▼グランマーズの館
ハッサン「よう　ウイル
　起きたかい？
ハッサン「なんだか　ヘンなことに
　なってきたなあ。
　あの　ばあさんも　あやしいし。
ハッサン「まあ　とりあえずは
　話を　聞いてみるしか
　なさそうだけどな……。

ハッサン「まあ　とりあえずは
　ばあさんの話を　聞いてみるしか
　なさそうだけどな…。

ハッサン「オレは　ぐっすり
　ねむれたぜ！

ハッサン「なんだよ　ばあさん。
　こまかいこと　いうなよ。

グランマーズ「やっと　起きたかい。
　わしゃ　年のせいか　朝が
　早くてね。まちくたびれたよ。
グランマーズ「さて……と
　お前さんたちのことだがね……
グランマーズ「こっちの世界でも
　自分たちの姿が　ひとに　見えるように
　してほしいじゃろ？
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
グランマーズ「この世界で　ふたりの　　　グランマーズ「ふむ……　お前さんたち
　姿が　見えるようにするには　　　　　　　なにか　悪いことでも
　夢見のしずくが　必要じゃ。　　　　　　　考えてるんじゃなかろうね。
グランマーズ「夢見のしずくは　　　　　　グランマーズ「ともかく！
　わしも　仕事で　つかうんじゃが　　　　グランマーズ「この世界で　ふたりの
　今は　きらしていてね。　　　　　　　　　姿が　見えるようにするには
グランマーズ「南にある　洞くつの奥　　　　夢見のしずくが　必要じゃ。
　夢見の祭だんでしか　　　　　　　　　　　　　　　　　：
　手に入らないんじゃよ。　　　　　　　　　　　　　　　：
グランマーズ「しかし　その洞くつには
　最近　まものが　住みついて
　しまってのう。
グランマーズ「とりに行きたくても
　わしや　ミレーユだけでは
　行けないと　いうわけじゃよ。
グランマーズ「そこで　ここは　ひとつ
　お前さんたちに
　行ってもらおうと思ってな。
ハッサン「ちょっと　ばあさん！
　かってに　決めないでくれよ！
グランマーズ「ふぉっほっほっ。
　かってに決めたわけでは　ないぞ。
　これも　夢のおつげじゃよ。
ハッサン「………………。
グランマーズ「ともかく　わしにも
　お前さんたちにも　夢見のしずくが
　必要なわけだし。
グランマーズ「言ってみれば
　これは　たすけあい
　ということじゃな。
グランマーズ「どうじゃ？
　ここから南にある　夢見の洞くつに
　行きたくなってきたじゃろ？
【いいえ】　　　　　　　　　　　　　　　【はい】
グランマーズ「わしも　いそがしいんじゃ。グランマーズ「ふぉっほっほっ。
　2度とは　たのまんぞ。　　　　　　　　 　やっと決心してくれたようじゃな。
　南の洞くつに　行ってくれるか？　　　　　　　　　　　　　：
【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【いいえ】
グランマーズ「ふぉっほっほっ。　　　　　グランマーズ「そうかい。
　やっと決心してくれたようじゃな。　　　　だったら　もう　たのまんわい。
グランマーズ「それじゃ　　　　　　　　　グランマーズ「ミレーユ。
　南の洞くつから　夢見のしずくを　　　　　客人のお帰りだよ。
　とってきてもらおうかね。　　　　　　　　出口まで　おくっておやり。
グランマーズ「そうそう　ミレーユ。　　　ミレーユ「あ　はい……。
　お前も　ついていっておやり。　　　　　ミレーユ「じゃあ　こちらへ。
グランマーズ「それから　これも　　　　　ミレーユ「では　気をつけてね。
　もっておゆき。
　ふくろに　入れておくよ。
ウイルは　やくそう10コを
ふくろに　いれてもらった！
グランマーズ「気をつけてな。
ミレーユ「ええ　わかったわ
　おばあちゃん。
ミレーユ「さあ　行きましょう。
　私も　すこしだけ　あなたたちの
　お手伝いを　させていただくわ。

ハッサン「なんだか　うまいこと
　ばあさんに　乗せられたような
　そんな　気がするぜ。

ハッサン「しかたないな。
　南にある　夢見の洞くつとやらへ
　行ってみるか。

▼グランマーズの館(断った場合)
ハッサン「おまえが　イジを
　はるからだぜ。
ハッサン「どうする　ウイル？
　こうなったら　オレたちだけで
　南の洞くつとやらに　行くか……。

▼フィールド(下)
ハッサン「ウイル　あの　ばあさん
　やくそうを　10個も
　くれただろ。
ハッサン「それって　要するに
　南の洞くつ　とやらが　そうとう
　キケンな場所だって　ことだぜ。
ハッサン「そんなところに　昔
　ひとりで　行ってたなんて
　どんだけスゲエ　ばあさんだ！

ハッサン「ミレーユって
　ばあさんの身内なのかな。
　似てねえけどな。

ハッサン「まったく　あの　ばあさん
　おしつけがましいったら
　ありゃしないぜ！
ハッサン「とはいえ　オレたち
　このままじゃ　じっさい　みうごき
　とれないからな。
ハッサン「いわれた　とおり
　夢見のしずく　とやらを
　とってきてやるしか　ないな。

▼フィールド(下、断った場合)
ハッサン「考えてみりゃ　オレたち
　夢見のしずく　とやらの　情報しか
　たよるもんが　ないんだよな。
ハッサン「だったら　いっそ
　ばあさんと　仲良くしておいた
　ほうが　よかったかな……。

ハッサン「ウイル　南って
　こっちか？　……って
　オレに　聞くなよ。

▼夢見の洞くつ
ハッサン「ここが　夢見の洞くつか。
　けっこう　冷えてるじゃ……
　ハッ…ハッ……
ハッサン「ハーックショイ！！
　！！　おお！
　すげー　声が　ひびいたな。

ハッサン「気をつけろ……。
　奥に　何かいるようだぞ。

ハッサン「こいつ……。
　夢見のしずくを　みんな
　飲んじまうんじゃないか！？

ハッサン「へー　これが　そうなのか。
　きれいなものだな。
ミレーユ「さあ　長居は無用だわ。
　いそいで　もどりましょう。

ハッサン「よし！
　夢見のしずくも　手に入れたし
　ばあさんのところに　もどろうぜ！

▼フィールド(下)
ハッサン「よーし！
　なんとか　手に入ったな
　夢見のしずく！
ハッサン「だが　かんじんの
　使い方が　わからないよな……。
ハッサン「あの　ばあさんの
　家へ　もどるしか　ないか。

▼グランマーズの館
ハッサン「ん？　家のまえに
　ばあさんが　立ってるぞ。
　待ちきれなかったようだな。

【はい】　　　　　　　　　　　　　　　　【断っていた場合】
グランマーズ「おや　おかえり。　　　　　グランマーズ「ふぉっほっほっ。
　その顔は　うまく　夢見のしずくを　　　グランマーズ「あんなに　イヤがったのに
　手に入れてきた顔だね。　　　　　　　　　結局は　夢見のしずくを
グランマーズ「お前さんたちなら　　　　　　とってきてくれたようじゃな。
　ちゃんと　やってくれると　　　　　　　グランマーズ「やはり　わしの
　思っていたよ。　　　　　　　　　　　　　占いのとおり。
グランマーズ「ミレーユも　　　　　　　　　運命には　さからえんもんよのう。
　ごくろうだったね。　　　　　　　　　　ハッサン「まったく　イヤミな
グランマーズ「さあ　つかれただろ。　　　　ばあさんだぜ。
　今日は　ひとまず　お休み。　　　　　　グランマーズ「ふぉっほっほっ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そっちの　でかいのは
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あいかわらず　クチが悪いのう。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　グランマーズ「まあ　よい。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ともかく　つかれたじゃろう。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今日は　ひとまず　お休み。

グランマーズ「さてと……
　今から　夢見のしずくに
　呪文をかけるよ。
グランマーズ「そのしずくを　ふりかければ
　お前さんたちも　この世界で
　姿が　見えるようになるはずじゃ。
ハッサン「でも　ばあさん。
　この世界　って言うけどよ
　ここは　いったい　どこなんだ？
グランマーズ「ふぉっほっほっ。
　ここは　お前さんたちの
　住んでいた世界とは　別の世界……。
グランマーズ「お前さんたちは
　この世界の　住人ではないため
　ひとから　姿が　見えないんじゃよ。
グランマーズ「もっとも　お前さんたちの
　世界から　こっちに　ひとが
　迷いこむなど　ありえないはずじゃが。
グランマーズ「……まあ
　おきてしまったことは
　しかたあるまい。
グランマーズ「夢占い師の
　わしにしか　できないことを
　してあげようじゃないか。
グランマーズ「……それじゃあ
　夢見のしずくを　もらうよ。
ウイルは　グランマーズに
夢見のしずくを　手わたした。
グランマーズ「ぶつぶつぶつ……
グランマーズは　静かに
呪文を　となえはじめた。
グランマーズ「やれやれ
　終わったわい。
グランマーズ「そうじゃ
　このしずくを　すこし
　お前さんにも　もたせてやろう。
グランマーズ「もし　この先
　お前さんのようなひとを　見たら
　そのしずくを　かけておやり。
グランマーズ「お前さんたちになら
　そういうひとの姿が
　見えるはずじゃからな。
グランマーズ「のう　ミレーユ。
ミレーユ「本当は　私も
　あなたたちのように　この世界で
　姿が見えなかったの。
ミレーユ「それを　おばあちゃんに
　助けてもらって　このとおり
　姿が　見えるようになったのよ。
ハッサン「なんだ　そうだったのか！
　それで　あんたには　オレたちの
　姿が　見えたってわけだな。
ハッサン「でも　ばあさんにも
　見えてるのは　なぜだい？
グランマーズ「ふおっほっほっ。
　わしは　夢占いを
　なりわい　にしておるからのう。
グランマーズ「わしに見えない夢は
　ないんじゃよ。
グランマーズ「どうじゃい　お前さんも
　だいぶ　わかってきただろうが……
グランマーズ「真実は　お前さんたちには
　ショックなことかもしれん。
グランマーズ「まずは　サンマリーノからの
　船で　レイドックへ行き　王さまに
　会うがいいじゃろう。
グランマーズ「むずかしいことは
　それから　ゆっくり考えなされ。
ミレーユ「おばあちゃん。
　私　このひとたちに
　ついて　行くことにします。
グランマーズ「そうかい。
　お前が　そう言うなら
　わしは　とめはしないさ。
グランマーズ「どちらにせよ
　わしのチカラで　できることは
　ここまで　じゃからな。
ミレーユ「ウイル　ハッサン。
　これからは　いっしょに
　旅をさせて　いただくわ。
ミレーユが　仲間に　くわわった！
グランマーズ「お前さんたち
　ミレーユを　よろしくたのむよ。
グランマーズ「そして　何か
　こまったことがあったら
　いつでも　おいで。
グランマーズ「わしの　夢占いで
　わかることは　おしえてやろう。

ハッサン「なんだか　一方的に
　はなしが　進んだみたいだが……
ハッサン「身体も　見えるように　なったし
　あたらしい　仲間も　ふえたし
　まっ　いっか！

ハッサン「こっちの　世界にも
　本当に　レイドック城が　あるのなら
　行って　たしかめないとな！

ハッサン「月鏡の塔！？
　名前からして　ラーの鏡と
　かんけい　ありそうだぜ！

▼フィールド(下)
ハッサン「いやあ。
　自分たちが　見えるようになったら
　景色まで　ちがって見えるぜ！

▼サンマリーノ
ハッサン「ふしぎな　もんだな。
　同じ　町なのに　これまでとは
　ちがって　見えるぜ！

ハッサン「ダーマ神殿は
　大きな　あなボコに　なってたよ……。
ハッサン「くそー！　魔王め
　ダーマが　ほろぼされなかったら
　オレたちも　修行ができたのにな。

ハッサン「オレさまの　すばらしさに
　気づくなんて　ここの　シスターは
　ただものじゃないぞ　ウイル！

ハッサン「うっはっは！
　人から　ちゃんと　見えてるって
　うれしいもんだな！

ミレーユ「港町サンマリーノ……。
　ここを　なつかしく感じるのは
　海の香りのせいかしら？
ハッサン「う〜ん。そういえば
　オレも　なんとなく　感じるんだよな。
　ま　気のせいだと思うけどよ。
ミレーユ「そう……。
　ともかく　先を　急ぎましょう。

ハッサン「そういやあ　メラニィは
　どうしてるかな……。

ハッサン「見物ったってなあ……。
ハッサン「まあ　しょうがない。
　もう　ひとまわり　してくるか。

ハッサン「大工仕事なら
　オレだって　うまいもんだぜ。
　なっ　ウイル？

＊「もう！　せっかく　ハッサンが
　帰ってきたっていうのに
　うちのひと　ったら！
＊「ハッサン！　あなたも
　お父さんを　起こしてちょうだい！
ハッサン「ちょっと　待ってくれよ。
　わるいけど　人ちがいだと思うぜ。
＊「まあ　なにを言うの　ハッサン！
　母親の　あたしが
　まちがえるはず　ないじゃないの。
ハッサン「いや　本当だよ。
　この家にも　おぼえがないし
　オレは　旅の　ぶとう家で……。
ハッサン「いこうぜ　ウイル。
　まったく　わけが　わかんないよ。

ハッサン「オレと　まったく
　同じ名前のヤツが　いるなんて
　ややこしい話だぜ！

ハッサン「すがたは　見えなくても
　オレたちの　オーラの強さは
　かくせないらしいな。

ハッサン「よかった。
　ペロは　ずいぶん
　元気になった　みたいだぜ。

ハッサン「いまさら　わるかったと
　いわれてもな……。

ハッサン「そう　言われると
　オレたちも　つらいぜ。
ハッサン「あのときに
　しらせる　方法さえ
　あればな……。

ハッサン「ジョセフー！
　がんばれよー！

ハッサン「くっ……。
　まったく　ひどいことを
　するもんだぜ！

ハッサン「むむむ……。
　レイドック王は　どうなったんだ？
　気になって　しかたないぜ！

ハッサン「レイドック王が
　ずっと　ねむったまま？
　そんなはずは　ないぜ！

ハッサン「こいつ……。

ハッサン「オレも　じいさんのことが
　しんぱいだよ……。

ハッサン「あっ　あっ　ウイル。
　いま　ウソを　つかなかったか！？

ハッサン「ラーの鏡ってのは
　いったい　どこに　あるんだよ……。

ハッサン「ムドーを　ぶっ倒さないと
　平和は　こない　ってことだな。

ハッサン「うう…じいさんよう……。
　あんた　ホントに
　いいひとだなあ……。

ハッサン「レイドック王は
　いったい　どうしちまったんだ。
　気になるぜ。

ハッサン「なんだよ　なんだよ！
　みんな　レイドックのことになると
　ハッキリ　いわないじゃないか！

ハッサン「まずいな　ウイル！
　こんどは　あそぼうと　思ったら
　いくらでも　あそべちまうぜ。

ハッサン「どうする？
　ちょっとだけ　あそんでいくか？

ハッサン「ここが　コイン売場か。
　コインが　買えるとなると
　あそびたい気も　してくるな。

ハッサン「まいったなあ。
　コインが　いっぱい　たまっちまったら
　何に　こうかんしようかな。

ハッサン「オレは　勝負師じゃないが
　ぶとう家だからな。
　どきょうなら　あるぜ！

ハッサン「やっぱ　勝負ごとは
　ガマンだよな　ガマン！

ハッサン「仲間を　ほめられるって
　わるい気は　しないなあ。

ハッサン「この店の　バニーちゃんは
　あいかわらず　旅の剣士の話だな。
ハッサン「旅の　ぶとう家のほうが
　ぜったい　カッコいいのにな……。

ハッサン「こんどは　のろい　かよ……。
　まったく　レイドック王も
　さんざんだな。

ハッサン「さっきは　ムドーの
　のろいとか　いってたのにな……。

ハッサン「まあ　たしかに
　船員の　いうことも
　もっともだよな。

▼夢見る井戸
ハッサン「こいつ……。
　いったい　ここで
　何してるんだ？

▼トルッカ
ハッサン「たしか　ウイルは
　前にも　この町に　来たことが
　あるんだったよな。
ハッサン「こんどは　ちゃんと
　町の人と　話ができるから
　うれしいだろ。

ハッサン「よし　ウイル。
　こんど　泊まるときは
　この宿にしようぜ。

ハッサン「若い娘？
　兵隊が　さがしてるなんて
　ただごとじゃないかもな。

ハッサン「勉強ばっかり　させてると
　オレみたいな　りっぱな大人に
　なれないぜ！

ハッサン「そうだ　そうだ！
　どんどん　外に行って
　あそんでこいって！
ハッサン「おなじ　つかれるのなら
　カラダを　動かして
　つかれたほうが　いいぞ！

ハッサン「子供は　風の子だ！
　そとであそぶのが　いちばんだぜ！

ハッサン「まさか　町長が
　カジノで　大ぞんしたとか……。

ハッサン「まあ　あんまり
　健康のことは
　考えて　ないだろうな……。

ハッサン「おいおい
　まさか　ゆうかい事件じゃ
　ないだろうな。

ハッサン「ゆうかい？
　5000ゴールド！？
　こいつは　たいへんだぜ！！

ハッサン「そうか
　おまえも　心配してるのか
　いい子じゃないか。

ハッサン「そっか。
　町長は　娘を　さらわれたから
　ここに　金を借りに……。

ハッサン「子供を　追い出すなんて
　何となく　気になるぜ。

ハッサン「子供の　遊び場を
　うばうなんて　ゆるせないぜ！

ハッサン「さびた剣？
　わざわざ　そんなものを　みがくより
　新しい剣を　買ったほうがいいぜ。

▼夢見る井戸
ハッサン「仕事って……
　こいつ！

【倒した場合】　　　　　　　　　　　　　【身代金を払った場合】
ハッサン「どんな　もんだ！　　　　　　　ハッサン「くっ！
　思い知ったか！　　　　　　　　　　　　　あいつらめ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ハッサン「いや……
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人の命が　だいいち　だよな。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ウイル！

ハッサン「よし！　これで　解決だな！
　いちおう　トルッカへ　もどってみるか。

▼トルッカ
ハッサン「ちょっと　つかれたぜ。
　こんなときは　宿で休む　なんてのも
　いいかもな。

ハッサン「キレイな　娘がいたら
　それは　また　それで
　心配なんだろうけどな。

ハッサン「オレたちに　かかれば
　こんな　事件くらい
　あっというまに　解決だぜ！

ハッサン「ラッキー！
　いのちのきのみを
　もらっちまったな！

ハッサン「町長は　ゆっくりしていけって
　いってくれているけど　ウイル
　そろそろ　先を　いそごうぜ！

ハッサン「うんうん！
　キズひとつ　なかったんだ。
　本当に　よかったぜ！

ハッサン「いやいや
　もう　いいって　ことだぜ！

ハッサン「エリザさんが　無事で
　何よりだぜ。

ハッサン「よし　よし！
　もう何も　心配しなくて
　いいんだからな！

ハッサン「もう　大丈夫だから
　どんどん　あそびに行っていいぞ！

ハッサン「オレは　もともと強いから
　どんな　ムチャだって　できたぜ！

ハッサン「自分の　カラダが
　とうめいの　ままだったら
　助けてやれなかったよ。あぶねー。

▼トルッカ(身代金を肩代わりした場合)
ハッサン「なんと！
　おれいに　2つも　品物を
　もらっちまったとは！
ハッサン「やっぱり
　いいことをすると　いいことが
　あるもんだよなあ！