▼クリスタルパレス
＊「ここから先は　各国の代表者の
　　かたがたしか　お通しできません。
＊「これはメルビンさま
　　いかが　なさいました？
＊「神は　まだ　お姿を　お見せに
　　ならないのですか？
メルビン「うむ。まだ　神は
　　お見えに　ならぬでござる。
メルビン「それよりも　おぬしたち
　　ちと　所用が　できたでござる。
　　わしに　ついてまいれ。
＊「はっ！
　　し　しかし　ここの守りは
　　どうしましょう？
メルビン「かわりの者を　よんである。
　　案ずる必要は　ないでござるよ。
＊「しょうち　いたしました。
メルビン「よし　では　城の外まで
　　いそぐでござるよ！
＊「はっ！
メルビン「ひさしいのう　アルス
　　しばらく見ないうちに　すこし
　　背が高く　なったでござるか？
メルビン「アイラも　ますます
　　べっぴんさんに　なったでござる。
アイラ「ふふ　あなたも
　　あいかわらずのようね。
ガボ「オイラも　大きくなった！
　　メルビンも　りっぱになった！
メルビン「わははは　ガボは
　　あいかわらず　元気でござるな。
メルビン「さて　アルス
　　つもる話もあるが　わしは
　　行かねば　ならぬでござるよ。
メルビン「どうも　外で
　　あばれているヤツが
　　おるようでござる。
メルビン「ここの守りは
　　おぬしたちに　まかせたでござる。
　　では　ごめんっ！

ホンダラ「だっから　オレは　マジメに
　　お祈りに　きただけなんだって！
　　しつっこいな　あんたも。
ホンダラ「あんただって　オレを
　　知らないわけじゃ　ないだろが
　　アルスのおじだぞ　おじ！
メルビン「知っているでござるよ。
　　だからこそ　城内へ入れるわけには
　　いかぬでござるな。
ホンダラ「くうーっ　まったく
　　神さんがらみの連中は
　　これだから……
バーンズ王「なにやら　さわがしいが
　　わしらには　関係なかろう。
ホンダラ「アルス！
　　アルスじゃねえの。
ホンダラ「なあ　お前からも
　　このカタブツに　たのんでくれよ
　　城に入れてもらえるようにさあ。
ホンダラ「ひと目で　いいから
　　神さんに　会ってみてえんだよ。
　　きてんだろ　神さんが？
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
ホンダラ「そうだろ　そだろ。　　　　　ホンダラ「なに〜　もう　おわった！？
　　だから　さあ……　　　　　　　　　　　ガガーン　そ　そんなあ……。
バーンズ王「ん　アルスよ。　　　　　　ホンダラ「せっかくの金づるが……
　　神との　えっけんなら　　　　　　　　　あ　いや　その　なんだ……。
　　もう　おわったではないか。　　　　ホンダラ「ゴホン！　そうとなりゃ
ホンダラ「なに〜　もう　おわった！？　　　もう　ここに用はねえな。
　　ガガーン　そ　そんなあ……。　　　　　あばよ　アルス！！
ホンダラ「せっかくの金づるが……　　　メルビン「やれやれ　まったく
　　あ　いや　その　なんだ……。　　　　　こまったお人で　ござるな
ホンダラ「ゴホン！　そうとなりゃ　　　　　アルスどのの　おじも。
　　もう　ここに用はねえな。　　　　　メルビン「ところで　アルスどの。
　　あばよ　アルス！！　　　　　　　　　　神のことばを　アルスどのも
メルビン「やれやれ　まったく　　　　　　　聞いたでござろう。
　　こまったお人で　ござるな　　　　　メルビン「わしには　いまひとつ
　　アルスどのの　おじも。　　　　　　　　神の真意が　はかりかねるでござる。
メルビン「ところで　アルスどの。　　　　　なぜ　あのようなことを……。
　　神のことばを　アルスどのも　　　　メルビン「なんにせよ　わしは
　　聞いたでござろう。　　　　　　　　　　まだまだ　この城に
メルビン「わしには　いまひとつ　　　　　　のこるでござるよ。
　　神の真意が　はかりかねるでござる。メルビン「アルスどのたちも
　　なぜ　あのようなことを……。　　　　　気をつけて　お帰りくだされ。
メルビン「なんにせよ　わしは　　　　　ネビラ「ここに　おられたか
　　まだまだ　この城に　　　　　　　　　　メルビンどの。
　　のこるでござるよ。　　　　　　　　メルビン「これは　ネビラどの。
メルビン「アルスどのたちも　　　　　　　　本日は　ごくろうでござった。
　　気をつけて　お帰りくだされ。　　　ネビラ「いや……。
ネビラ「ここに　おられたか　　　　　　　　それよりも　メルビンどの。
　　メルビンどの。　　　　　　　　　　　　わが神が　およびだ。
メルビン「これは　ネビラどの。　　　　メルビン「神が？
　　本日は　ごくろうでござった。　　　　　神はもう　お帰りになられたと
ネビラ「いや……。　　　　　　　　　　　　聞いたでござるが……。
　　それよりも　メルビンどの。　　　　ネビラ「今しがた　ふたたび
　　わが神が　およびだ。　　　　　　　　　おいでに　なられたのだ。
メルビン「神が？　　　　　　　　　　　　　メルビンをよべ……とな。
　　神はもう　お帰りになられたと　　　メルビン「……わかったでござる。
　　聞いたでござるが……。　　　　　　　　すぐに　いくでござるよ。
ネビラ「今しがた　ふたたび　　　　　　ネビラ「では　こちらへ……。
　　おいでに　なられたのだ。　　　　　バーンズ王「アルス　もうよいかな。
　　メルビンをよべ……とな。　　　　　　　こちらも　城へもどるとしようぞ。
メルビン「……わかったでござる。
　　すぐに　いくでござるよ。
ネビラ「では　こちらへ……。
バーンズ王「アルス　もうよいかな。
　　こちらも　城へもどるとしようぞ。

＊「まてっ！
メルビン「ハァハァ……
　　くっ　こんなバカなことが
　　あるでござろうか！
メルビン「わしは　どうすれば……
　　ムッ！
＊「メルビンどの！
　　もう　にげられませんぞ！
＊「おかくごを！
メルビン「これは　いかんでござる。
　　かくなるうえはっ！
＊「なんと！
　　ここから　とびおりるとは。
＊「おのれ　にがしたか！！
＊「ネビラさま　もうしわけありません。
　　とりにがして　しまいました。
ネビラ「すぐに　追手をさしむけろ。
　　ヤツは　神に対する反逆者だ。
　　ぜったいに　とりおさえるのだ。
＊「ハッ！
ネビラ「メルビンよ　わが神の目から
　　にげられると　思うなよ。
ネビラ「世界は　わが神の
　　手の上に　あるのだからな！
　　わーっはっはっは！

▼謎の神殿
ア……

アル……

アルス……

アルス！　そこに　いるのは
アルスどので　ござるか！？
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
おおっ　アルスどのか！　　　　　　　　だれでもいい！
この像に　声を送っておいて　　　　　　アルスどのを　ここに　呼んできて
正解で　ござった。　　　　　　　　　　ほしいでござるよっ！
わしでござる！　メルビンでござるっ。
アルスどのに　つたえたいことが
あるでござるよっ。
マリベル「メルビンさん！？
　　よかったー　無事だったのね。
ガボ「メルビン　オラも　もちろん
　　元気だぞー。
アイラ「メルビン　そっちのほうは
　　今　どうなってるの？
アルスどのたちが
神の城を去ったあと　大変なことが
おこったでござる。
なんと神は　いくつかの地を
邪悪なものとして　この世界より
消し去ったのでござるよ！
グランエスタードも
その中に　ふくまれてござった。
わしは神に　おうかがいをたてたが
その席で　反逆者の汚名を
きせられてしまい……
今は遠い　コスタールの地に
身をかくしているのでござる。
そこから　聖戦士のチカラで
心話を使って　そちらに
声を　送っているでござるよ。
マリベル「そんな……　じゃあ
　　あたしたちは　いったい
　　どうすれば　いいっていうのよ！
わしも　今回のことは
なっとくが　いかないでござるから
いろいろと　しらべてみた。
この世には　精霊と呼ばれる
神に近い存在が　いるという話を
聞いたでござる。
その精霊ならば　神の真意が
わかるのではないかと　思うでござるよ。
マリベル「なるほど　じゃあ
　　その精霊を　さがしにいけば
　　いいってわけね。
精霊は　地水火風の四元素を
守護するらしいので　それに
ゆかりのある地を　さがすでござる。
わしのカンが　ただしければ
精霊は　神によって落とされた
そちらの地に　いるでござるよ。
わしは　わしで　精霊について
しらべてみるでござるよ。
なにかあったら　また
こちらから　声をかけるでござる。
むっ　人が来たでござるな。
では　これにて　ごめん！

マリベル「ここの旅のとびらまで
　　つかえなくなってるなんて……。
アイラ「どうやら　わたしたち
　　この島に　とじこめられて
　　しまったみたいね。
ガボ「オラたちが　島から出るには
　　あの　まっくらな海を　わたるしか
　　ないのか？
どこからともなく
声が　ひびいてきた……
アルスどの　メルビンでござる。
聞こえるでござるか？
もしやと思うが　そちらの島から
ほかの地へ　とぶことが
できぬのでは　あるまいか？
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
島の神殿にあった　四つの旅の扉は　　　　いや　そんなはずは　ないでござる。
おそらくは　精霊のもとへと　　　　　　　島の神殿にあった　四つの旅の扉は
つながるもので　ござるのだろう。　　　　おそらくは　精霊のもとへと
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つながるもので　ござるのだろう。
ガボ「入り口んとこに　前は
　　火が　ついてたけど　いまは
　　消えちゃってるしな。
聞けば　その炎は　かつて
エンゴウから　もたらされた
聖なる炎だと　いうことでござる。
おそらくは　その炎が　消えたせいで
旅のとびらのチカラも　なくなって
しまったのでござろう。
そこで　わしの出番でござる。
なんと　このコスタールには
聖なる炎が　あるらしいのでござるよ！
それを　手にいれられれば
わしのチカラで　そちらへ
送ることが　できると思うでござる！
どうでござるか　アルスどの！
わしに　まかせてくれぬでござるか？
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
わかりもうした！　　　　　　　　　　　　しかし　ほかに　手だては
では　わしのカラダを　アルスどのに　　　ないでござるよ　アルスどの！
あずけるとするで　ござる。　　　　　　　どうでござるか　アルスどの！
たのんだでござるよ　アルスどの！　　　　わしに　まかせてくれぬでござるか？
ガボ「がんばれー　メルビン！
マリベル「メルビン
　　たのんだわよーっ。
アイラ「気をつけてね　メルビン。

わしは　だいじょうぶでござる。
それより　ついに　聖なる種火を
手に入れたでござるよ。
さっそく　そちらへ送ってみるでござる。
しばらく　まつでござるよ！

どうでござるか　アルスどの！
炎は　ついたでござるか？

▼魔王城
メルビン「おっとと！
　　あぶない所だったでござる。
メルビン「おお　アルスどの！
　　皆も　大丈夫でござるか？

メルビン「いや　とんでもないことに
　　なったでござる！
メルビン「あの神は　どうにも
　　信じることができぬと　思っていたが
　　まさか　魔王であったとは！
メルビン「うぬう…　今すぐにでも
　　魔王を追って　この　居城に
　　乗り込みたいのは　やまやまだが…
メルビン「この高さでは　とても
　　入り口まで　たどりつくのは
　　無理でござる。
メルビン「ここは　ひとまず
　　グランエスタードへ　もどって
　　飛空石で　出直すがよかろう。

▼フィールド
メルビン「神が　じつは魔王だと
　　見ぬけなかったのは　何より
　　わしの　不覚でござった。
メルビン「世界中の人々に
　　降りかかった不安は　わしらの
　　この手で　晴らすでござるよ！

メルビン「空が　もどったとはいえ
　　魔王を　たおさねば
　　世界に　真の平和はないでござる。
メルビン「アルスどの！
　　目指す先は　魔王城でござる！