▼サラボナ
ピピン「リュカさまは　この町で
　　ビアンカさまと　ご結婚を！？
ピピン「なるほど……。
　　その頃は　ご自身の身分を
　　ご存じなかったと……。

ピピン「けだるげなバニーさんも
　　ステキだ……。

ピピン「あの人たちは　リュカさまが
　　グランバニアの王だとは
　　まったく　ご存じないようですね。

ピピン「なんと　失礼な！
　　顔が悪いとは　あんまりですよ！
ピピン「え？　顔じゃなくて
　　顔色と言いましたか？　わはは。
　　ちょっと　ボーっとしてました。

ピピン「知らない方が　幸せ
　　ということは　ありますけど……
ピピン「だからといって
　　知らないままで　いるわけには
　　いかないことって　ありますもんね。

ピピン「ああっ　ボクの
　　小指の赤い糸は　どこの美人に
　　つながっているのでしょうか？

ピピン「ア…アンディさんの奥さん。
　　ものすごい　美人でしたねっ！！
ピピン「言っちゃなんですけど　彼に
　　あんな美人の奥さんが　もらえるなら
　　ボクにも　希望がわいてきましたよ！

ピピン「ここは　ルドマンさんに
　　恩の　ひとつも　売っておけば……
ピピン「……えっ！？　なにか
　　聞こえました？　おかしいなあ。
　　なんにも　言ってませんよ。

ピピン「くっ…雲を　つきぬけるほどの
　　ま…魔物ですか……。
ピピン「ぼ　ボク
　　グランバニアで　おるすばんしてます。

▼サラボナ(フローラが妻の場合)
ピピン「なんと　ここが　フローラさまの
　　ご実家のある町ですか？
　　これは　チェックしておかないと！

ピピン「ア…アンディさんの奥さん。
　　ものすごい　ナイスバディですねっ！！
ピピン「言っちゃなんですけど　彼に
　　あんな奥さんが　もらえるなら
　　ボクにも　希望がわいてきましたよ！

ピピン「むっ…　どうして
　　リュカさま　ばかりが
　　モテるんでしょう？

▼サラボナ(夜)
ピピン「うわ〜！　やっぱり　女性は
　　ボン！　キュッ！　ボーン！
　　サイコーですね！　リュカさま！

▼封印のほこら
ピピン「思ったよりも　ちいさくて
　　かわいい　ツボですね……。

▼見晴らしの塔
ピピン「ルドマンさんが
　　塔にいるということは　何か
　　動きがあったんでしょうか？

▼サラボナ
ピピン「これで　また
　　ボクの歴史に　新たなる
　　武勇伝が　書き加えられました！

ピピン「むむむっ。
　　このピピンの勇姿を　町の人々に
　　見せられなかったのは　残念です。

ピピン「フローラさんに　祈られたら
　　このピピン　百人力ですよ！
ピピン「しかし　フローラさんは
　　すでに　他の男性のもの……。
　　神さまを　うらまずにいられません。

ピピン「たしかに　ルドマンさんは
　　お金持ちだからなあ……。
　　一晩に　いくらぐらい飲んでたんだろ？

▼山奥の村
ピピン「山の中だから　あんまり
　　ながめは　よくないですねえ。

ピピン「ん〜　ここは　いい村ですね……。
　　すごい美人のニオイがします！

ピピン「おっ　さばくに行けば
　　ごろごろしているものが
　　秘湯の花に　かわりましたねっ！
ピピン「この　秘湯の花は
　　なんに　かわるのかな？　…って
　　そこまでは　うまくいかないか。

ピピン「かよわき女性の着がえを
　　盗むなんて　なんてことだ！
ピピン「ボクが　もっとはやく来ていれば
　　このボクが……！

ピピン「子供は　親を
　　乗りこえてゆくものです。
　　このボクのように！

ピピン「わかる！　わかるぞ！
　　あいつの気持ち……。
ピピン「いつか　ヤツとは
　　朝まで　語りあかしたいですよ。
　　うーん。わかるなあっ。

ピピン「幼なじみだけじゃなくて
　　結婚相手なのに……。
ピピン「ははあ…　あの人
　　ビアンカさまが　好きだから
　　現実を　見ないようにしてるんですね。

ピピン「リュカさま　大丈夫ですか？
　　おケガは　ありませんか？

▼山奥の村(フローラが妻の場合)
ピピン「どうして　あんな美人が
　　いまだに　ひとりで？
　　ボクが　もらってもいいですか！？
ピピン「ゾクッ……！
　　す　すごい殺気ですよ　リュカさま。
　　じょうだんですから　怒らないで！

ピピン「わかる！　わかるぞ！
　　あいつの気持ち……。
ピピン「でも　あんな美人のいる家で
　　修行できるとは……
　　うっ　うらやましいっ！

▼山奥の村(夜)
ピピン「ふわぁ〜　つかれた……。
　　リュカさま。そろそろ
　　宿屋に　入りませんか？

▼山奥の村(フローラが妻の場合の夜)
ピピン「おじょうさんっ
　　ボクを　もらってくださいっ！
ピピン「……って　聞いてませんね。

▼カジノ船
ピピン「わ〜い！
　　バニーさんが　いっぱいだ！
　　うっれしっいなっ！

ピピン「はっはっは　弱虫め！
　　よし　あの人の分まで
　　ボクたちが　勝ちまくってきましょう！

ピピン「女の子とのデートって
　　お金が　かかるんですねえ……。
ピピン「どこかに　ちいさなしあわせで
　　満足してくれる女の子　いないかな？

ピピン「ダメですよ！
　　ああいう人に　話しかけると
　　ツキが　落ちちゃうじゃないですか！

ピピン「小舟をつかわないと
　　行けないなんて　まさか
　　勝ち逃げ　できないように…　とか！？

ピピン「緊急事態ですっ！
　　まわれっ　右っ！！

ピピン「ボクも　船の　ひとつくらい
　　持てるようになりたいもんです。

ピピン「ボクたちが　こんなに
　　苦労しているというのに……。
ピピン「ちょっと　キュ〜っと
　　やってきちゃって　いいですか？

ピピン「さすが　特別室だけあって
　　ごうかな食事が出ましたね。
　　また　泊まりにきましょう！

ピピン「男には　そんな
　　ちまちました計算など　不要ですっ！

ピピン「さ〜て！　遊ぶぞ〜〜！

ピピン「1コインじゃなあ……。
　　せめて　最初は
　　100コインは　ほしいですねっ！

ピピン「それが　当たりなんですよ！
ピピン「……って　あの人
　　ぜんぜん　聞いてませんよっ！

ピピン「ボクも　神父になってから
　　ここに来れば　よかったかなあ。

ピピン「な　なにを言ってるんだ。
　　あのダンスに　男は不要ですっ！

ピピン「バカだなあ…
　　うまくやればいいのに。

ピピン「う〜ん…　いいんですが
　　あえて希望を言えば　もっと
　　足を　高くあげてほしいなあ……。

ピピン「けられても　いいです！
　　近くで　見られればっ！

ピピン「ああっ　ボクが　お金持ちだったら
　　ボクだけのために　踊らせるのにっ！

ピピン「それは　ムリというものです！
ピピン「男なら　絶対
　　さわりたくなっちゃいますよねえ
　　リュカさま？

ピピン「ん？　なんか　ひとりだけ
　　若くない人が　まじっているような。

ピピン「うちの宿にも
　　ひとり　ほしいなあ。
　　そしたら　ずっと　華やかになるのに。

ピピン「なんという　うれしい言葉！
　　よし！　もっと見ようっ！

ピピン「ボクには
　　寄付してくれないですよね。

ピピン「あっ　ボク
　　お酒には　興味ありませんから。

ピピン「あっ　それ
　　ボクも　聞きたいです！

ピピン「なんだ……
　　コイン　1枚ぽっちかあ……。

ピピン「な　なんて　こわい女なんだ。
　　ボク　まちがっても
　　あんな人とは　結婚しませんよ！

ピピン「すごろく場かあ……。
　　ボクの　黄金のウデが　うずきますよ。

ピピン「それなら　ボク
　　すぐに　できそうですね！
ピピン「……リュカさま
　　どうして　すぐに
　　否定してくれないんですか……？

ピピン「ボクなら　ゆれも
　　味方につけてみせますともっ！

ピピン「むむっ　こうして見ただけじゃ
　　どれが　金目のものか　わからない！
　　くうっ……！

ピピン「あいつ　起きているように
　　眠る方法を…　いや
　　ボクも　たまに　つかってますが。

▼カジノ船(フローラが妻の場合)
ピピン「ここじゃあ
　　人を呼ぶのが　大変ですよ！
ピピン「どうしたんですか　リュカさま
　　なにかイヤな思い出でも？

▼カジノ船(夜)
ピピン「夜は　ちょっと
　　さみしい感じですねえ……。

ピピン「ボク　星に願いを
　　かなえてもらったこと
　　一度も　ないですよ！

ピピン「ゆうがですねえ。
　　ボクたちは　こんなに苦労してるのに！

ピピン「ここで寝ると
　　背中が　痛くなるだろうなあ……。

ピピン「髪が　ベトベトだろうと
　　関係ありません！
　　バニーさんは　ステキだ！

ピピン「負けたときは　ふとんを
　　かぶって　寝るのが　いちばんです。
　　ええ…　しくしくと　泣きながら。

ピピン「あんな　かっこうしてますが
　　見張りでしたか。
　　これは　気をつけないと……。

ピピン「ダンス　ダンス　ダンス！
　　ダンスがいいに　決まってますよね？
　　若い女の子たちのっ！

ピピン「……………。
ピピン「すみません…
　　なにも　コメントしたくなくて。

ピピン「ボク　男の歌声には
　　興味ありませんから。

ピピン「ふ　不吉なことを……！