低！

マリベル「すぐ　なんにでも
　　名前をつける　人だわね……。

マリベル「何ごとも　あきらめなければ
　　かならず　いいことがあるものよ！
マリベル「あたしなんて　いつも
　　あきらめが　悪いって……
　　ち…　ちがうじゃない！

マリベル「いろいろ　あったけど
　　やっとこの町も　平和を
　　取り戻したっていうわけよね。

マリベル「ふ〜ん。
　　まあ　これくらい　ほめられると
　　悪い気は　しないわね！

マリベル「さあ　アルス。
　　これで本当に　終わったわね。
マリベル「さあ　行きましょ！
　　ヘルバオムも　魔物もいない
　　平和な世界にね！

▼ルーメン(現代)
マリベル「ちょっと！　うそでしょ！？
　　どうなってるの　いったい！？

マリベル「アルス　何やってるのよ！
　　ちょっと来て！

マリベル「こ…この町って　いったい
　　どうなっちゃってるの？
マリベル「やっとの思いで
　　あの　おそろしい　ヘルバオムを
　　倒したっていうのに……。
マリベル「戻りましょ　アルス。
　　もう一度　ルーメンの町に
　　戻ってみるのよ！

▼ルーメン
マリベル「みんなの話からすると
　　どうも　シーブルって人のペットに
　　問題が　あるらしいわね。
マリベル「この町が　ほろびるのに
　　関係が　あるのかしら？

マリベル「町がほろびる夢ねえ……。
　　まあ　実際にほろんじゃうんだから
　　正夢には　ちがいないわね。

マリベル「こ　これは……。
　　町のみんなが　こわがってたわけが
　　よ〜く　わかったわ。
マリベル「アレが　かわいいって……。

マリベル「ちょっと　あの人たち
　　ずいぶんな態度じゃない！
マリベル「そりゃ　あたしだって
　　あのチビィは　ちょっと
　　気味悪いけどさ……。
マリベル「でも　なんか　さっきのは
　　イヤな感じよねえ。ビビって
　　にげちゃって　いい気味だわ。
メルビン「モンスターに　なれていない
　　町の人々が　あのチビィを
　　こわがるのは　ムリないでござるよ。
メルビン「あまり　彼らを
　　せめることは　できんでござる。
マリベル「でもさ……大勢で
　　よって　たかってっていうのが
　　気に入らないのよね。

【チビィ退治を引き受けなかった場合】　　　【チビィ退治を引き受けた場合】
マリベル「なんだか　ずいぶん　　　　　　　マリベル「さ〜て　それじゃあ
　　勝手なこと言ってるわね。　　　　　　　　　シーブルさんのお屋敷に行って
マリベル「だいたい　すぐに　　　　　　　　　　ちゃちゃっと　やっちゃうわよ。
　　あたしたちを　頼ろうってのが　　　　　マリベル「まったく！　アルスが
　　気に入らないわよ。　　　　　　　　　　　　気軽に引き受けたせいで　こっちは
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　とんだ　とばっちりだわ。
マリベル「さあ　とっとと
　　行きましょうよ。町の連中に　　　　　　(チビィ戦)
　　見つかったら　めんどうでしょ。　　　　マリベル「……なんて言うか　さすがに
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ちょっと　やりにくいわね。
ガボ「さあ　アルス。
　　いそいで　行くぞぉ！　　　　　　　　　マリベル「……ま　どう見ても
マリベル「ちょっと　ガボ！　　　　　　　　　　ブキミな怪物だったし
　　声が　大きいわよ。　　　　　　　　　　　　これで　よかったのよね？
　　見つかっちゃうじゃない！　　　　　　　マリベル「えっ？　それより
ガボ「……マリベルのほうが　よっぽど　　　　　外の様子が　気になるって？
　　声が大きいと　思うぞ。　　　　　　　　マリベル「……そうね。
マリベル「……あんたも　生意気に　　　　　　　今は　それどころじゃないか。
　　なったわねえ。ガウガウいってた　　　　　　さあ　外へ　いってみましょう。
　　ころのが　かわい気があったわよ。　　　マリベル「さっきの悲鳴は
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ただごとじゃなかったわよ。

▼フィールド(ルーメン)
マリベル「ここまで来れば
　　もう　見つかる心配はないわね。
マリベル「今頃　町の人たち　お屋敷に
　　のりこんだものの　肝心のチビィが
　　いなくて　途方にくれてたりして！

▼ルーメン
(ヘルワーム戦)
マリベル「こいつらが　相手なら
　　思うぞんぶん　戦えるってもんね。
　　お化け虫め〜　カクゴしなさい！

マリベル「ちょっと　なによ　これぇ？
　　なんでチビィが　こんなにたくさん
　　いんのよ　気持ち悪い！

マリベル「いったい　何匹いるっての？
　　これじゃ　キリがないじゃない！
　　あ〜　うっとおしい。
マリベル「ねえ　アルス。
　　ここはいったん　シーブルさんの
　　お屋敷まで　もどろうよ。
マリベル「シーブルさんのことも
　　気になるし　それに　あそこなら
　　まだ　大丈夫かもしれないわ。

マリベル「……ふう。
　　どこもかしこも　ムシ　ムシ　ムシ！
　　ホント　ヤになるわね。

マリベル「アルス！
　　ぐずぐずしてないで　さっさと
　　にげるわよ。

マリベル「ちょ　ちょっと。
　　どうすんのよ？
　　囲まれちゃってんじゃない！

マリベル「あのムシの大群……
　　それと　チビィって　いったい
　　なんだったのかしら？
マリベル「おんなじ種類のムシなのは
　　まちがいないと思うんだけど
　　チビィは　いいヤツだったし……。
マリベル「たしかに言えるのは
　　あいつのおかげで　ルーメンが
　　すくわれたってことだけね。

▼ルーメン(チビィ退治した場合)
マリベル「……なんか　結局　この町
　　ほろんじゃったわね。
マリベル「あたしたちの努力も
　　ムダ骨だったってわけか。

▼ルーメン(現代)
マリベル「ここを　すくうのには
　　ホントに　苦労したわよね。
　　まったく　やれやれだわ。

マリベル「ハンサムねえ……事実を
　　知ったら　どんな反応するかしら？
　　見てみたい気もするわね。

マリベル「チビィの子孫って……
　　ムシ人間？……ううっ…想像したら
　　気分悪くなってきたわ。
マリベル「まったく…しょーもないウソ
　　つかないでほしいわ。

マリベル「なんで　アルスなんかの
　　名前をおぼえてて　このあたしの
　　名前をおぼえてないのよー！

マリベル「ゆうかんな男？
　　勇者チビィ？……また　ずいぶん
　　話が　ねじまがったものね。

マリベル「さる大金持ちぃ？
　　それって　もしかして……。