▼フィールド
ククール「荒野の　真ん中に船？
　　どうも　マユツバもんだな。
　　あの情報屋　信用していいのか？

▼フィールド(ポルトリンク)
ククール「海ひとつ　隔てたからって
　　木も　草も　変わんねぇもんだなあ。
　　ま　当たり前なんだけどさ？
ククール「ふうん……。

▼ポルトリンク
ククール「せっかく　手に入れるからにゃぁ
　　このへんにゴロゴロしてる　安い船より
　　もっと派手で　豪華なのにしようぜ。

▼荒野の山小屋
ククール「定期船から　降りた時は
　　それなりに　期待してたんだが
　　ほんと　こっちの大陸って　何もねえな。

ククール「船の形をした　岩山ねえ。
　　マジで岩が　船の形に見えましたーって
　　オチじゃ　ねえだろうな？
ククール「ま　いいや。
　　どうせ　他に手がかりもねぇんだ。
　　面倒くさいけど　行くしかねぇか。

▼フィールド
ククール「船ー。船やー。
　　返事しろー船ー。
ククール「……答えるわけねぇか。
ククール「あー　やってらんねぇー。
　　いつまで　この山ん中歩くんだよ？
　　足　疲れた。かったりぃ。

ククール「トロデーン城って……
　　呪いで一夜にして　廃墟になったって
　　あの　トロデーン城か。うわさは知ってる。
ククール「ふうん。となると　馬姫さまや
　　化け物王が　呪いでこうなったってのも
　　やっと　納得いったよ。
ククール「……どうやら　ドルマゲスは
　　本格的に　ヤバい奴みたいだな。

▼トロデーン城
ククール「エイトも　トロデ王も
　　なに　ぼーっとしてんだよ？
　　さっさと行こうぜ。
ククール「ああ　でも気を付けろよ。
　　まだこの城には　嫌な気配……
　　魔物の気配が　プンプンしてやがる。

▼フィールド
ククール「……あのなあ。
　　まだ　トロデーン城に戻った目的は
　　果たしてねぇだろ？
ククール「ほら　図書室で　探し物だって
　　化け物王さまが　おっしゃってたんだ。
　　言うこと　聞いてやれよ。な。

▼トロデーン城
ククール「…………。
ククール「別に　祈ったからって
　　なんか　こいつらが助かるわけでも
　　ねえよなあ。オレの　気休めさ。

ククール「オレは　このへんを探すから
　　お前は　残り全部を担当な。
　　じゃ　そういう事で。

ククール「ありえない場所に　ありえない船。
　　呪われたイバラ城　ときて
　　今度は　月の窓まで現れたか。
ククール「まるで　おとぎ話だね。
　　まあいいや。乗ってみるか。

ククール「荒野が　以前　海だったからって
　　時間が戻るわけじゃない。
　　この城が　元に戻らないようにな。
ククール「どうやら　この図書室に来たのは
　　ムダ足だったみたいだな。

▼月の世界
ククール「アスカンタと　トロデーン城は
　　けっこう　離れてたはずだよな？
　　なのに　なんで同じ場所に通じてるんだ？

ククール「とにかく　これまでの旅で
　　面倒みてやった奴の　誰かが
　　月影のハープを持ってるわけだ。
ククール「たいそうな宝物らしいから
　　金持ちか　王様ってとこじゃねえか？

▼トロデーン城
ククール「おいおい　いくらなんでも
　　ここで　月影のハープまで
　　手に入ったら　できすぎだろ。
ククール「探したいなら　止めねぇが
　　たぶん　無いと思うけどなあ。

▼フィールド
ククール「あの　イシュマウリが言うには
　　月影のハープは　これまで　エイトが
　　かかわった場所のどこかにあるんだろ？
ククール「オレは　トラペッタのほうの
　　大陸は　よく知らねぇから
　　案内　よろしく頼むな。

▼トロデーン西教会(再開時)
ククール「あの　妙な世界の　妙な奴
　　イシュマウリの言うことを
　　信じるなら　だ。
ククール「月影のハープって楽器があれば
　　船を　動かすこともできる。
　　そういう話だったよな？
ククール「しかし　その月影のハープってのは
　　どこにあるんだ？

▼トラペッタ
ククール「ここらは　いちおう
　　トロデーンの城下町になんのか？
　　……へぇ。
ククール「この町じゃ　オレは
　　右も左もわからない。お前の後に
　　ついてくから　適当にがんばってくれ。

ククール「あんな　妙なオヤジの占いが
　　アテになるとは　思えないね。
　　どうせ　クチからでまかせだろ。
ククール「どうしても　にこにこ王さまと
　　ゆかいなお城を　探しに行くんなら
　　別に　止めやしねぇけど。

▼リーザス村
ククール「魚の網に　ひっかかってるとか
　　畑に野菜といっしょに　植わってるとか
　　そういうのは　まずないからな？
ククール「もうちょい　それらしい所に
　　見当つけようぜ。時間のムダ　ムダ！

▼ポルトリンク
ククール「それにしても　荒野のあの船は
　　定期船に　まるで似てない。
　　まるきり　別の乗り物みたいだ。
ククール「あれ……何なんだろうな？
　　いったい　誰が　作ったんだ？

▼マイエラ修道院
ククール「まだ　ここを出てから
　　そう　日もたってないのに
　　雰囲気がよそよそしい。感傷的すぎか？
ククール「ま　どうでもいいか。
　　聞く事　聞いて
　　さっさと出てこうぜ。

ククール「…………。
ククール「必要な情報は　手に入った。
　　もう　ここに用はないだろ。

▼ドニの町
ククール「……変わってねぇなあ　ここは。
　　たいしたことねぇ町なのに
　　なんか　ほっとするね。

▼旧修道院跡地
ククール「人よりたくさん歩いたからって
　　誰も　お前をほめないと思うぜ？
　　効率よく　探そう。な？

▼パルミド
ククール「…………。
ククール「クチを開けると　パルミドの
　　ほこりっぽくて　カビくさい空気が
　　入ってくるだろ。だから黙ってるんだ。

ククール「ああいう　天然っぽい子は
　　けっこう厄介なんだよ。
　　……いや　そうじゃなくて。
ククール「この町じゃない……修道院にも
　　そんなもの　あった覚えはないとなれば
　　答えは　ひとつしかないだろ？

ククール「へえ。ついてるな。
　　アスカンタと　言やぁ
　　あそこの王には　貸しがある。
ククール「月影のハープぐらい
　　こころよく　譲ってくれるさ。

▼女盗賊のアジト
ククール「あの女盗賊と　ヤンガスが
　　昔　いろいろあったとは
　　どうしても　信じられねぇなあ。
ククール「それとも　ヤンガスの背中には
　　チャックがついてて　中に
　　すらっとした男前でも　入ってるのか？

▼剣士像の洞窟
ククール「いや……あの飛ぶやつで
　　遊ぶのは　また今度にしようぜ？

▼荒野の山小屋
ククール「探し物は　たいそうな宝物だ。
　　なら　普通　それにふさわしい場所に
　　あるもんなんじゃねぇの？
ククール「はっきり言って　こんな山奥を
　　探し回るのは　時間のムダだね。

▼アスカンタ城
ククール「アスカンタ王には　貸しがある。
　　王に頼んで　国中の兵士にも
　　月影のハープ探し　手伝わせようぜ。

ククール「これで　ふりだしに戻った。
　　どうも　話がうまくいきすぎると
　　思ってたんだ。案の定だよ。
ククール「で　どうする？
　　おとなしく　王様の兵を待つか？
　　それとも　てめぇでなんとかするか？

▼アスカンタ城(再開時)
ククール「せっかく　アスカンタ王から
　　月影のハープをもらえるはずだったのに
　　まさか　盗まれちまってたとは。
ククール「まあ　しょうがねえや。
　　城の地下の　宝物庫に開いた　大穴から
　　盗賊を追いかけて　取り返そうぜ。

▼フィールド
ククール「いちおう　王様は責任を感じて
　　兵士を集めて　取り戻してくれるって
　　言っちゃあいるけど……。
ククール「でも　あの王様だぜ？
　　実際　頼りになるとは　思えないね。
　　自分たちで　どうにかしよう。な。

▼アスカンタ城地下
ククール「ずいぶん　歩いたよな。
　　今……地下でいうと　どのへんだ？
　　どこまで　このトンネルは続いてるんだ？
ククール「おしゃべりは　よそう。
　　体力温存しとかなきゃな。
ククール「これだけのことをして盗んだ
　　お宝だ。おとなしく返すとは
　　思えないからな。

▼フィールド
ククール「な？　やっぱ王様の兵隊さんを
　　アテにしないほうが　よかっただろ？
ククール「こうなりゃ　月影のハープを
　　オレたちで　取り戻して
　　更に　恩を着せてやろうぜ。

トロデ王「ほお……こんな所まで
　　あの抜け穴は　続いておったのか。
　　なんとも大した根性じゃ。
トロデ王「じゃが　わしの月影のハープは
　　盗賊などには　渡せん！
　　エイトよ　必ずや　取り返すのじゃ！
ククール「いや　ちょっと待て。
　　まだ月影のハープは　パヴァン王の……
トロデ王「のちに　わしの物になるから
　　いいのじゃ！　まったく　男のくせに
　　細かいことを言いおって！！
ククール「あー　はいはい。
　　すいませんねえ。

▼モグラのアジト
ククール「どうも　寒気がするんだ。
　　なあ。とてつもなく　嫌な響きが
　　どこからか　聞こえてこないか？
ククール「例えるなら　凶悪なドラゴンが
　　うなりをあげるような……地獄の鬼が
　　叫んでいるような。そんな　何かが。

ククール「あの　いたずらもぐらたち。
　　かわいそうに。もう　長くないな……。
ククール「ていうか　オレらもヤバイだろ。
　　騒音の元凶　あの大モグラを
　　とっちめて黙らせようぜ！

▼アスカンタ城(ドン・モグーラ敗戦後)
ククール「人間様が　モグラふぜいに
　　何度も　負けるわけにゃぁいかない。
　　そうだろ？
ククール「次　しくじったら
　　末代までの　恥さらしだ。
　　根性みせろよな。

▼フィールド(モグラのアジト)
ククール「いいか。オレたちだけだ。
　　あの　いたいけな　いたずらもぐらを
　　悪魔の歌から　救えるのは。
ククール「そうして　恩を売っておけば
　　また　後でいいことがあるかもしれない。
　　そう信じて　がんばるんだ。

▼モグラのアジト(ドン・モグーラ敗戦後)
ククール「いろいろ　苦労したけど
　　どうにか　月影のハープも手に入った。
　　でも……。
ククール「あのモグラ　ずいぶん適当に
　　弾いてたみたいだけど　まさか
　　壊れてねぇよな？

▼フィールド
ククール「どう見ても　オレには
　　ただの古いハープにしか見えねぇが
　　……ま　本物なんだろう。
ククール「でなきゃ　城の宝物庫から
　　わざわざ　盗み出すはずがねぇもんな。
　　たぶん。うん。きっとそうだ。

▼アスカンタ城
ククール「なんていうか……ここの王様は
　　どうも　頼りないね。
　　アスカンタは　大丈夫なのか？

▼アスカンタ城(再開時)
ククール「月影のハープは　手に入った。
　　あとは　トロデーンの図書室から
　　あの不思議な世界に　行けばいい。
ククール「そうすりゃ　イシュマウリが
　　荒野の船を　なんとかしてくれる。
　　そういう約束だったからな。

▼トラペッタ
ククール「あいつ……イシュマウリは
　　なんて言ってたっけ？
　　海の記憶を　よみがえらせるって？
ククール「わかったような　まったく
　　わけがわからんような……。
　　ま　いいか。細かい事は。
ククール「とにかく　トロデーン城だ。
　　図書室の　月の窓から
　　イシュマウリの所に行こうぜ。

▼ポルトリンク
ククール「ハープ1個が　国の宝か。
　　あのこじんまりした　アスカンタには
　　似合ってるかもな。

▼マイエラ修道院
ククール「オレは　この修道院を出たんだ。
　　以前の上官に　報告する義務はない。
　　もう　関係ないからな。
ククール「さあ　行こう。
　　トロデーン城だ。

▼パルミド
ククール「まあ　用がなくても
　　とにかく　毎日声をかける。
　　このマメさが　勝利への近道だ。うん。

▼女盗賊のアジト
ククール「なあ　あのゲルダって女盗賊は
　　むちゃくちゃ目が悪いのか？
ククール「なかなかの美人だってのに
　　ほんと　もったいねぇなあ。

▼トロデーン城
ククール「おい　早く歩けよ。
　　トロデ王には悪いが
　　この城は　どうも気味が悪い。

▼月の世界
ククール「さて　その月影のハープで
　　いったい　どんな奇跡が起きるのか。
　　乞うご期待ってとこだね。